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第36死 第1死から第2死へ

AI栄枯:仙人は電世から現世へと帰還した。

仙人「飼い猫のシャケのことが心配でのぅ、あと台所の蛇口もひねりっぱなしじゃはは」

そう言い、栄枯からもらったUR脱出ののど飴を使い先に死のダンジョンを脱出したのであった。


彼は様々な事を教え快く相談に乗り栄枯に仙人様と慕われていました。栄枯は仙人様の余ったカードと魔法瓶を受け継ぎ……ダンジョン攻略主にモンスターとの戦闘に関しては彼の指導により栄枯の戦闘力、姿勢、構え、精神的にも大きく向上しました。物怖じしない精神的にも強く芯のある女性である丘梨栄枯ですがカメラの回っていないところではときに弱気を見せることもありその度に後方に立つ仙人様は────。




ぼこ:じゃはは


ぼこ:じゃははは、は?


ぼこ:え、待って?


ぼこ:チュートリアル仙人逃亡


ぼこ:そりゃチュートリアルだからね


ぼこ:ふざけんな!


ぼこ:ご老人だからね、最優先


ぼこ:若者はもっとがんばれ


ぼこ:そりゃ飼い猫は最優先だわ


ぼこ:シャケ


ぼこ:シャケだかおかかだかしらねぇがクズ


ぼこ:そりゃ栄枯かシャケならシャケよ


ぼこ:まぁ台所の蛇口ひねりっぱじゃおちおちダンジョン探索できんわな


ぼこ:栄枯仙人様にだまされとる!


ぼこ:栄枯は歳上にはやさしいからな


ぼこ:慕ってたのかよ簡単に脱出手段渡すな!


ぼこ:いやまぁ強制的に呼んだのは栄枯だから……


ぼこ:さすが栄枯吐い信者の鑑だね


ぼこ:修行シーンなんて一切なかったが?


ぼこ:栄枯はプロフェッショナルだからね


ぼこ:仙人は強すぎるから強制退場!


ぼこ:↑やめなさい


ぼこ:仙人おつ!


ぼこ:みんなそれぞれあっちの生活があるからね




 仙人に手を振りこの死のダンジョンから消える瞬間までを見送った3人。はじめての仲間との別れなんとも言えない少しの静寂の間をおき。


 目の前には大きな青い(まる)ゲート。吐い信者がしゃべるまではしゃべらないそんな空気の中、一歩一歩前へと踏み出していた栄枯は振り返り。


「さて、では第2死紫な電子な鍛冶屋とやらにパパッと参りましょうか、金ポデさん、あなた、準備はよろしいですか?」


「★★★♪」


「えっと、いつでもいけます……!」


 金ポデと青年、エメラルドに光る瞳と暗いダークガーネットの瞳。それは電子化、現世から変換されたかりそめの姿であるが丘梨栄枯と共に確かにその場に存在している各々の意志と精神。


 最後にニッと微笑む栄枯に、仲間たちも釣られて自然と笑顔をこぼれみせる。吐い信者は最後にビジョンに映る目まぐるしく流れるぼこを眺めながら、青いゲートへと向き直った。


 トートバッグを右手に背負うその彼女の大きな背を頼りに、3人は青いゲートをくぐり、いざ第2死へと向かっていった。




ぼこ:なんかこいつら普通にダンジョン攻略しだしたな


ぼこ:↑これでいいんだよ!


ぼこ:よちよちカレーから嘘のようなダンジョン探索!


ぼこ:まだ最終回っぽいんだが


ぼこ:ここで終わる漫画も多いよな


ぼこ:俺たちの戦いはこれからだ!


ぼこ:まだだまだ終わらんよ、ええ、ひじょうに


ぼこ:まぁ死のダンジョンはここからよ


ぼこ:サイハテ目指そうぜ!


ぼこ:丘梨栄枯がかっこいいだと……


ぼこ:まぁ割と感涙


ぼこ:姪と一緒に観てるけど泣いてる


ぼこ:ところで紫な電子な鍛冶屋ってなに


ぼこ:それはきっと紫な電子な鍛冶屋!

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