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他人の所有物関係(短編)

他人の所有物が羨ましい

作者: 宇和マチカ

拙作『他人の所有物に興味は無い』 https://ncode.syosetu.com/n3870eu/のオマケです。

前作を読まないとなんのこっちゃとなります。若干ネタバレです。

このオマケも設定がとても適当なので、部屋を明るくして広い心でお読みください。

 私はレイレ。

 とある子爵の長女です。

 10歳のとある日、4歳から婚約していた王太子様が亡くなられたと聞きました。


「ああ、可哀想なレイレ」

「あんなに仲が良かったのに」


 私がショックを受けて、青ざめていると勘違いした周りの大人は、私を慰めようとあたふたしています。

 複数の大人が右往左往していたのを、ぼうっと眺めていました。


 ショックと言うか……。

 病弱でいらした王太子様とお会いしたことは、4、5回。

 挙句数十分の対面しか許されなかったので、何の感想も湧いてこないと言うか。

 あの方がどんな方で、どんなご様子だったかも覚えていないのです。


 母方の祖母に似たと言う私の顔は、黙っていると何故かやたら周りを心配させるようです。

 ……今日のおやつは何かしら、なんてくだらない事を考えていても心配されます。


 頭が回る訳でもなく、喋るのが上手い訳でもないので、結局薄笑いしか浮かべられず、誤魔化すだけ……。

 それを周りは儚げだの可憐だのと褒めてくれますが……。

 実に私は愚鈍な子供です。



 そして私がぼうっとしている間に時は動き、新しい王子様がやってこられました。間もなく王太子に立たれるそうです。

 何でも、王妃様が王太子様をお産みになる前に、ご側室との間生まれた王子様だとお伺いしました。

 複雑なご事情の王子様はご側室と共にご実家にお戻りになり、そちらでお育ちになったようです。

 そして王子様は立太子の儀を受け……私は自動的に次の王太子様の婚約者になりました。

 目がチカチカする場所に呼ばれた気もしましたが、よく覚えていません。


 とある日。

 親や他の大人に引っ張りまわされるように、王太子様の前に連れて来られました。

 そして大人たちが喋るのをぼうっと聞いていました。


 王太子様は15歳だそうです。

 貴族の子供らしくなく、お顔は日に焼けていて、目つきは鋭くていらっしゃいました。

 前の私の婚約者のお顔とは多分違います。

 あまり覚えていませんが。


 長い大人たちの話が退屈で、私は途中まで編んでいたレース編みの事を考えていました。

 愚鈍な私には、室内で一人でやれる手習い位しか特技は有りません。

 そして一人でやっていると大人たちが放っておいてくれるので、有難いです。


「どうでしょう、王太子。レイレ嬢はお美しいでしょう」


 欠伸をしそうになった所で、大人の声が自分の名前を出しました。

 王太子様に視線が集まります。


「白っぽい」

「は?」

「全体的に白っぽい。あんな腕では麦も刈れない」


 水を打ったかのように会場が静まり返ったのが印象的でした。


 成程。

 引き籠るのが好きな私は日に焼けていません。

 確かに白っぽいです。

 今まで麦を刈る機会は無かったので、多分出来ないでしょう。


 強張った顔が私に注目しています。

 ああ、そうだった。

 王太子様にお答えしないといけないんでした。


「王太子様のおっしゃる通りですね」


 後は眠かったので覚えていません。

 気が付いたら馬車の中でした。


 それから私は夜会だの茶会だのに、王太子様とセットで送り出されることと成りました。

 今回のどこだかの夜会も気が付いたら横に王太子様が居ました。


「またお前か」

「……はい、また私です」


 王太子様は私が苦手の様で、顔を合わせる度にそう言われます。

 そして私は、王太子様の早口に付いていけず、ノロノロと返事をするのがやっとでした。


「お前本当に白っぽいな。何して生きてるんだ」

「…………何をして……?」


 何をしてと言われても、普通に朝起きて食事を摂って……今日は何か色々粉を叩かれて、服を着せられて此処にいるんですが。


「お前、本当に鈍いな」

「はあ……」


 王太子様の嫌そうな視線が頭に刺さるのが分かりました。

 やはり、私のような愚鈍な娘はお気に召さないのでしょう。

 ですが、私にはどうすることも出来ません。


「何でお前は俺を苛めるんだ!!」

「人聞きの悪い、苛めておりません」

「さっきから殺気しか出してないだろうが!!」

「あら嫌だ、親父ギャグですの、おもんなー」

「うわあああああん!!

