第210死 躍動丘パ、咲かせろ吐い信者!
ぼこ:開幕から全力です、栄枯です!
ぼこ:紫モンブラン逝ったああああ
ぼこ:期待してたモンブラン開幕で死んで笑った
ぼこ:モンブラン要素どこだよ
ぼこ:触手はだいたいモンブラン
ぼこ:一理ある
ぼこ:やっぱチーズケーキだなっ!
ぼこ:↑チンキス
ぼこ:訳わかんねえモンスター相手に甘味の話してんじゃねーよ
ぼこ:まぁ金平糖バルカン撃ってんだけどな
ぼこ:金平糖バルカンがそもそもなんだよ!
ぼこ:騎士の乗るキックボードからべらぼぅに出るヤツ
ぼこ:↑まずどっから突っ込めばいいとおもう
ぼこ:ブッ込めばいいとおもうよ
ぼこ:騎士なら金平糖バルカン撃つしキックボードにも乗る
ぼこ:キックボード乗った騎士2人も抱えてるこの勇者パーティーどうなってんだ
ぼこ:丘梨からしてどうした勇者だし
ぼこ:↑チンキス
ぼこ:何が悪口になるかべらぼぅな選別が必要ですよ、ええ!
ぼこ:鮮やかなマルチプルビーム爆殺
ぼこ:こんな統率取れたパーティーだったっけこやつら?
ぼこ:MMOで栄枯だからな
ぼこ:栄枯は戦闘中は真面目よぉー
ぼこ:そだっけ?
ぼこ:↑チンキス!
ぼこ:てかどいつもパワーアップしすぎぃぃぃ
ぼこ:ドイツだからな
ぼこ:↑はいチンキス
ぼこ:ガチでドイツが強い件
ぼこ:いっちゃえよ丘パ
紫モンスターてもんちゅるらを鮮やかな斉射で撃破。
続いて鬼亀の要塞がばら撒いたスタールビーは、
「【傘・ラァァァキプス】大!」
既にMMOで敵の特徴情報を共有済み、掲げたプレートから発動した発動の速い範囲雷で誘爆させ撃ち落とした。
やはり怒り首手足を内部へと引っ込め先程と同じようにタルトルビーの甲羅で回転し始めた亀からちょっかいを止め分かれ避けていく足の速いキックボード遊撃部隊。
「ひゅっ【URスパイダーネット阿】」
「ふむ【SRスパイダーネット吽】」
予期しなかった4本の電線に当たり激しく痺れた亀。ナイトの出力したURの痺れる糸を同種カードのSRの出口が受け取り、バトルカードを挿入した機器を媒介にキックボード間の強力な電線を成す。まさに古参騎士同士の阿吽の呼吸で新兵器をぶっつけ本場で使いこなしていく。
このキックボード遊撃部隊が作った大チャンスに既に残りの2人は仕掛けている。
「【バウムス】【バウムス】【バウムス】【クヘーェン】!!!」
夜空に浮かべたスキルバウムス、真ん中に穴の空いた円石は6つの扇状の石に分かれて黄色いオーラでコーティングされ思いのままに操られる。
出来上がった数々のイエローストーンの礫達は、解放されたポニーテールと解放されたネムっていた膨大な電量で広がり逆立つ金艶髪、異国の美少女の指揮する黒い杖の号令で全方位からタルトルビーの甲羅に激しく打ち付けていく。
繊細な操作そして大胆に押し付けるようなアタック、それは雑にラッキーに赤い宝石の六芒星の輝きの中心を傷付けスタールビーの甲羅は次々とひび割れていく。
打ち付けて鳴り止まないイエローストーンの雨に堪らず、痺れたまま防衛本能で引きこもっていた亀頭は息継ぎをするように、
「いっけええええ【墨・ラリプス】金平糖斬りアァァァレンジ!!!」
赤い亀頭の正面には既に、ぐるぐると回り遠心力を存分に付けた────ホットプレートのスキルラリアット。自・ホトプスで吸い寄せた金平糖カードを添えたカラフルなイチゲキ斬りは仲間たちと共有した連携、ジャストタイミングで炸裂。
ルビーの亀頭をかち割った。
鼻先からタルトルビーの巨大宝石要塞は脆くも崩壊し、赤い光のシャワーが舞昇っていく。
ぼこ:つよい
ぼこ:嘘のような謎の連携
ぼこ:やっべぇドイツ人!?
