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詩集

旅路の果て

作者: ぷらうまん


迷いの海に沈む

できることはあっただろうか


惑いの海に淀む

なにかに気づけなかっただろうか


突き刺さり 零れ落ちて帰らない今日

藻掻き足掻いて 始まりに戻って終わる今日


遥かなる日々の上に 死んだように眠る

目が眩む太陽の下に 死んだように眠る


土という精神を忘れた身体は

どこにも還るところがない


生命は流れゆく潮に 浮かび漂う

突き刺さる絶望を糧に 想像の果てへ


寄る辺を夢見ている 祈りを捧げている

祈りは届くのだろうか 夢は叶うのだろうか


遥かなる日々の上に 目が眩む太陽の下に

迷いも惑いも 抱きしめられて還ってゆく


祈りも願いも溶けて共にある

今日の中に明日が芽吹いている


抱きしめられて思い出す 奇跡の上に立っていることを

抱きしめられて思い出す 光の下に目覚めていることを




モチーフのひとつはヤシの実です。

『目に見えない傷』という本の感想を織り込みました。

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