第四話
オリキャラが二人でます
前回のあらすじ
都市が爆破されて現在進行形で火事が起こっている
石燕(・・・あれ・・・?体が動かない・・・?)
みると私の上にいつの間にか木が倒れて私に乗っかっていた
私の目の前が木が真っ赤な炎に包まれて崩れていく
石燕(あぁ・・・これ・・・助かん無いな・・・)
私は目を閉じた
顔全体に熱風が当たる
今から私はウエルダンにされるのか、とかアホな事を考えていた
私の耳には炎が燃え盛る音と、木が倒れる音だけが聞こえる
・・・いや、誰かの声が聞こえる?
誰だろう・・・?
Side ?
ども!ワイの名は天狗の風鈴や!
いろいろあって、群れから離れて諸国漫遊の旅をしておるんや~
?「風鈴~、待ってよ~」
風鈴「豪太が遅いんや!はよ今日の野宿場所探さへんと!」
豪太「そんなに急が無くても良いじゃないか~」
この体はデカイくせになよなよしたのは、鬼の豪太
こいつは鬼なのにいじめられっ子だったんや
せやからワイお得意「竜巻を起こす程度の能力」でいじめっ子をぶっ飛ばしてきたんや!
風鈴「さて、近くに川もあるさかい
今夜はこの辺で野宿や」
豪太「じゃあ、今からご飯作るから待っててね」
風鈴「じゃあ、ワイはこのあたりの見回りを・・・」
ドカァァァァン!
突然激しい爆発が起こったんや!
ほんま、ぎょーさん驚いたわ
風鈴「なんや、なんや!?何が起こったんや!?」
豪太「風鈴!あれ!」
豪太が指差す方見たらな、炎がぼうぼうと燃え盛っておったんや!
こいつは、アカンと思うてさっさと逃げようとしたら
豪太「風鈴、待って!」
風鈴「何や!?早う逃げなまずいで!」
豪太「この先に・・・誰か倒れてる!」
豪太の能力は「生命力を感じる程度の能力」
それに豪太の優しい性格が助けなアカンと思ったんやろ、豪太は一人で火事の中に突っ込んでたんや!
風鈴「ちょ、豪太!?行ったら駄目やって!」
ワイも豪太の後をおったんや・・・すると、燃え盛る火の中に子供が木に押し潰されていたんや!
緑色の頭巾?みたいな服着て、腕には包帯が巻かれとったわ
ワイらは慌ててその倒れてる子供に駆け寄り豪太が木をどかした
Side 石燕
風鈴「ちょ、大丈夫かいな!
・・・てぇ!?この子、女の子や!」
豪太「包帯巻いてるから、怪我してるのかも・・・僕が運ぶから風鈴は先導して!」
さっきから私の事を気にかけてくれるこの人達は誰だろう・・・?
妖力があるから妖怪っぽいけど・・・
原作では見たことない妖怪だなぁ・・・
風鈴「しっかりせい!あんたは絶対に助けてやるさかい!」
豪太「風鈴、大変だ!火の手が回ってきてるよ!」
私達はついに炎に囲まれた
風鈴「しゃーないな、豪太!しっかり何かに掴まっとき!」
女の人は手の平の上にに竜巻を作りだした
疾風「風神乱舞」
すると竜巻が次第に大きくなり、二つに別れて火を吹き飛ばした
風鈴「どうや!ワイに掛かればこんなの朝飯前や~!」
豪太「取り合えず一旦、此処から早く離れよう!」
女の人と男の人は私を背負って急いで森から離れた
森から離れた私達は滝の近くで腰を降ろした
豪太「此処までくれば安全だと思う・・・」
風鈴「いや~ほんまびっくりしたわ~
豪太が急に火の海に突っ込んで行くんやもん」私は体が回復して動けるようになったので、取り合えずお礼を言おうと思う
石燕「あの・・・」
風鈴「ん?もう起きても平気なんか?」
豪太「僕たちと同じ妖怪だから、大丈夫だと思うけど・・・まだ無理はしない方が良いよ」
石燕「・・・助けてくれてありがとうね、でも何で見ず知らずの私を助けてくれたの?」
風鈴「なんや?倒れている人がいたら助けるのは人として当たり前やで?」
豪太「風鈴、僕たち妖怪・・・」
なんでこの女性の妖怪は大阪弁なんだろうか?
風鈴「あぁ、自己紹介がまだやったな・・・ワイは天狗の風鈴や!
で、こっちが・・・」
豪太「はじめまして、鬼の豪太って言います・・・」
鬼と天狗が一緒にいるのは不思議な感じがするなぁ・・・
おっと、私も自己紹介しないと
石燕「私の名前は柊石燕、種族は百々目鬼だよ」
風鈴「百々目鬼?初めて聞く妖怪やなぁ・・・」
だろうね、百々目鬼が初めて出たのは江戸時代だから
さて、自己紹介を終えた所でどうしようか・・・住んでいた森は燃えちゃったから行くあてもないな・・・
風鈴「所でせっちゃんて、行く場所あるんの?」
石燕「いや、無いけど?・・・せっちゃん?」
風鈴「なら、ワイらと一緒に行かへんか?どうせ行くとこもないんや、そうしたら方が良いで!」
旅は道連れ世は情けか・・・多分意味は違うと思うけど・・・
石燕「じゃあ、改めてよろしくね!・・・所でせっちゃんって?」
風鈴「ほな!そんなら一緒に飯食うで!先ずは腹ごしらえや!」
結局、私の謎のあだ名を聞く事が出来なかった
豪太「風鈴、がっつかなくても、まだおかわりは沢山あるから・・・」
私は二人を見て、これから楽しくなることに期待してご飯を食べた
ふうりん と ごうた が 仲間になった !
と、いうわけで次回からは諸国巡りです