ぼこ:ドイツしんじてた
ぼこ:ちゃんと名前で呼んでやれ
ぼこ:キンポデ
ぼこ:金ポォデン様
ぼこ:金ポデさん
ぼこ:遠い存在になった人
ぼこ:シュトーレンさん
ぼこ:↑シュトーレン!
ぼこ:謎キックボードナイト
ぼこ:馬より便利よキックボード
ぼこ:騎士なんて古いぜキックボード騎士だぜぇ
ぼこ:時代にあったナイトのカタチ!
ぼこ:ナニをのたまおうがホットプレートで戦うヤツよりマシィ!
ぼこ:それはそう
ぼこ:まさにそうでしかない
ぼこ:相変わらずのチートで
ぼこ:てかまたしれっとスキル増えてるよこの野郎
ぼこ:ホットプレートラリアット炸裂
ぼこ:もはやホットプレートは神
ぼこ:巨大赤亀の料理完了!
ぼこ:ほんと一般人のくせに謎につえぇよおまえら
ぼこ:社長と狩野千晶とドイツ人とナイト定期
ぼこ:だれだよ狩野千晶
ぼこ:千晶ちゃんだぞっ
ぼこ:1人だけ本名やめろ
ぼこ:丘パだからなッ!
「急にしゃべらなくなってどうしたんです、ええ」
「フフフ、あまりにも仲がよろしいので正直なところびっくりしてしまい。ここで口を挟むのも……私という存在は少しミステリアスなぐらいがよろしいかと?」
「ふふ、謎のカメラ意識を今更に! 帽子の裏の化けの皮剥がせてもらいます!」
「フフフ、できますかあなたにッ!」
「ええ、パパッとォォ! 【チンキスブレェェード+140】!!!」
「フフフフ娘のそれはッ母の最高の防御で受け止めます!!!」
「ええッ母親ならしっかり娘のイシを受け止めてくださいっ!」
受け止めたエメラルドハルバードと飛びかかったブラックな包丁は美しい微笑みの火花を散らし長くかち合い、
膨大な電量を爆発起動させた栄枯の必殺技はそのイチゲキの黒い華を開かせていく。
咲かせた141連撃の黒華はキューブモンスターとその拳に覆われた騎乗者を斬り刻み宇宙の果てへと腹滑りに運んでいく。
「イシの腹筋を食い縛ってくださいッはぁぁああああ!!!」
滑る黒華の石を、下から突き上げる──滑る下腹を突き上げる宇宙色の巨拳は、
「ナニ!? ならばッこうですッ」
「八隅はパパッとォォ!!!」
不意に拳に打ち上げられ宙に浮かび上がった重い黒華の石から──意図的に八つ散った黒い花弁は、今度は美しくコントロールされ刻む。
丘梨栄枯が気付いたのは決してその石の手が抑えることのない八つ。五つ全て同じジェスチャーの手の不自然さその弱点は、立方体の成す手付かずの八つの角。
散った花弁の黒三日月はとてつもない一瞬の判断一瞬の集中力で収束──同時に斬り刻まれたのは鋭い八つの角、切り分けられたのは最高の防御を称されたキューブモンスター。
確かなクールな観察眼で弱点を八つ同時に突くクリティカルなイチゲキは、
刻み込んだ──これまでに蓄積していた黒い電量をパッと何度もパッと咲かせる膨大な爆発花火の彩りは、背景の宇宙の色にさえたしかに濃く映える。
「ええ、最高の防御には最高の攻撃と一瞬のアレンジでパパッと……ふふっ!」
最高の防御で敵を大いに苦しめた圧するマッスルフィンガーズキューブは、吐い信者丘梨栄枯の最高の攻撃と一瞬のアレンジ力で黒い華に染め上げられ見事に討ち取られた。
黒い二刀両手に白い歯をみせて笑う頼れる吐い信者の姿をAIカメラは捉えている。