 何で僕の婚約者は可愛くないんだあああああ!!」


 向こうで大声がして、大人たちが走っていくのが見えました。

 あそこにいるのは、公爵令息セベロ様と伯爵令嬢ジネット嬢でしたか。

 あのお二人は大変仲が睦まじく、気の置けないご関係で羨ましいです。


 特にジネット嬢の頭の回転が高速な所が大変羨ましいです。

 そしてセベロ様もジネット嬢に心をさらけ出しておられる。

 中々出来る事では有りません。

 二人の絆、そして信頼関係の強さがよく分かります。


「……仲がいいですね」

「全くだ」

「羨ましいです、ジネット嬢」

「…………」


 私は王太子様を見上げました。鋭い焦げ茶色の目が私を捉えます。

 ご実家のご領地でお育ちになり、自由な気質をお持ちの王太子様。

 活発な方です。

 ウスノロで愚鈍な私より、利発なジネット嬢の方がふさわしいと思います。

 きっとジネット嬢はお好みに合うでしょう。


「…………ああいうのが好みか」

「ああいう?」

「……セベロだ」

「はあ……」


 促されたので私は金髪の公爵令息を見ました。

 見事な黄金の髪……ああ、麦色です。

 小麦だろうか、大麦だろうか。

 目は緑でいらっしゃるから刈る前の麦……。


 私のこの髪も目も白っぽい外見よりずっと色彩豊かです。

 羨ましい。


「見過ぎだ!!」

「ぐえ」


 何か失礼があったのか、王太子様が私の顎を掴みました。

 焦げ茶の瞳が怒りに燃えています。

 また怒らせてしまったようです。


「そんなに気に入ったのか!?」

「はあ……?羨ましいですね」


 素直にお返事をすると王太子様が滅茶苦茶怒っていました。

 いつもこうです。上手く行きません。

 ジネット嬢の才気煥発さが羨ましい。

 そしてせめて麦色であれば、王太子様の好みに合ったのでしょうか。




 とある日、どこかの主催で庭園茶会が開かれました。

 どこぞの誰かに囲まれましたが、王太子様が私を引っ張って助けて下さいました。

 有難いです。

 あんなにたくさんの人に矢継ぎ早に話しかけられては、何を言われているかサッパリ聞き取れません。


 家族に持って行けと強要されたので、今適当に流行っている図案のハンカチを何枚か持って行って、王太子様にお渡ししました。


「お前の作る物は実用的じゃない。男が花柄なんて持てるか」

「…………それもそうですね」

「大体刺繍なんかしてある布で顔を拭くと、ボコボコして痛い」

「…………それは考えたことは有りませんでした」


 そう言えばそうですね。

 作ったら作りっぱなしで放置していたら、いつの間にか無くなっていることも多かったので、ハンカチとしての実用性を全く考えていませんでした。

 ハンカチは拭うもの。原点を忘れるなんて……。


「王太子様は目の付け所が違いますね」

「…………褒めても何も出ない」


 王太子様はムスッとしておられます。

 やはり私如きのキレの無い褒め言葉では、お気に召さなかったようです。

 ジネット嬢なら何と返答されるのでしょう。


「うわっ!!」


 向こうの方で悲鳴が聞こえました。

 誰か転んだようです。


「イタタタ……」


