第42死 紫な電子な鍛冶屋
「では次は焼き肉のたれで、私少し電子焼き肉のたれを味見をしました……甘いです！ ええ、ひじょうに甘い、これでは焼き肉に砂糖をまぶしているのと同じです。そこでコチュジャン、辛味を加えて本場な大人な味に、更に漬物汁を少量加えて酢の代わりにします、そしてニラと生姜鉄板ですね、焼き肉のたれにはゴマも含まれておりひじょうに相性の良い組み合わせかつ漬物汁で少しだけさっぱりシルファンカレーソースとの差別化を図りました、ふふ」
「うわ、これもめちゃめちゃいいです！ こっちは焼き肉って感じです！ 甘さもありますけど辛味とこのニラ乗せて食べるとめっちゃ飽きない美味い！」
「★★★▼▲♪」
「ふふ」
ぼこ:このクソ番組を終わらせる方法
ぼこ:もうおまえらそこに住めぇい！
ぼこ:にくモブこいつ何食わせても美味いしか言わんな
ぼこ:栄枯の手料理は世界一
ぼこ:焼き肉のタレアレンジ女
ぼこ:↑結婚するなら栄枯だね！
ぼこ:焼き肉のたれアレンジする美人クールお姉さんは最強よぉーー
ぼこ:毎回美味いのか不味いのかよくわからんの作るのやめろ
ぼこ:結局焼き肉やんけ！
こうして丘梨栄枯パーティーのアレンジ焼き肉パーティーは終わった。
食後の運動と称して、道中の敵を撃ち破りたどり着いたのは。
「紫な電子な鍛冶屋……ですかね」
「ええ、ひじょうに紫な電子な鍛冶屋です」
栄枯たちの前に突っ立っているのは紫の線、紫なグリッド粘土で出来た人型GM。
敵モンスターとして第2死に出てきた緑の人型GMの色違い。
ぼこ:手抜き
ぼこ:手抜きモンスター
ぼこ:モブの色違いはひどい
ぼこ:紫な電子な鍛冶屋！
ぼこ:ええ、ひじょうに！
ぼこ:栄枯ワールドはパパッとだからな
ぼこ:鍛冶屋要素どこだよ
ぼこ:死のダンジョンはたまにふざけるからな
紫な電子な鍛冶屋はゆっくりと歩き栄枯に近づいてきた。
敵対モンスターの雰囲気ではない栄枯は特に警戒する様子もなく、差し出された紫な右手の一枚のカードを受け取った。
「おや、これが紫な電子な鍛冶屋のドーピングアイテムなのでしょうか？」
栄枯は表に翻し受け取ったカードを確認した。
【警戒レベル1】
そう書かれていた。
イヤな気配に一同は振り返ると緑グリッドの床から、GMウルフ、人型GM、GMオークなど見たことのあるメンツに、侵入口は一つ袋小路になっている小部屋は囲まれていた。
「これは罠でしたか、ええ、ひじょうにムカつきますね」
「うお！？ ……みたいですね！」
「▼▽▼！？」
栄枯が振り返って様子を見てみた紫な電子な鍛冶屋は後ろに下がり棒立ちしている。
「私にこれを倒せと？」
「たぶん倒せば褒美的なのでは……！？」
「なるほど、ふふ、ただで貰えると思ってた私がお馬鹿だったようですね」
「しゃべっている暇はありません各々いつも通り適当に援護！」
「ハイ！！」
「★†！！」
姿勢良く構える長身のブラック包丁、勢いよく格納していたショートデニムから取り出したブラック警棒、どっしりホットプレートを右手に背負い。
これ以上の状況確認とおしゃべりは必要ない、警戒レベル1なバトルは始まる！
ぼこ:紫な屑な鍛冶屋
ぼこ:栄枯罠にハマる
ぼこ:まぁタダなわけはないわな
ぼこ:なんなんこれ？
ぼこ:おそらく護衛任務やな、しらんけど
ぼこ:すっかり見慣れたこの3人
ぼこ:フツウにバトルを始めるな！
ぼこ:最近バトル多いなこのパーティー
ぼこ:これがダンジョンなんだよ！
