表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/244

第81死 丘パ

 黒が色褪せていくというよりは一瞬で反転し、砂漠の景色は元のアツい砂色へと戻った。


「こ、これは勝ったんだよなぁ? 俺のチートな栄枯が……」


《わたすの栄枯のシュンサツダヨ!!》


「これが栄枯さんの本気……!!」


「ハハ、派手に美しくキメてくれたようだな」


 エメラルドに煌めいた炎。信じられない瞬殺劇を見届けた丘パのメンバーたちは各々、驚きながら大喜びという状況である。視線が集まったのはもちろんリーダーであり今回の戦いの最大のピースであった──


「ええ、ひじょうにお疲れ様です、丘パのみなさま」


 しっかりとはメンバーの目を見れていなかった、クリアした状況に、高揚感とこもる身体の熱を逃がしながら意外にも淡々と述べた。


 そんな大事をやってのけたハズが少しちがった彼女の態度にも囲むメンバーや死鳥舎にとっては笑いとなり、笑顔となり。


《オカパおつ! ホップもナイトもギンコウも栄枯もおつ!》


「栄枯が全て持ってったけどなぁ、マァ古参ナイト的にはそこそこ追放を免れる活躍したろ」


「乙っす! やっぱり栄枯さんはオーラというか格が違いますし! もう俺あんなの凄すぎますよほんともうッ人生で1番の光景! でも、あぁもう皆死んでなくてすごいですよ!!」


「ハハ、確かに賑やかで素晴らしい仲間がここに集まったようだな。そしてお疲れだ丘梨栄枯くん」


 泉のように湧き上がるぼこ。ぼこぼこチューブのビジョンをバックに、メンバー5人は戦いの高揚感と熱帯びたカロリーを消化するように戦勝話を繰り広げていく。パジャマ姿が発する渋い声の効果もあってか落ち着きを取り戻した栄枯の喋るターンが回ってきた。


 握っていた両の拳にも気付き、先程よりも少し柔らかな表情でリーダーとして。


「ええ、ありがとうございます。このような結果でこのブラックな状況を終わらせれたのは……ナイト、金ポデさん、銀狼様、あなたも」


「そしてあなた方も、ふふ、ええ、ひじょ」


 赤い雨がざーざーと祝福と褒美のつもりなのか、降り積もる。突然のアメにクールでユーモアに締めくくろうとした話は遮られ、何が起こったのかは分からないがすぐに分かった。


「はははは、なんだこりゃまだ栄枯リーダーの砂漠での演説中だぞぉ!」


《アハハ、カドパクのアメ! 栄枯っ!》


「うわぁ! これは……すごい!」


「死を乗り越えたパーティーへの祝福、死のダンジョンということだろうな。ところで丘梨くん」


「……ええ、つづきはこれを回収してからにしましょう。それにここに居続けるのは──精神的にもアレでしょうし、私は少なくとも」


 意外な判断であり指示は下されたが栄枯の決定はこれまで通りの絶対であり、考えてみればアレだけの難敵のいたこの場に居続けるのはなんとなく不気味なことであるというのは各々の思い気付かされるところであった。


 リーダーの決定にメンバーは納得し。


 いつまでも降り注ぐカードパックのアメを拾い上げていく。歩きふれる黒い砂漠ではなく白い砂漠に、彼女にもたらした安堵の気持ちは溜めた息をうながしやがて懐かしい記憶にある少女のような自然な微笑みを浮かべていた。


 大片付けは済んだ。ポイズンスパイダーボム13と仮称された白龍を倒し死のダンジョンで生き残った丘梨栄枯パーティー通称丘パは、この砂漠に5人の足跡と緑の跡だけを残して──スタート地点へとあともどりしていった。




ぼこ:丘パ乙


ぼこ:丘パやった


ぼこ:丘パァァァ


ぼこ:こんなのでも勝てば流行る、丘パ


ぼこ:丘パ! 丘パ! 丘パ!


ぼこ:ドジっ子栄枯ちゃん


ぼこ:↑チンキス!


ぼこ:ドジではないモッテルだけよ


ぼこ:カドパクゥゥゥ


ぼこ:やっべぇ光景


ぼこ:死のダンジョンさんのほんき


ぼこ:丘梨栄枯永久保存版


ぼこ:あらためてバケモノ栄枯さん


ぼこ:ホットプレートどころではない火力


ぼこ:瞬殺栄枯さんかっこいいな


ぼこ:これは栄枯お姐さま


ぼこ:あの緑球待ち受けにした


ぼこ:割とご利益ありそうやな


ぼこ:最近肩凝りひどくて助かったわおね


ぼこ:↑チンキス!


ぼこ:チンキスチカラを上げるのやめろ


ぼこ:あんぐりーどんぐりー


ぼこ:48万


ぼこ:さすがに


ぼこ:↑チンキス!


