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東方百目物語  作者: ユコピン
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第三話

今回は急展開です

永琳「人類の月への永住計画が上の人間達で決められたわ」


永琳と出会って一週間後

人間達が月に永住することが決まった


石燕「・・・。」


私は永琳の部屋にあるカレンダーを見る


石燕「あれ?今日はエイプリルフールじゃなi」


永琳「事実よ」


石燕「・・・話しは最後まで聞くべきだよ・・・

で、いつ出発するの?」


私は永琳に尋ねると


永琳「今夜よ・・・」


今夜か、高い山からロケットが打ち上がるのでも見ようかな・・・


石燕「ふーん・・・じゃ、お別れだね・・・あっちでも元気でね・・・またね、えーりん。」

私は立ち上がって永琳に別れの挨拶を交わし部屋を立ち去る


永琳「石燕、そこはさようならでしょ・・・」


誰も居ない部屋の中、一人寂しそうに呟いた




さて、私が家に帰る途中知り合いの妖怪が慌てて駆け寄ってきた


妖怪「あ、石燕!あんた無事だったのか!」


石燕「何で?」


妖怪「何でって、あんたちょくちょく人間の都市に遊びに行くから巻き込まれたかと思って心配したよ~」


石燕「巻き込まれるって、何が?」


妖怪「他の妖怪達が人間を撲滅するって人間の都市を襲撃しに行ったのよ」


石燕「!」


私は急いで人間の都市に向かって走った


バリケード付近には銃撃戦があったらしく妖怪の死体が多いが奥に進むにつれて人間の死体が多くなってきた


兵隊の死体や、巻き込まれた民間人の死体、さらには小さな子供の死体までもがあった


石燕(確か、ロケットの発射場所はE地区だったから)


人間の都市は6個の地区でなりたっており、調度並べると三角形になるように構成おり

A地区からB.C地区、B.C地区からD.F地区に行けるようになっている


現在、私がいるのはA地区


妖怪達がB.Cを攻めている


手っ取り早い話


石燕「久々だな~空を飛ぶのは・・・!」

空を飛んで直接E地区に行けばよい


私がE地区に到着すると、直ぐさま目的の人物を探した


石燕「えーりん~!何処~!?」


すると、私の声を聞き付けたのか永琳の方からやって来た


永琳「石燕!?何でこんな所に?」


石燕「えーりん!よかった~無事だったんだ~」


取り合えず一安心


石燕「えーりん・・・あと、どれ位で発射出来る?」


永琳「あと、DとFの地区の人達が乗れば発射出来るけど・・・何をする気なの?」


石燕「分かった!なるべく早く皆をロケットに乗せてあげて!それまで私が時間を稼ぐから!」


永琳「ちょっと、石燕!?」


私はB地区に向かって飛び立った



B地区


男「隊長!駄目です!もう、持ちません!」


隊長「諦めるな!全員がロケットに乗るまで何としてでも耐えきるんだ!」


人間達は銃で応戦しているが数が多く耐えきれないようだ


石燕「大丈夫!?」


男「き、君は!?いつかの可愛い娘ちゃん!」


石燕「此処は私に任せて、C地区の援護をしにいって!」


私はパーカーの腕を捲り、腕全部を巻いている包帯を外した


隊長「うっ!?」


男「き、君は妖怪だったのか!?」


驚くのも無理はない私の腕には無数の目玉があっちこっちせわしなく蠢いていたのだから


石燕「じゃあ、頼んだよ!」


私は手の平の目玉からレーザーを放ち妖怪達を焼き払った


一方その頃、ロケットに避難した永琳は


永琳「落ち着いて、なるべく迅速に避難して下さい!

体の不自由な方は手を貸してあげてください!」


男「お~、頑張っておるねぇ~永琳君」


永琳「貴方は・・・」


この男は『人類月面永住計画』を提唱した都市の幹部の者だ


男「いま、何人このロケットに避難してるんだい?」


永琳「約10億人位です、D.F地区にはまだ3億人いますが・・・」


男「ふぅむ、3億人か・・・」


すると男はボディーガードを呼び


男「ロケットを発射しろ」


永琳「はぁっ!?」

驚愕する永琳を尻目に立ち去ろうとした男はボディーガードに付け足した


男「あぁ、あと外の妖怪共が五月蝿いからぁ・・・都市を爆破しろ」


永琳「ちょ、ちょっと待って下さい!」


永琳は男を呼び止めた


男「何かねぇ?」


永琳「何を言っておられるんですか!?まだ3億人の市民が避難出来て無いんですよ!?」


すると男は


男「たかが、3億人だろう?

人類が生き延びるのには10億人いれば問題無いよぉ?」


永琳は激しい怒りが込み上げたが、石燕がいる事を思い出し、ロケットの操縦に慌てて向かった



B地区


妖怪「石燕!てめぇ、何で俺達の邪魔をするんだ!」


石燕「流石にやり過ぎだよ!人間達はこれからいなくなるから争う必要は無いんだよ!」


すると、後ろでロケットが打ち上がる


石燕「あ!全員乗り終わったのかな?」


すると、建物に着いているテレビ画面が急に写り


永琳「石燕!石燕!聞こえる!?」


石燕「うん、聞こえるよ~♪」


永琳「幹部の連中が都市を爆破させるから早く逃げて!」


石燕「・・・え?」


永琳「は・く逃・な・!」


そこで電波が届かなくなったらしく映像が切れた


石燕(てか、爆発とか・・・やば!)


私は空を飛び急いで都市から離れた


その直後私の後ろで激しい爆音と爆風が起こり

私は近くにあった木にぶつかり意識が途切れた

以上で永琳との別れでした

次回から縄文スタートです

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