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しるし(詩集)

覚えていますか

作者: さゆみ


あなたは覚えていますか


生ぬるいたっぷりのふわふわのベッドで耳を澄ませていたことを


外側からちょうどよいさらさらの温度で宛がう手のひらのあったことを



あなたは覚えていますか


このような無防備なぐちゃぐちゃな場所におちてしまった悲しみを


こわさに泣き叫ぶあなたの顔を不安そうに見つめ涙している人を



あなたは覚えていますか


あなたを抱くその人から懐かしいドクドクが聞こえ眠ってしまったことを



私は忘れてしまいました

みんな忘れてしまいました


忘れるものですものね



でもそれが人が人を求め合う原点なのかもしれません


そんなことを思うのです








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