ぼこ:栄枯の必殺どんぐり


ぼこ:あのネタどんぐりがなんてこったい


ぼこ:そうはならんやろ


ぼこ:栄枯だからね


ぼこ:そうとしか言えねえっすね


ぼこ:よぉわからんけどそういやこいつの初期パックやったな


ぼこ:謎スキルはバグったどんぐり、栄枯です


ぼこ:チートすぎて頭おかしなってんな


ぼこ:丘梨だし


ぼこ:↑ちんきす


ぼこ:栄枯は主人公だからね、当然どんぐりにも大幅に補正が入る


ぼこ:ふざけんな! とは言わない、栄枯だからな


ぼこ:栄枯教が限界突破


ぼこ:ウチの田舎の市長やってほしい


ぼこ:抱いてほしい


ぼこ:彼氏にならせてほしい


ぼこ:俺は彼女にして欲しいかな


ぼこ:↑ホトプレか?


ぼこ:まぁ48万って俺らのことよな


ぼこ:今は50万突破よ


ぼこ:ぼこぼこかまぼこの舞


ぼこ:↑それはチンキス


ぼこ:俺らのぼこが栄枯のチカラ


ぼこ:なんかソレふつうにええな


ぼこ:素敵やん


ぼこ:↑チンキス!


ぼこ:チンキスの酷使はそろそろ限界だぞ


ぼこ:つまり俺がすごい


ぼこ:つまり俺が栄枯


ぼこ:いんじゃないかなそれで


ぼこ:ホトプレもすごかったよ(ホトプレ並感)


ぼこ:金ポデもトランポリン乙


ぼこ:ポデは俺のポデ!


ぼこ:ビギちゃんだぞ


ぼこ:ビギちゃん(謎)


ぼこ:ビギちゃんは流行らない


ぼこ:↑シュトーレン!


ぼこ:他人様の名前で流行る流行らないはやっちゃいけませんよ、ええ、ひじょうに


ぼこ:ホトプレは私がもらうわね


ぼこ:私もホトプレ派


ぼこ:ホップは私だけね


ぼこ:誰だよこのオカマ共は


ぼこ:主婦人気のホトプレです!


ぼこ:まぁ結局強けりゃ人気は出るわな、しらんけど


ぼこ:とりあえず丘パの戦勝祝いにホットプレートは最新式にして栄枯と結婚する


ぼこ:でもシュトーレンは?


ぼこ:いらない


ぼこ:↑チンキシュトーレン!!!!


ぼこ:略してチントレ


ぼこ:丘梨栄枯以下のお笑いは無視にかぎる


ぼこ:おつかれショートデニムはみだちんこ以下を生み出さないでください


ぼこ:栄枯ぐらいの小ボケじゃないとね


ぼこ:アレは31歳の技術だから


ぼこ:栄枯は職人だもんな


ぼこ:チンキスにも限度はあるんだなって


ぼこ:銀狼様も頑張ったよ(てきとう)


ぼこ:《ギンコウだぞ》


ぼこ:《↑シュトーレン! チョットマチガエタダケヤ》


ぼこ:ATMおじさん


ぼこ:カードパックおじさん


ぼこ:ダンディと言いなさい


ぼこ:イケメンには厳しいおまえら


ぼこ:50のイケメンに厳しいっておまえらに救いはないのか……


ぼこ:ダンディ嫉妬罪


ぼこ:ダンディって普通嫉妬せず憧れるんだけどな


ぼこ:パジャマ姿がお茶目!


ぼこ:終盤に仲間になるキャラってだいたい微妙なんだけも絶妙だったね


ぼこ:まぁ金持ちは強いしな


ぼこ:金持ちでも死なない補償はないっすよ


ぼこ:実際ぼんぼんの息子が何人か死んどるからな


ぼこ:準備しても死にます、死のダンジョンです。


ぼこ:まぁこの丘パは運が悪すぎるけどな


ぼこ:運が良いんだよ!


ぼこ:最高のメンバーやったしな


ぼこ:奇跡的な最高の4人やったな


ぼこ:ひゅー、だな


ぼこ:↑チンキス!


ぼこ:あいつもがんばってた? ヨ


ぼこ:おまえらに最後まで厳しいおまえら


ぼこ:アイツもおまえらよりは強い件


ぼこ:無限に金平糖投げてただけの自称ナイト(37)


ぼこ:事実でも言ってはいけないことがある、ひゅー


ぼこ:自称ナイトもおまえらも乙


ぼこ:さすがに終わりか乙!


ぼこ:あとは帰るだけなのよ


ぼこ:カドパクもべらぼぅにあるしURのど飴出るやろ


ぼこ:帰らないで栄枯さん!


ぼこ:あ、ガチのおわり!?


ぼこ:見届けるでぇ


ぼこ:色んなことがありましたよ、ええ、ひじょうに


ぼこ:さすがに31歳これ以上の継戦はきびし


ぼこ:↑ラストチンキス!


ぼこ:ラスト丘梨栄枯、ラスト丘パ


ぼこ:あえて言うなら、乙


ぼこ:栄枯な迷宮daysも終わり!


ぼこ:丘梨クライマックス栄枯


ぼこ:とにかく栄枯がチートでした


ぼこ:…………栄枯!


ぼこ:丘梨栄枯は最高で美人で不滅でべらぼぅです、ええ、ひじょうに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