表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大魔王→黒猫  作者: (著)まっつぅ♪ (イラスト)SpringFizz
25/106

25.お風呂に入ろう(その1)

加筆修正しました(2022/05/04)

誰視点かを追記しました(2022/11/22)

結視点


「ママ、お掃除終わったよー」

ケイちゃんのおもらしを片付けてママに言った。

(ケイちゃんに悪いことしちゃった…)

ケイちゃんがおトイレに行きたいのに気づかなかったからおもらしさせちゃったんだよね…

もっとケイちゃんのことちゃんとわかってあげれば鳴いてる理由もわかったはずなのに。

(ケイちゃんもおもらししちゃったの気にしてるのかな?)

さっきからケイちゃんはケージの中でちっちゃくなってる。私がおトイレをジャマしちゃったのにケイちゃんがしょんぼりしてるみたいに見えて私は申し訳ない気持ちになる。

挿絵(By みてみん)

「ちょうどいいからケイのシャンプーしちゃいましょう。」

お姉ちゃんはそう言ってケイちゃんを抱えあげる。抱え上げられたケイちゃんはあまり反応してない。

(そうだ、ケイちゃんに悪いことしちゃったんだから、私がキレイにしてあげなくちゃだ。)

「私もやるー」

ちゃんとキレイにしてあげればケイちゃんもきっと喜ぶよね?

「そうね、結もできるように教えてあげるね。」

「うん」

(ケイちゃんにはいつもキレイでいてほしいもんね、ちゃんと覚えなきゃ。)

私はお姉ちゃんのあとをついていった。


お姉ちゃんはお風呂場にケイちゃんを置くと私に話しかけた。

「それじゃ説明するね。まず猫は頻繁にシャンプーしてあげる必要ないのよ。」

「なんで?」

私だったら毎日お風呂入りたいと思うのに。

「猫は自分で毛づくろいして身体を清潔にしてるんだよ。だからシャンプーは多くても月1回ぐらいとか、お外に出た日に、とかでいいの。猫はとても綺麗好きなの。」

「そうなんだ、偉いんだね。」

「でもケイはお外にいたでしょ?だから汚れとかノミとかついてるかもしれないからちゃんとシャンプーで綺麗にしてあげないとなんだよ。」

「ノミって?」

「動物や人間の血を吸う虫だよ。猫に寄生するとすごい勢いで増えるし、猫が血を吸われすぎると貧血になったり病気になったりするの。」

虫?血を吸うなら蚊みたいなのかな?虫なのに猫ちゃんにそんな悪いことしちゃうんだ!

「そんなのダメだよっ!私ちゃんと綺麗にしてあげる!」

ケイちゃんが病気になったら大変。ちゃんとお世話しなきゃだ。

「私達でそうならないようにしてあげようね。それじゃあシャンプーのやり方説明するね。」

「うん!」

「まず使うのは普通の猫用シャンプーです。ノミ駆除用は使いません。」

そう言ってお姉ちゃんはペットショップで買ってきた猫用シャンプーを持ってきた。

「なんで?」

あれ?ノミ対策じゃなかったの?

「ノミ駆除用シャンプーは薬品が入ってるから刺激が強いの。もしノミに刺されてたらそこが更に悪化しちゃう可能性もあるんだよ。」

「でも駆除用じゃないとノミいなくならないんじゃない?」

「駆除用ってなってるけど、実際は忌避…つまりノミが嫌がって避けるだけなんだって。それにノミは水に浸かると気絶するから素早く洗い流せば普通のシャンプーでも十分なの。」

「そうなんだ、やっぱりお姉ちゃんはすごいね。」

「ネットで調べただけだって。それじゃあ次は実際に洗いながら説明するね。」

「うん。」

ケイちゃんをちゃんと綺麗にしてあげたいな。私はお姉ちゃんの話を聞いてもっと猫ちゃんのことを知らなくちゃって思った。

ノミ用シャンプーが必要・不要に関しては、「猫に合うか」や「ノミの発生頻度」等いろいろな条件によって異なります。

この話では不要と書きましたが、しっかり対策したい方は必ず獣医師に相談するようにしてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