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「そうだ。うまくやってくれ」
「わかった」
私はメモに書かれた日付、時間にその場所に行った。
郊外にある寂れた小さな公園。
そこに男が一人立っていた。
その男以外、誰もいない。
青柳がどうやって呼び出したのかはわからないが、ちゃんと来たようだ。
情報どおり身体がでかくてすぐにわかった。
その身長は190センチはゆうにあるだろう。
私が近づくと男が声をかけてきた。
「あんたかい。俺とやりあいたいってやつは」
なるほど、青柳はそうやってこの男を呼び出したのだな。
「そうだ」
「呼び出したくらいだから、俺のことは知っているんだろう。俺とやりあって怪我しても責任はとらないぜ。あんたが言い出したんだからな」
男は手に棒を持っていた。
ただの木の棒だが、持ち方がさまになっている。