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乗ること  作者: 薬苓(ヤクレン)
1/4

始まるライフ


危ないだけじゃないよ?


暑すぎても、寒すぎてもバイクに乗るのが億劫ですね。

でも、ちょっと我慢してみませんか?

美味しいものと、とっておきの景色達が待ち構えているかも…?







「めんっきょだぁーっ!!」


初めまして、夏宮(かみや) (れん)です!

本日、念願のバイクの免許をとりました!

これで僕もライダーの仲間入りです!


16歳の1ヶ月前、教習所に通い始め、放課後と夏休み全てを教習所に当て、誕生日に卒検を受け、翌日の今日!

試験に無事合格し、免許が交付された。


しかし、残念ながら僕はまだ自分のバイクが無い。

一応、父のバイク仲間が余ってるバイクをくれるが11日も先の話だったり!

なので、明日は父のスクーターを借りて友達と遊びに行く予定。


僕が通っている学校が工業高校だからか、16歳になっているクラスの奴らは皆、原付か普通自動二輪の免許を取得していた。

クラスの誰かが免許を取得する度に、免許を既に取得している奴らがお祝いと言ってどこかへ連れ出すのが恒例になっている。

まだ高校入学して半年経っていないのに。

凄くいいクラスメイト達だと思う。


前もって目的地、走るルート、危ない場所、走る順番を免許持ってる組が思考しツーリング計画を立ててくれている。

目的地だけは教えて貰えない。サプライズだそうだ。

そのせいで僕は昨日の夜全く寝れなかった。

きっと今日の夜はもっと寝れない。


僕は家に帰ると直ぐ父にスクーターの乗り方や、何かあった時どうしたらいいかを教えてもらった。


「いいか?車はこっちなんて見てないと思ってはしれよ?」


「わかった。車はミサイル!」


「そう、制御不能のミサイルだ。」


ちょっと大袈裟かもしれないけど、これくらい危ないと思った方が丁度良いと父は言う。

父の友人たちが何人も亡くなり、ほとんどが右直事故や故意的な幅寄せが原因だと聞いた。

中には僕もお世話になった父の友人達もいる。

本当に一瞬。昨日も会ったのに、数十分前まで楽しく雑談していたのになんてざらだった。

だから余計に父は心配なのだと思う。


でも、その反面バイクの良さ、景色の感じ方、繋がりの広さ、言葉にできないモノを感じて欲しいと言う。

ただ煩い、危ないだけじゃなくて、乗って、運転した人にしか分からない心の震えを、僕にも知って欲しいらしい。


小さい頃からずっと、父のバイク仲間に会ったり、話を聞かされたり、タンデム(後ろに乗る事)させてもらって、僕にはバイクに乗らない。

と言う選択肢が考えられないくらい焦がれるものになっていた。


タンデムしてどこかへ行く以上に、自分でどこかへ行く事の良さを僕はまだ知らなかった。

僕が思う以上に日本は広すぎて、僕が思う以上に心が走る事を欲する様になるとは想像していなかった。





お読み頂きありがとうございます!


初めての投稿です。

誤字脱字、読みにくかったり色々と至らない事が多過ぎるとは思いますが、優しく見守っていただければ幸いですm(_ _)m


仕事の都合上亀さんより遅い亀更新です:( ;´꒳`;)


お目汚しにはなると思いますが、よろしくお願いします(๑•̀ㅂ•́)و✧

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