 あ、アレはジネット嬢の麦色の……何でしたっけ、セベロ様。

 どうやら転ばれたようです。


「大丈夫か」


 私より遥かに気の利く王太子様が、彼を助けに行かれました。

 ノロノロと後を追った私が辿り着く頃には、もう大体事が終わっていました。

 お怪我の手当ても済んでいるようです。


「…………あの」

「は、はい?」


 セベロ様がぽかんと口を開けて私を見ます。

 見事な麦色の御髪が土に塗れていたので、私は急いでポケットからハンカチの一つを差し出しました。


「あの、こちらをどうぞ」

「へっ……!?」


 セベロ様は私を真っ赤になって見上げて……横を向かれて青くなられました。

 何か恐ろしいものでも見たのでしょうか。


「御髪に土が」

「え……、あ、こんなのは直ぐ払えます」

「猶更どうぞ、失敗作ですので」


 そう、王太子様のお気に召さない花柄。言わば不要。

 花柄はお嫌らしいので、後でお好みを聞かなければいけません。


「こんな美しいハンカチを頂くわけには……」

「お気になさらず」


 あ、今私、ちゃんと喋れた……!!

 やったわ、やれば出来るわ、私!!


 あ、無我夢中が過ぎて、セベロ様を不要物の引き取り手にしてしまいました。

 あんな不要物を押し付けてしまって……。

 無駄にボコボコしているから泥汚れくらい楽勝でしょうけど、ご迷惑でしょうね。


 きっと婚約者のジネット嬢は、もっとセベロ様のお好みに沿った素晴らしいものをお贈りされているんでしょうね……。

 心が繋がった関係って羨ましい。


「お前、当てつけか」

「は?」

「そんなにアレか、お前褒められたいのか!?」

「……いいえ、全然」

「全然!?」


 褒めるところの無い私を褒めろと言うのは、無茶ではないでしょうか。

 王太子様のお気遣いがよく分かりません。



 またとある日。

 私と王太子様は花畑に居ました。

 王立の公園だそうです。

 何かのイベントが行われているそうです。

 また何故か周りにワーワー人が居られましたけど、例によって王太子様が救い出して下さいました。

 申し訳ない事です……。

 どうしようもない愚図だと思われているでしょう。


「食えるもんが何も植わってないな」

「そうですね」


 チューリップは多分食用には適さないでしょう。

 綺麗ですけど。


「毒だぞ」

「へえー」


 王太子様は何でもご存知ですね。


「相変わらずお前の反応は薄いな……」

「申し訳ありません」

「流石にちょっと慣れては来たが……」


 王太子様はしゃがみ込んで、足元のチューリップをブチブチとちぎり始めました。


 …………。

 え……

 ちぎり……!?


「お、王太子様!?」

「何だ」

「いけません、罰せられます」

「何で」

「ここは王様の持ち物です!

 許可なしに摘むのはいけません!!」

「知ってるよ」

「いけませんってば!!」


 何故手を止めてくれないんです!?

 このままでは王太子様が罰せられてしまうのに!!

 一生懸命服を引っ張っても王太子様はびくともしません。

 力が足りない!!

 私は引きこもっていた日々を悔いました。

 こんなことなら麦を刈る練習をすればよかった!!


