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47都道府県大戦北海道編  作者: 照屋 啓二郎
クーデター
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クーデター準備

この話は、フィクションですが、できるだけ今の日本に似るように作っています。あまり私は、北海道に詳しくないので間違いなどがあった場合には、教えていただけると幸いです。

また、アドバイスなどもいただけるとありがたいです。

また、技術設定が前後するかもしれませんがそれもこの世界の特徴としてとらえていただけると幸いです。

 私は、このいまの北海道政府に不満を募らせていた。今の北海道は、各地方政府との緊迫した状況下においても優柔不断な態度をとり続け、軍備も国内経済もままならない状態であり、汚職も常態化している。農業が盛んなことが取り柄だがその産業により何とか国体が保てている状況だった。

 この国内情勢に、軍人をはじめ様々な人々がそれを憂い変革を求めていた。しかし、一般民衆からの反発が出た段階で、知事から戒厳令が発せられ言論弾圧が起こったことで、民衆からの反対意見やその他さまざまな階層からの抵抗の声は、封殺されてしまっていた。

 特に改革を求めるグループがデモを起こしたとき周辺軍による鎮圧命令が出ることなどがあった為、一部兵士からも不満が高まり、それは、より大規模な革命を求める民衆の集団と結びついていったのだ。そしてその意見を持った人の一人が私なのであった。

 私の中隊は、よく札幌での首都行進デモの鎮圧に駆り出されており、中隊全体に、反体制の意志が芽生えていたのだ。

 私達は、道民の間に、革命を望む反体制派の声が政府の思惑とは裏腹に大きくなっていることに気づいていた。しかし疑心暗鬼によってその人々は、繋がることができなかった。そこで私は、自分をリーダーとして革命を起こすことを計画した。

 私は、政府の圧政をそれに反発する一般の民衆の手によって解放することを望んだが内戦と、政府の崩壊は、望んでいないのだ。そこでまず、首都札幌そして、函館を抑え、有利に事を進めることを計画した。わが大隊の上官連中は、政府や権力者とずぶずぶだったがもう一つ、千歳に本部のある千歳防衛師団麾下1万人の歩兵部隊を指揮下に置く千歳師団師団長は、私の旧友であるため食事に誘い、安い居酒屋の個室で、部隊内の状況について尋ねたところ似たような状況で、相手も共感していた。そこで、クーデター計画とそれへの参加を求めた。師団長は、悩んだのち、それを承諾した。師団長は、函館師団への接触をする事を更に申し出てくれた。そして、次に、民衆革命団体へと接触した。そこで、連携を確固たるものにしたころ、函館師団の一つが参加に応じたことが伝えられた。もう片方に関しては、体制派のため話を濁したとのことだった。

 各団体のトップが、札幌市内の廃墟に集められた。

 そこで、クーデターのまずは、リーダーを決めることとなった。

 階級が一番高いのは、函館第二師団長高木 和也少将であったが

 少将は、「今回の革命を民衆の意志にのっとたものとするのなら私は、どちらかと言えば階級の高い私は、体制はとみられかねないもしくは、軍国主義の到来と思われるかもしれない。」そう、リーダーの話を辞退した。「その上で提案なんだが・・・」そう言って彼は、話し始めた。「今まで心の中で思ってはいたものの誰も行動を起こさなかった中で、行動を起こしまた、この国を良い方向へ導くという強い思いを持つ君が適任なんじゃないか。」そう彼は、私を指名した。市民団体の会長は、「それはいいかもしれない。私達もあくまで、現在の体制に反対しているのみで、この先についての考えは、そこまでなかったからな。」と賛同した。千歳師団長の浅井俊一が「それでは、頼みましたよ石狩防衛大隊長西岡 康平さん。」この状況、もはや引き受けるしかないだろう。そう考えた私は、「わかった、リーダーを引き受けよう。作戦決定次第、随時連絡をしていく。いくつかの待ち合わせ場所を決めよう。」そうして、いくつかの秘密の打合せ場所を決めて解散した。


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