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大魔王→黒猫  作者: (著)まっつぅ♪ (イラスト)SpringFizz
15/106

15.お迎えするということ

加筆修正しました(2022/05/05)

「そうと決まったら子猫を迎える準備しなくっちゃね。」

お姉ちゃんもなんだか嬉しそうに言ってくれた。

「そうね、ご飯食べ終わったら何が必要か調べましょうか。結も早く席に戻ってご飯食べちゃいなさい。」

ママもそう言ってくれた。よかった、ママもお姉ちゃんも一緒にやってくれるんだ。

「うん!」

私は大喜びでご飯を食べた。


「まずは子猫のために必要なものを揃えなきゃ。結、メモ帳とペン持ってきて。」

パパはご飯を食べたらお風呂に行っちゃったから私とママとお姉ちゃんで相談することにした。

「うん。」

私が持ってきたメモ帳にお姉ちゃんがスラスラ書いていく。

「お姉ちゃんすごい。なんでも知ってるんだね。」

「なんでもじゃないよ。たまたま友達が猫飼ってるから知ってるだけだよ。」

お姉ちゃんはそんなこと言うけど私はすごいって思ってる。何かあったらいつも私を助けてくれるもん。

「まずはこんなもんかな~?」

お姉ちゃんは書いたメモを見せてくれた。

挿絵(By みてみん)


・食事、飲水用食器

・ウェットフード、ドライフード

・ケージ

・ベッド

・トイレ、トイレ砂、トイレシート

・キャリーバッグ

・爪とぎ

・ブラッシング

・猫用シャンプー

・猫草

・コロコロ

・おもちゃ


「わからないのがあったら説明するよ。」

お姉ちゃんはそう言って私とママを見た。

「結構あるのね。キャットフードが2種類なのは?」

ママがそう聞いた。私はドライ?ウェット?の意味がよくわからない。

「子猫の大きさ次第だけど、まだドライフード食べられないかもしれないし。その場合は離乳食を兼ねてウェットフードをあげればいいと思うんだ。それにすぐドライフードは必要になるだろうから。もっと小さかったら猫用ミルクが必要になるかな?」

「よく知ってるわねぇ」

お母さんは感心してるみたいだった。私はなんとなく大人の猫ちゃんのご飯と子供の猫ちゃんのご飯だってわかった。

「猫草って何?」

私は不思議に思って聞いた。

「猫草はね、猫が好んで食べる草なんだよ。排泄…おトイレね、をよくするためとか栄養を摂るためとかいろいろ言われてるけど本当のところはわかってないんだって。」

「へ~」

わかってないんだ、でも必要なんだ。猫ちゃんが喜んでくれるならあった方がいいよね。

「コロコロは?」

コロコロってお掃除用のアレだよね?

「猫に限らず動物の毛はすぐに抜けちゃうからね。私達の服だったりお部屋を掃除するのに便利なんだよ。」

そうなんだ。そういえば猫ちゃんを包んでたタオルにも毛がついてたもんね。

お姉ちゃんがまとめてくれたから用意するものがわかってよかった。


「あ、もしもしゆっこちゃん?」

私は部屋に戻ってゆっこちゃんに電話していた。

『結ちゃん、猫ちゃん起きたよ。』

「ホント!?」

『うん、さっきまで下にいたんだけどちゃんとご飯も食べてくれたよ。』

「そっかぁ、よかった~」

目を覚ましてくれたんだ、ホントに良かった。

「それでね、パパにお願いしたら飼っていいって。」

私はゆっこちゃんに説明した。

『そっかぁ、よかったね。でも残念、結ちゃん家がダメだったら家で飼おうと思ったのになぁ。』

「ダメだよ!あの猫ちゃんのママには私がなるんだから。」

いくら仲がいいゆっこちゃんでもダメだもん。あの猫ちゃんは家でお世話するんだから。

『わかってるって。それじゃあ明日引き取りに来るの?』

「うん、明日ペットショップで買い物してから行く予定。」

『わかった、ならパパに言っておくね。』

「ありがとう。それじゃ、また明日ね。」

『うん、またね。』

ゆっこちゃんに連絡して明日から猫ちゃんと一緒に暮らせるんだ、って実感がわいてきた。

(うれしい!どうしよう、ワクワクして寝れないかも…)

でも寝ないと早く明日が来ない。それに明日はやることいっぱいあるだろうから寝ないとちゃんとできない。

私は無理にでも寝ちゃおうと思って布団に入って目をつぶるのだった。

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