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和平と新たな対立

 東京合意履行のために先行して、首都圏連合軍2歩兵中隊が帰還時に随伴してきた。本土到着後すぐに、待機していた部下に山形政府への一切の援助を打ち切るように通達した。しかし、諜報活動は継続された。そして、北関東から歩兵2個師団を出動させ、北関東条約機構の歩兵2個師団とを首都圏連合の中隊の配下につけた多国籍連合軍を編成し、周辺の国境より、各政府に武装解除するよう呼びかけたうえで侵入した。

 三日後には、両政府の首都が制圧され一部を除いて、制圧を完了した。その一部の敵対した勢力は、米沢に立てこもった。内戦によって敵対していた勢力同士も一時的に手を組み更にそこに、諸外国の内政干渉を嫌う人々が参加したため多国籍連合軍による山形制圧作戦は、失敗に終わったが政府主要機関の制圧は成功したので、新政府樹立計画は、計画道理遂行することが決まった。

 制圧作戦後暫くして、首都圏連合軍が到着したことにより、多国籍軍は、解消され条約機構軍と東北連邦軍は、本国へ帰還した。

 私は、部下を集め今後の計画を立てた。私は、各地の開拓を進め、そこを農地や工業用地にすることで、経済発展を進めるという計画を立てた。工業は、現在の工業の栄えている地域を中心に広げられる。この計画には、5年をかけ、農業の更なる開墾にも5年かけることを決めた。

 この計画遂行を決め、外交戦略を立てているとき、愛知・三重・静岡が中継工業地帯と東海工業地域などを合わせた東海経済連合を設立した。この経済連合は、経済的結びつきだけでなく相互防衛条約も結び、周辺諸国からの経済的独立を保っている。

 今度は、その中部で大事件が起こった。山梨側から静岡政府に対して、富士山の国境策定を行うことを提案し、国境策定委員会が作られたがそこで、静岡政府は、一般的な二等分をする案を出したが山梨政府は、剣が峰をよこせと言ってきたのだ。更に、それを静岡政府が拒否すると、山梨軍が富士宮へと侵入してきたのだ。これを受けて即時仲介すべき首都圏連合は、東北情勢に全力を注いでいたので、早急な対応ができず、静岡軍の主力や愛知軍などが到着したことで戦闘は拡大していった。

 首都圏連合は、東北連邦に、和平交渉の仲介を依頼してきたが実力を行使できるほどの力がないので、兵力の強化が完了するまで、介入は無理だと通告した。


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