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大魔王→黒猫  作者: (著)まっつぅ♪ (イラスト)SpringFizz
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56.ゆう子と勉強会

誰視点かを追記しました(2022/11/23)

結視点


私は猫ちゃんのこと知らなさすぎる。

昨日のケイちゃんの歯が抜けたことも大騒ぎしちゃった…

それだけじゃなくて、爪切りもお風呂もコンセントのいたずらだって、全部お姉ちゃんに教えてもらってる。

ネットで調べてはいるんだよ?でも次になにが必要なのかとか全然わかんない…

どうしよう?どうやって勉強すればいいんだろう?

お姉ちゃんは今日友達と遊びに行っちゃったから相談できない。

「そうだ!ゆっこちゃんに聞こう!」

ゆっこちゃんはクラスでも勉強できるし、なによりパパさんが動物のお医者さんだもんね。

私はさっそくゆっこちゃんに連絡してみることにした。


「結ちゃん、いらっしゃい。」

私はゆっこちゃんのお部屋に来ていた。

ゆっこちゃんに連絡したら、「じゃあウチで勉強しようよ。」って言ってくれた。

(やっぱりゆっこちゃん頼りになる。)

「おじゃましま~す。」

「結ちゃん、そっちのテーブルに座ってて。飲み物持ってくるから。」

「ありがと~」

私はテーブルのところに座って待ってた。


挿絵(By みてみん)

「それでね、ケイちゃんの身体洗ってあげるときは爪立てないように、ってお姉ちゃんに言われた。」

私はお姉ちゃんに教えてもらったことをゆっこちゃんに説明してる。

「そうだね、猫ちゃんの皮膚は薄いから傷つきやすいもんね。」

「あとね、ノミ用シャンプーは刺激が強いからケイちゃんの肌によくないかもって。」

「あ~、ウチによく来るよ。シャンプーしたら皮膚があれちゃったって連れてくる人。」

「やっぱりそうなんだ。」

お姉ちゃんやっぱりすごい!教えてくれること全部合ってる!

「なんだ、結ちゃん結構知ってるじゃん。全然大丈夫じゃない?」

「ううん、昨日だってケイちゃんの歯が抜けて大騒ぎしちゃったの。乳歯だから全然平気だったのに…」

「それは知らないとびっくりするよね。」

ほんとにびっくりだった。

「でもゆっこちゃん病院のことだけじゃないのによく知ってるね?猫ちゃん飼ってないよね?」

「うん、でも子猫は育てたことあるもん。ウチって保護されてくる猫ちゃんもいるから。最初はパパに教えてもらいながらだったよ。」

「そうだったんだ。」

「もう何匹もお世話したから慣れちゃった。」

「いいなぁ~」

私も猫ちゃんの育て方もっと知りたい!

「あとそうだなぁ、爪のことは知ってる?」

「うん、爪とぎと爪切りは違うってことでしょ?」

「そうそう、だからたまにはがれた爪が部屋に転がってることがあるの。結ちゃん知ってるなら大丈夫だろうけど、知らない人は大騒ぎしちゃうと思うから。」

「うん、知らなかったら大騒ぎしちゃうと思う。」

知らないでケイちゃんの爪が落ちてたら絶対病院連れてっちゃうと思う。

「でもね、普通に爪とぎではがれた爪と違って、たまに本当に爪が取れちゃうこともあるんだよ。」

「えっ?」

「どこかに引っかけて取れちゃうこともあるんだって。だから爪が落ちてたら血がついてないか確認しなさい、ってパパが言ってた。」

「そうなんだ!」

それならケイちゃんの爪見つけたら絶対確認しないとだっ!

「あとはこれからの時期抜け毛が増えてくるかも。」

「抜け毛?」

「うん、猫ちゃんは冬になると冬毛に生え変わるから。今までの夏毛がいっぱい抜けて冬毛になるんだよ。」

「あ、それ知ってる。動物が冬に寒くならないようにってやつでしょ?」

テレビで見たことある。

「そうそう。だからいっぱい毛が抜けてもびっくりしちゃダメだよ。」

「うん、わかった。」

ゆっこちゃんに教えてもらわなかったらびっくりしてたかも。

「あ、そうだ。爪切りするようになってからケイちゃんが床ですべるようになっちゃったの。」

お姉ちゃんも危ないかも?って言ってたから聞いてみよう。

「爪が短くなって踏ん張りがなくなっちゃったからじゃない?」

「お姉ちゃんもそう言ってた。なんとかならないかな?」

「う~ん、カーペット敷くとか?あとは床にすべり止め用のシート敷くとかかなぁ。」

「すべり止めシート?」

「うん、動物用にそういうシートがあるの。でも家中に敷くのは大変だしお金かかるよ?」

「そうだよね…」

だからお姉ちゃんもママに相談って言ってたんだ。

「あとはね…」

私はゆっこちゃんにいっぱい猫ちゃんのことを教えてもらった。

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