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大魔王→黒猫  作者: (著)まっつぅ♪ (イラスト)SpringFizz
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40.猫のいたずら防止作戦(ケーブル編)

加筆修正しました(2022/06/11)

「それじゃ、電気屋さんに行こっか。」

「うん。」

私はお姉ちゃんについていく。

「ねえお姉ちゃん、コンセントカバーって?」

「コンセントカバーはまあ名前の通りコンセントに付けるカバーだよ。これを付けるとケイが簡単にコンセント触れなくなるの。」

「そうなんだ!」

ケイちゃんがコンセントに触れなくなれば危なくないね。

「でも私達が使うときもカバー外さないとならないから、ちょっとめんどくさいんだけどね。」

「めんどくさくてもいい。ケイちゃんが安全なのがいい。」

ちょっと我慢すればいいだけだもんね。

「そうね。あとケーブルカバーはプラスチックをケーブルに巻きつけるものだよ。そうするとケーブル噛んでもカバーが守ってくれるから安心なんだよ。」

「そうなんだ!お姉ちゃんすごいね!」

「友達の家の猫対策見てたから知ってるだけだよ。」

「でもすごいよ!」

「ありがとう、結。」

やっぱりお姉ちゃんって頼りになる。あ、でも…

「お姉ちゃん、やっぱりこれも知ってなきゃいけないことだったの?」

また私が知らないからケイちゃんが危険な目にあうとこだったのかな?

私は不安になった。

「そんなことないよ。猫がどんないたずらするかなんて簡単にはわからないからね。」

「でもお友達のお家でも同じ対策してたんでしょ?」

だとしたらやっぱり勉強してないから、ってことになる…

「それはたまたま。コンセントに興味示さない猫だってたくさんいるんだから。それに猫のいたずら対策はやっちゃってからじゃないとなかなかできないんだよ。何に興味を示すかはその子次第なんだから。」

「そうなのかな?」

「そうだよ。先回りして全部対策してたら時間だって足りないし、それにお金だっていっぱいかかっちゃうんだから。」

確かに。今回だってママからお金出してもらって対策するんだもんね。

「そっか、そうだよね。だったら早く行ってケイちゃん安心させてあげよう。」

私はお姉ちゃんを急かして電気屋さんに行ったのだった。


「うわ~、かわいい!!」

私達は電気屋さんで買い物をすませて、ペットショップに来ていた。

お店のケージには相変わらずかわいい子がいっぱいいる!!

(あ、あの子シェルティだ。かわいいなぁ、()()()()()なぁ。)

「結、目的違うでしょ?今日は首輪買いに来たのよ。」

私がシェルティのケージに張り付いてたらお姉ちゃんに注意された…

「は~い。あ、でもケイちゃんの首のサイズ測ってないよ。」

確かお姉ちゃんが引き取ってからサイズ測るって言ってたはずだけど。

「最近は子猫用の長さをある程度自由にできるソフトタイプの首輪があるんだって。それなら首のサイズ気にしなくて大丈夫なんだって。」

「そっかぁ、よかった!」

ケイちゃんが苦しくなっちゃわないなら安心。

「ついでだから迷子札も買っちゃおう。」

「迷子札?」

「名前と連絡先書いたものを首輪に付けておくの。そうすれば迷子になっても見つけてくれた人が連絡してくれるってやつ。」

「そっか、ケイちゃんがお外出ちゃっても安心なんだね。」

「まあ念の為付けるだけだけど。迷子にならないように私達がちゃんと見ておくことが大事だからね。」

「うん、わかってる。ケイちゃんに寂しい思いさせないもん。」

ケイちゃんが勝手にお家出ないように私達がちゃんとしないとね。

どうせならかわいい首輪付けてあげたいな。私はわくわくしながらペットショップの商品を眺めていた。


「「ただいま~」」

「おかえり。ちゃんと買えた?」

「うん、ケイちゃんは?」

「ケージの中で丸くなってるわよ。」

「じゃあ早く安全にしてあげよう。」

早くケイちゃんを出してあげたい。それに今日はまだ全然遊んでないもん!!

「舞衣、レシートとお釣りは?」

「はい、これ。」

「ちょっと何これ!?予定よりだいぶ高いじゃない!」

お姉ちゃんがレシートとお釣り渡してママがびっくりしてる。そんなにお金かかったのかな?

「あー、そういえばママ昨日の夜さぁ…」

「…ちゃんといい物買ってきたのね。さすが舞衣ね!」

あれ?お姉ちゃんがなんか言ったらママの態度が急に変わった。なんだろう?

「ほら結、さっさとやっちゃお。」

「うん。」

なんだかよくわからないけどお姉ちゃんが手伝ってくれるならすぐにケイちゃん出してあげられるかな。

お姉ちゃんに引っ張られて私はリビングに行くのだった。


「それじゃ、まずコンセントカバー付けよっか。これは簡単だよ。こうやってコンセントに被せれば…」

「ホントだ、これならケイちゃんいたずらできないね。」

コンセントがプラスチックに囲まれて私の指もちょっとしか入らない。使うときは外さないとって言ってたのもわかる。

「次はケーブルカバーね。これはちょっとめんどくさくて、このぐるぐるのカバーをケーブルに巻き付けていくんだよ。」

「わかった~」

私はテレビのケーブルに巻き付けていく。

挿絵(By みてみん)

「こうすればケーブルに傷もつかないし、このカバーが守ってくれるから感電することもないんだよ。まあ穴が空いちゃったら取り替えなきゃだけど。」

「そっかぁ。」

これでケイちゃんが安全ならがんばらなきゃね。私はお姉ちゃんとリビングにあるケーブルにカバーを付けていった。

後乗せですが、ちょっとわかりやすく入れた部分があります。

今後の展開で回収していきますのでお楽しみにしてください。

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