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第21死 お前ら出番やぞ

 仙人は謎の手持ちマッピングレーダーを使っていたが、金髪美少女の補助のもとぼこぼこチューブのAIによるマッピング機能をつかい死鳥舎とともに探索をすすめている。


「これは便利な機能じゃな、ワシも次回の探索から使わせてもらおうかの」


 ビジョンを宙に浮かばせながら土床の一本通路を仙人を先頭に2人は進んでいくそしてやがて見えて来た進入口を抜け大部屋へと。




ぼこ:そうじゃの


ぼこ:じゃのー


ぼこ:AI栄枯の正しい使い方


ぼこ:まぁメリットはありますわね


ぼこ:デメリット(お前らがついてくる)


ぼこ:謎レーダーはなんやねん


ぼこ:そりゃ仙人は謎レーダーもってるわな


ぼこ:なんこれ!?




 ゴガゴガゴガ、と異様な振動音を感じ仙人が背を振り返ると進入口は周りの岩壁と同化して塞がれていた。


 すぽっと同色の岩壁をそこに当てはめたかのように。



「ん、運が悪いのぅモンスターハウ巣じゃ」


 モンスターハウ巣、そのシステムに獲物がかかるのを待ち構えていたかのようにぞろぞろと2人の元に集まってきたカラフルなスライムボックス、そして人型の大きなオークが1匹。


「じゃ1人で生き延びてみるがいい異国の者よ、何事も経験じゃ」


 そう言うと仙人は浮遊して迫って来たカラフルなボックススライムたちの間を流水のように華麗な動きで抜け、ブラックな果物ナイフで通りすがりに斬っていった。


 仙人が素速く舞い辿った軌跡、次々とバラバラになっていくボックススライムたち。


 さらに迷わず投げ捨てた果物ナイフは肌色の豚面の眉間を貫き、その人よりも大きな体躯はズシリと地に倒れ光の粒へと還っていった。


 そして仙人はカードを発動、発動発射した金の糸は緑の獣を絡め捕らえてビリビリと青い電流が流れつづけ金髪美少女の前へと転がり落ちた。


 仙人によるお茶目なグッジョブポーズがAIカメラと金髪美少女へと送られ。仙人は走り暗がりの奥へと消えていった。




ぼこ:は?


ぼこ:まさかの金髪美少女放置


ぼこ:クズ仙人!?


ぼこ:仙人逃亡


ぼこ:ひでぇ


ぼこ:さすがに笑った


ぼこ:モンスターハウ巣で放置はあかん


ぼこ:チュートリアル仙人裏切る


ぼこ:これは鬼畜ジジイ


ぼこ:巣破壊しに行ったんやろ


ぼこ:てか仙人うごきやべえ


ぼこ:仙人だからな


ぼこ:鬼畜仙人つよくて笑う


ぼこ:SRパラライズネット置き土産やぶっ叩け金髪美少女




 唖然焦燥していた金髪ポニテは死鳥舎のぼこを読み状況を理解した。AI栄枯によりより票を集めた死鳥舎様の判断が表示され。


 一瞬にて覚悟をキメた。痺れ拘束されて動けない眼下の敵、エメラルドの目は瞑らず勢いまかせに地に振り下ろしたブラック警棒で5度ぶっ叩きグリーンウルフを光の粒へと還す事に成功。


 格上を倒し一気にレベルアップした異国美少女、みなぎってくるパワーと快感に息を荒らげ戸惑いながら、次の敵が押し寄せて来た。ここは死のダンジョンのモンスターハウ巣、状況は待ってくれない。


 美少女は自分でも躊躇なく動けたのが不思議だった。ハァハァと呼吸音高鳴る心臓音、迫り来る魔物の不気味な鳴き声、宙に浮かべたビジョンを確認し死鳥舎の次のアドバイスによる後押しを待つ。




 ▼10万ぼこ突破▼


ぼこ:クズ仙人を許すな


ぼこ:SR金平糖手榴弾投げろ


ぼこ:仙人のスパルタ教育


ぼこ:まぁその武器ならイケるやろ


ぼこ:なんで警棒もっとんねん


ぼこ:ダンジョンだからな


ぼこ:一般人でも容易に買えるからな、ええ、ひじょうに


ぼこ:おまえら出番やぞ


ぼこ:金平糖で雑魚を蹴散らせ


ぼこ:クズ仙人から貰ったカード全部つかえ!


ぼこ:金平糖2枚あるやんヤッちゃいなよ異国ちゃん


ぼこ:声出してけ


ぼこ:なんやねんついさっきまでこちとらカレー作ってたんだよ!


ぼこ:そういやここ死のダンジョンだったわ!


ぼこ:異国金髪美少女を守るのが日本人の使命だってんだよ!


ぼこ:美脚やな


ぼこ:うなじ舐めたい


ぼこ:死のダンジョンで生き残れ金髪ポニテショートデニム美少女!

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