「おい、レイレ」

「はい!?」

「俺は誰だ」

「王太子様です」


 ばさ、と私の視界を見事なピンク色が目隠ししました。

 鼻に当たったのは軽い感触……粉っぽい草っぽい香りがします。



「この王太子アマンドが王家の公園で……ウチの花壇でたかが花ちぎる位で何を慌ててんだ、馬鹿」


 …………。

 ………………。

 ウチの花壇……。

 流石王太子様はスケールが違いますね。


「喜べよ!?」

「…………」

「何か言えよ!!花好きなんだろ!?」

「…………ふへ」

「やるっつってんだよ!!」


 ……私に、花を。王太子様が……。

 こんな愚鈍な私に、王太子様が花を……。

 ああ、どうしましょう、嬉しい。


 感謝を伝えないといけないのに、一面ピンク色で王太子様の顔が見えません。

 わたわたしていたら、ピンク色が私の腕に収まりました。

 焦げ茶の瞳が私をじっと見ています。

 まっすぐな鋭い目はいつも私を射抜きます。


 ……ちゃんと、お礼を申し上げないと。

 ……ああ、いけない、顔が……歪みます。

 間違いなく……この顔は……王太子様のお気に召さないと思うのに……

 止められない……。


「……うへ」

「お前の素の笑い方は汚いな」


 やっぱりです。変な声まで出ましたし。


「…………あぶ」

「何で止めるんだよ!!」

「あの……汚いので……」

「いいよ!俺の前だけなら我慢してやるから!!」


 王太子様はお優しいんでしょう。

 帰り、王太子様は何と私の手を繋いでくれました。


「ここの花はやれないが……もっとお前に似合う花を」

「アホですの!?花なんか要るもんですか!!」

「何怒ってんだジネット!!」


 あ、聞きなれた大声がします。

 此処の公園にもジネット嬢とセベロ様がいらしていたんですね。

 相変わらず気の置けない関係で仲良しです。

 それにしても、後ろの紙の束を一杯抱えた使用人は一体何なんでしょう。

 筆記してる使用人も居ます。

 謎です。


 あ、もしかして。

 婚約者との愛の日々を記録する係を連れておられるのでは。

 流石ジネット嬢。素晴らしいアイデアです。

 これなら愚鈍な私も日々を思い返せます。

 私も王太子様との愛……はちょっと今は無理でしょうが、日々の記録が欲しいです。


「セベロも大変だな……」

「ジネット嬢が羨ましいですね」

「お前は他人のことばっかり羨ましがるな……!!」


 怒られました。

 きっと私がジネット嬢のアイデアを無断でお借りしようとしたのが

 バレたのでしょう。

 ……ジネット嬢に許可を取ればいいのかしら。


 そして歳月は流れ……私は18になりました。

 王太子様は23です。

 私は結局、愚鈍に歳月を重ねてしまいました……。


 一応言い訳すると、将来も愚鈍でいたくなかったので、麦刈りの修行を積み、ゆくゆくはプロを目指したかったのですが……。

 結局家中の者に力づくで止められました。

 何故令嬢が鎌を振りかざす必要があるのだと怒られたのです。


 何故でしょう。

 王太子様のお好みに近づきたかっただけなのですが。

 ですが、親に止められたら私の我儘を通すことも出来ません。

 私が大人になれば好き放題できるのでしょうか。


 そんな愚鈍な私とは正反対に、王太子様は実にご立派になられました。

 いつも愚図な私とセットなのがお気の毒ですが、この頃少しお優しいです。

 嬉しいです。


 で、今日も気が付いたら王太子様の横にいました。

 何かの夜会みたいです。


「おい、レイレ」

「はい、王太子様」

「お前さ、名前知ってるのか」

「名前はレイレです」


 流石に愚図でも自分の名前は名乗れます。

 でも即座にお答えできて良かったです。


「違う!!俺の名前だ」

「勿論です」

「何で呼ばないんだよ」

「…………」

「考え込むな!!」


 お呼びしていいものなんでしょうか。

 婚約者ですから、此処はぐぐっと頑張ってみる時でいいんでしょうか。

 ……いけません、緊張でお腹が痛くなってきました。


 アマンド様、アマンド様……さあ!今こそ頑張るときですよ!!レイレ!!


「セベロ様のアホ!!」


 その時、遠くの方でスパーン、と何かをハタく音がしました。


「誰がアホだ!!いいから聞け!!お前はここにいる誰よりも美しい!!」

「どわあああああ!!」

「お前が俺の言葉を聞き入れてくれるのを、ずっと待っていた!!」

「やめろおおおお!!!」

「愛しい俺の所有物!!ジネット!!」

「聞きたくなあああい!!!!」


 ……あ、ジネット様とセベロ様でしたか。

 お二人とも羨ましい程よく通るお声です。

 そして、何て豪快な愛の言葉のぶつかり合いでしょう。

 私が王太子様のお名前をお呼びすると言うだけでお腹が痛くなっているのに、公共の場で響き渡るほどのお互いへの愛を叫ぶ豪胆さ。

 何という強い愛の力……。


「やめろって言ってんだろおおおお!!アホオオオオ!!

