ダイズは畑の肉以上
今回は大豆についてお話します
大豆はですね、なかなか人体に良い優秀な食材なのです
畑の肉と言われ、必須アミノ酸も多く、炭水化物は食物繊維にオリゴ糖も含まれるなど・・・他にもとにかく色々あります。今日はその一部をご紹介しましょう
まず大豆は畑の肉と呼ばれ、必須アミノ酸も多い優秀な食材です!
しかし、大豆はリシンが多くメチオニンやシステインのような含硫アミノ酸が少ないという特徴があります。万全というわけではないんですね!
ではどうすればよいのでしょうか?
簡単です、お米を一緒に食べればいいんです。理由は簡単、お米で大豆に少ない含硫アミノ酸を補うことができ、大豆に多い必須アミノ酸のリシンが少ないからです。
要するにお互いの足りない部分を補うことができるということです。
次にダイズタンパク質の作用についてです。
ダイズタンパク質は血中コレステロールを低下させます
では仕組みを説明しましょう
ダイズのタンパク質は分解され、吸収されない非消化性ペプチド(タンパク質を分解しまくった残り)が腸管に残り胆汁酸と結合して胆汁酸の再吸収を阻害します。そして胆汁酸というのはコレステロールから作られます!
結構簡潔にまとめましたが……胆汁酸をガンガン排出させて材料のコレステロールをガンガン使おうということです
他にもダイズには植物ステロールが含まれています。これもまたコレステロールの吸収を抑えます。仕組みは少々複雑なのですが、簡単に言うとコレステロールは体内に吸収される際に運び屋の力を借りなければなりません、しかし植物ステロールはコレステロールの運び屋を奪います。これによりコレステロールは運び屋の争奪戦を植物ステロールとしなければならず吸収量が減るという訳です。
ちなみに、植物ステロールはコレステロールの運び屋を奪いますが、ほとんど吸収されません。なので結果コレステロールの排出が増えることになるのです!
では次にダイズの炭水化物についてです。最初に紹介した通り、ダイズにはオリゴ糖が含まれています!
オリゴ糖……聞いたことある方はいるのではありませんか?腸を整えるというあれです
仕組みは今まで何度も聞いたとおり、腸内細菌に関わることです。オリゴ糖はほとんど消化吸収されず大腸に達し、ビフィズス菌を増やします。そして腸内の環境を良好に保ち、おなかの調子を整えます。
よくオリゴ糖飲料やビフィズス菌のサプリなどありますが、あれはつまり同じ効果という風にも捉えられますね。結局はどちらもビフィズス菌を増やすため、なら一体どちらの方が良いのでしょうか?
腸に直接菌を届かせても定着しないとも聞きますし、まあ判断は皆さんに任せます
そして最後にイソフラボン、これは誰でも知っていますね!女性ホルモンと構造が似ており、破壊と再生を繰り返す破骨細胞と骨芽細胞のバランスを取り、破骨細胞の暴走を抑えます。骨粗鬆症予防ですね、これに関してはサプリもあるので効率的な摂取も可能です
どうですか?畑の肉だけでは収まらないダイズの魅力を知っていただけましたでしょうか?
三食の一つにダイズを入れてみるというのもなかなか良い案かもしれませんね