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第一次国内改革終了と拡大戦争

工業推進計画が第二フェーズに入ったためしばらくは、安定した状態が続き二年の月日が順調に過ぎていき第二フェーズが完了した。工場建設用の用地は整備が完了し、港や駅などの物流拠点も完成したため続いて、港に造船所の建設を開始し、また、製鉄所の建設を開始すると同時に、一般企業に対し、参入を呼び掛けた。またここに、軍部及び国内の企業を統一した研究開発施設の建設を決めた。これを最後の三年で完了し、第一次五か年計画の完了となるのだ。

この二年間で、送り込んだスパイたちは、各地で現地人とつながり情報網基盤構築が済んでいたので、本格的に情報収集を始めた。

そこで、我々は、恐るべき事実を知った。北海道革命政府を危険視した岩手と秋田が秘密同盟を組んでいることが政府中枢に忍び込んでいた情報提供さひょり伝えられた。

そこで、私は、関係が深まっている宮城と青森との三国同盟を締結することを思いついた。これを主要人物間で話し合うと、二つの方法が可能であるという結論が出た。それは、秘密同盟か公開するかということである。ここで私は、秘密同盟を組みそして同時に相互防衛協定を公に組むという作戦だ。

すぐに、作戦を実行に移してもよかったがこちらから仕掛ける状況にも備え北海道を支持する世論形成を行いうことにした。

一年の月日が流れ対岩手秋田感情が高まり、北海道支持と、北海道を盟主とした連合の形成への国民感情は高まっていた。この時を待ちわびていた私は、二か国の首脳を首都に集めると、そこで、相互防衛協定の締結を宣言した。その後、非公開で同盟とその後の東北連合設立条約も締結されたが後者は、すぐに発行されなかった。

その一年後、寿都町に工業地帯が完成し、寿都工業団地と名付けられた。

第二次国内改革を計画しながら、岩手秋田攻略作戦を立案していた。北海道内で大規模な工業化政策は難しいと考えたからである。

戦争をするのなら戦力を知る必要がある。岩手政府は、歩兵二個師団・騎兵二個師団を、秋田政府は、騎兵二個師団・機甲師団一個師団・歩兵一個師団の兵力を保持している。それに対し、こちら側は、北海道政府が歩兵3個師団に機甲師団1個師団・騎兵1個師団の兵力を宮城政府が歩兵四個師団と機甲師団二個師団、青森政府が歩兵三個師団に騎兵二個師団の兵力であり、整理すると、敵軍が機甲師団一個師団・歩兵二個師団・騎兵四個師団の七個師団であり、それに対する東北連合軍が機甲師団三個師団・歩兵十個師団・騎兵三個師団の合計十六個師団である。しかし、国境線は、山岳地帯であり、宮城は飛び地となるため作戦を考えないと攻略は難しくなるのだ。


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