 書くな!!書くなああああ!!」


 ジネット様の手がセベロ様の髪をハタくのが見えました。

 何という凄い手のキレ……、きっと麦刈りもお上手に違いないです。

 ちゃんと後ろには、いつぞや見た愛の日々を綴る使用人も居ますし……。

 素晴らしい日々の記録が貯まっているんでしょうね。

 機会が有れば読ませて頂けないでしょうか。


「あいつら……」

「いつ見ても素晴らしいご関係ですね、アマンド様」

「いや、最近気づいたけどあいつらはおかしい」

「ジネット嬢が羨ましいです」

「俺にセベロを真似ろと言うのか!?」

「え、セベロ様を真似されるのですか?」


 …………アマンド様が?セベロ様を?


 私は少し考えてみました。

 先程のセベロ様のように大声で愛を告げて下さるアマンド様……。

 素敵ですね。心がときめきます。

 ですが、相手は所詮私。

 話下手で愚図の私が、せっかくのお言葉をお返しすることも出来ず、黙って突っ立っている光景……。

 ……ダメです、全然絵になりません。


「……いけません」

「は?」

「セベロ様はジネット嬢とこれ以上なくお似合いなので、真似はいけません」

「…………」

「アマンド様は、アマンド様でお願いいたします」


 アマンド様がぽかんとなさっています。

 私の気合を感じ取って頂けたのでしょうか。


「…………お前、ジネット嬢が羨ましいって……セベロに横恋慕……」

「え、そんな訳有りません」


 今日の私は調子がいいようです。即座に反応出来ました。

 どうして私があんな素晴らしい婚約者のおられるセベロ様に、横恋慕が出来るでしょうか。

 と言うかセベロ様に恋……。

 ジネット嬢に失礼です。

 あんなにお似合いなのに引き裂くだなんて考えられません。


「あのお二人の愛は火にかけたポットより熱く、礼拝堂の地下通路よりも深いのです。」

「お前が例に出したそれの意味が分からん」


 知る限りで出来る限り、熱いものと深いものを言ってみたんですが、ダメだったようです。


「私はジネット嬢が理想なのです」

「……はあ?」

「ですが、私ではジネット嬢になれません」

「なってもらったら困る」


 いや、なれないです。理想を語るのもダメなんでしょうか。


「何なんだ……この愚図は……意味分かんねえ」

「すみません」

「……はあ、もういいよ……。お前は俺の所くらいしか行くところないんだろ」

「はい」


 私は出来るだけ力強く頷きました。

 アマンド様の仰る通り、愚鈍な私に引き取り手はないでしょう。

 ご迷惑かもしれませんが、見捨てて頂きたくはありません。

 それに何よりもアマンド様のお傍に居たいです。


「もういいよ、面倒みてやるよ……」

「へほっ…………ありがとうございます」


 何が何だか分かりませんが、アマンド様が笑ってくれました……。

 しかも頭を撫でてくださりました。

 快挙です。

 ジネット嬢をお見掛けするといい事が有ります。

 今日は何とアマンド様のお名前をお呼びすることが許されましたし……。


「……あー……俺も多少セベロを見習うべきか……?」

「駄目ですアマンド様」

「いや……若干羨ましいよ、あいつら……。ある意味。

 あー、どうやったら意思疎通が可能なんだろうな……」


 ああ、またアマンド様に頭を撫でて頂きました……。

 ちょっと力が強すぎて髪の毛が目と鼻に入ってますが……私はとても幸せです。

おお、セベロ様がまあまあ嫌われていて、作者として可哀想になってきたので書いた。

11~18です。素直になれないかつお年頃言葉が足りないお子様なんです。

後、王太子も素直になれないお年頃なんです。

双方、これからの絶え間ない話し合い必須で紆余曲折有りながらハッピーエンドになるでしょう…。



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― 新着の感想 ―
[良い点] レイレさんも意思疎通が厳しかったとは笑 作者様は意表をつく天才ですね! こちらでもですか!?おもんないは面白くないでつまんないって感じのニュアンス入る感じですかね? 西では割と使われます…
[気になる点] 前作の時から凄く気になっていたのですがジレット嬢の『おもんなー』という台詞って何処の方言ですか?
[一言] 隣の芝生は青い
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