第46死 【警戒レベル8】ギガグリッドモンスター
初手は金平糖。
3枚のカードは切られ金平糖手榴弾は一斉に投げ捨てられた。
遠方に聳える巨大なフォルムはカラフル爆破されていく。
触腕さえ破壊は出来ず更なる攻撃が必要と思われた。
「このまま惜しまず遠くから一方的に攻撃して様子を見ましょう、怒ってこちらに向かって来るかもしれませんイカだけに、ええ、ひじょうに」
「はい」
ぼこ:丘梨栄枯で笑ったら死刑
ぼこ:↑笑えよ(31)
ぼこ:はい
ぼこ:はいじゃねぇ
ぼこ:栄枯、死のダンジョンだよ?
ぼこ:死のダンジョンだからな
ぼこ:死のダンジョンはこれぐらいの精神性がちょうどいいんだよ!
警戒レベル8のこのギガグリッドモンスターを倒すか。
隙を突き3人で祭壇へと向かうか。
栄枯がパーティー死鳥舎様と相談し導き出されたのは2つのプランであった。
そして採用された初手金平糖、遠距離射撃カードをもってして敵にダメージを与えつつ観察。古のRPGを参考にイカボスにありがちな独立していると思われる触腕ギミックのひとつを破壊し本体の耐久性とつよさをAIカメラを通したAI栄枯に推測させる。AIと心機人類の頭脳を合わせ倒せると判断したならば全力をもってしてこれを打ち倒し可能ならば鍛冶屋を守り抜き報酬をいただく。
もう一つは祭壇前を占拠している巨体を前へと引き摺り出し、隙を突き祭壇に登りクエストカードを起動し3人で無事この危険なエリアを脱出すること。
命あってこその死のダンジョン、失敗は許されないのだから。
クールタイムを消費し更なる手札を切る、R霊魂球×8。次々と宙にふわり発生した光球は、警棒とホットプレートで弾き飛ばされていきだいたいの狙いをつけゲソや本体にぶち当たり、発光爆発。
死んではおしまい、おしみはしない。栄枯はここで全てを使い切る勢いで景気良くカードを切り攻め立てていくが。
「まだまだ沈みませんね」
「です、うお!?」
後方の触腕先端から赤い発光。
突如発された赤いエネルギー体の連射が栄枯たちを襲った。
赤いエネルギー飛沫が撒き上がる。
黒いプレートは、しゅーしゅー、と白煙を上げ低温から高温へと。
女子2人を守った前に構える頑丈なシールド。横腹に繋がれたエネルギープラグ。
「いってぇ……」
AI栄枯:青年が選んだカードは【SR攻撃禁止防御大UP】【自・ホトプス】【Rジャストガード】。
【SR攻撃禁止防御大UP】45秒間物理攻撃力が0になる代わりに15秒間電子保護シールドが大強化されます。【自・ホトプス】で味方をターゲットされた赤いエネルギーレーザーを自身に集め更にシールドを強化、更に【Rジャストガード】攻撃に合わせタイミングよく発動すればダメージを30%軽減出来る、まさにべらぼぅに素晴らしいカードスキルコンボですね、ちぱちぱちぱ。
ぼこ:ふざけんなよ
ぼこ:しね
ぼこ:↑しんじゃだめでしょ
ぼこ:こいつなんなん
ぼこ:さすが肉やきモブ
ぼこ:死のダンジョンのホトプレ贔屓がひどい
ぼこ:いってぇ……
ぼこ:かっけぇ
ぼこ:いってぇで済むな!
ぼこ:ふざけんなよクソカードゲーム!
ぼこ:これはホットプレートマン
ぼこ:ホットプレートマン!
ぼこ:チート過ぎて死んで欲しいけど死ぬなホットプレートマン!
ぼこ:当たり前のようにあるホットプレート専用カード
ぼこ:嫉妬の低温ホットプレート
ぼこ:今夜はイカ焼きよぉーー
ぼこ:さすがホットプレート、イカの天敵だぜ
ぼこ:そもそもホットプレートは盾じゃない! (重要)
ぼこ:ホットプレートは伊達じゃない!