第211死 よくやった、丘梨栄枯!!!
ぼこ:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
ぼこ:↑チチチチチンキス!
ぼこ:ひじょうにやっべぇドス黒い花火
ぼこ:なんやこの丘梨栄枯……
ぼこ:修行した未来丘梨栄枯の姿
ぼこ:嘘こけ屁こけこいつが一瞬でも修行してるとこ見たことないぞ!
ぼこ:才能の差は残酷ざんこくぅ!
ぼこ:見ない間に育ちすぎいいいい
ぼこ:どなってんねんその黒嵐
ぼこ:ブラックストーム栄枯爆誕
ぼこ:丘梨なのにちょっとかっけぇじゃねぇか
ぼこ:クールで長身そりゃかっこいいよ
ぼこ:さっすがリーダー
ぼこ:なんか言いたいけど、そうだよっ!
ぼこ:まずあの敵なんだよ
ぼこ:這い這いモンスター
ぼこ:丘梨栄枯のガチ!
ぼこ:栄枯の勝ちィィィィ!
激しい────、ぼこの白いデフォルト文字の流星が流れる。
勝利の余韻。
モンスターの居なくなった宇宙で。
再び各々の役割を果たし駆け寄って来た。
「ヤッターァァァエイコォォ!!!」
「ひゅー」
「ふむ」
「栄枯さん!」
「ええ」
振り返った栄枯は笑顔で返事をし、飛び込んできたひろがり靡く金髪を受け止め、
「エイコおつかれデモなんで連絡こなかた? わたすドイツのドッツで修行しながら待てた!」
「ええ、それはきっと……このためです! ええ!」
「栄枯古参の俺にも来てねぇぞひゅっ!」
「俺も……でもまた会えてまじで良かったっす!」
「私には……おっと、丘梨くんところでコレは一体どういう敵なのかね? 普通ではないのは良く分かったが」
「それは、ええ、話すと少し長くなりそうですが……やはり、ふふ、ラスボスでしょうか?」
ぼこ:栄枯教にも来てないが?
ぼこ:↑はいチンキス
ぼこ:こいつまじリセットする気だったろ
ぼこ:↑チンキス!
ぼこ:そりゃわざわざこいつがドイツに行くはずがない
ぼこ:↑チンキシュ!
ぼこ:うるせぇ丘パなんだよ!
ぼこ:丘パのリーダーは追いかけないと置いてくからな
ぼこ:連絡一切よこさないやつの為に駆けつけて戦うなんてこいつら聖人か?
ぼこ:↑チンキス!
ぼこ:栄枯は教祖で聖人
ぼこ:星人ではある
ぼこ:ここまでチンキス
ぼこ:てか勝ったん?
ぼこ:黒ツバダイヤモンドガールと這い這いモンスターはさっき栄枯のチートで散ったぞ
ぼこ:ラスボスが腕生えた石に乗る黒帽女ってそれなんなの?
ぼこ:なんか服も丘梨ぐらいダサかった気が
ぼこ:↑チンキス
ぼこ:ダサ帽子被った女がラスボスっておかしいよおかなし
ぼこ:ラスボスは堺市にあり
ぼこ:スケールが狭いな!
ぼこ:そういやこいつら堺市なのか?
ぼこ:堺市は今謎シャボン玉でやばいらしい
ぼこ:ドッツがやらかしたようで
ぼこ:栄枯は今スカイハイよー
ぼこ:死のダンジョンから堺市へ出張してきたラスボス
ぼこ:↑それをラスボスっていうのか……はたして?
各々の武器を仕舞い、一息────。5人で眺めるぼこぼこチューブの青いビジョン。今となっては外の事はよく分からない死鳥舎のタイピングする有用な情報を頷きながら取り入れ、現在丘梨栄枯パーティーの置かれている状況を精査していく。
くだらないタイピングや称賛のものに、くすりと笑うリーダーと同じ時間同じ場所に存在するメンバーたち。どこか懐かしい感覚を味わう栄枯、それぞれもまた今までどうしていたのか軽い雑談など────。
「んー、なんかほんとにモンスター来ないっすね? さっきので終わったのかも」
「ここ出れないのエイコ?」
「ええ、既にこっそりと脱出ののど飴を試しましたが無理でした、ふふふ」
「ひゅっ栄枯、おまえラスボスから逃げるなよはははは」
「ええ、ふふ、あまりにもしつこいのでついっ」
「ふむ、結果的に丘梨くんの命があって何よりだが。そろそろ先が……おっとどうやらそろそろ進めそうだな」
敵を打ち倒して空になった5人を乗せる半球状の宇宙空間のドームは、ざざざーっと全面のモニターが歪むように何か次の景色へと誘う予感を見せている。
ぼこ:ははははチンキス!
ぼこ:こいつまた逃げようとしたんか…
ぼこ:ラスボス戦は逃げるもの、栄枯です!
ぼこ:こいつ毎度逃げてるからな
ぼこ:普通に考えりゃ倒す義務もないし逃げるやろ!
ぼこ:たしかに
ぼこ:丘梨ソロじゃさすがにね
ぼこ:やっぱ丘パよ
ぼこ:ラスボス戦は逃げられない
ぼこ:それもどうかと思うけどな
ぼこ:とりあえずおっつー
ぼこ:お疲れショートデニムはみだ
ぼこ:↑チンキス!
ぼこ:生きててよかったよ栄枯
ぼこ:おや
ぼこ:ご褒美かな
ぼこ:空間が歪んでいくぅ♪
ぼこ:よくやった!
ぼこ:よくやった、丘梨栄枯!!!




