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アルーシャさんの家族と泊まる場所

「「ただいまぁー」」


突然、今まで聞いたことのない声が部屋中に響く。二人いるようだ。ただいま、ということは・・・


「あ、父さん、母さん!おかえりー!」


「ん?アルーシャ、後ろの無駄にでかい坊主は友達か?」


どうやらアルーシャさんの両親のようだ。


父親と思われる大男は、身体中筋肉のマッチョマンだ。髪色は金色、顔はそこそこのイケメン・・・


母親と思われる美人さんは、明らかにアルーシャさんの親って感じ。白銀の髪に美しい顔に引き締まった身体にでかいむn・・・ま、まぁそのことはいいや!


「友達・・・じゃあないのよねぇ・・・」


アルーシャさんが苦笑しながら俺の代わりに事情を話してくれた。


「へぇ、そんなことが。」


アルーシャさんの母親は不思議そうな目でこちらを見ている。


「ところで坊主、名前はなんて言うんだ?」


あ、そういえば自己紹介してねぇな。


「俺の名前は御門和俊みかどかずとしって言います。宜しくお願いします!」


「ほぅ、不思議な名前だな!よろしくな、坊主!」


名前を教えても坊主呼びか・・・なんかだんだんと異世界転移系物語に近づいてってるような・・・


「あ、こっちも名前言わなくちゃね!私の名前はシャーラといいます。よろしくね!ほら、あなたも!」


母親の名前はシャーラさんか。では父親は?


「おう、俺の名前はガイスだ!よろしくな!」


父親強そうな名前だなぁ!戦場ででっかい剣振り回してそう!




「あ、ところであなた、泊まるとこ決まってるの?」


シャーラさんが聞いてきた。急に異世界に飛ばされて、もちろん泊まるあてなんかない。


「な、ないんですよ、急にこっちの世界に飛ばされたもんで・・・」


「じゃあ家に泊めてあげたら?」


アルーシャさんが提案する


「でもアルーシャ、家には空き部屋なんかねぇぞ?どこに泊めるんだ?」


ガイスさんが問う。


「それは・・・まぁ、私の部屋かな。」


・・・?ん?え?


「あ!それいいわね!そうしましょうよ!こちらの世界に急に飛ばされた子供を追い出して飢え死にさせたら夢見が悪いし!」


シャーラさんは大賛成のようだ。しかし俺は全くもって話の内容を理解できてない。。。つまり?俺は・・・あのアルーシャさんの部屋に泊めてもらえるのかぁ!?い、いかん!よからぬことを妄想してしまうっ!!


「俺は一向に構わんが・・・この家の住人になる以上はしっかりと働いて貰うからな!!」


ガイスさんが言う。一応賛成のようだ。これは・・・もう・・・言うっきゃないでしょ・・・



「はい!!宜しくお願いしまぁぁぁぁぁす!!!」


なんか・・・・



なんか現世より幸せな方向に事が進んでるぞぉーーー!!!

いやぁ、こんなん羨ましい限りでございますわぁ・・・

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