まさかの異世界物語!?
思わず声が出てしまった・・・“ヴェルゼ”?“ヘンス”?そんな国聞いたことも見たこともないぞ・・・
しかし、ここが日本でもアメリカでもないことはよぉくわかった。そぅいえば、室内に貼ってあるポスター(のようなもの)に書いてある文字も、明らかに日本のものでもアメリカのものでもない・・・あのGoo○leでも見こともないぞ・・・?てか、アルーシャさん寝てるぞ・・・
「ん・・・いや!読めるぞ!?何故だか読める!?」
また声にでた・・・
「うわぁ!?どうしたんですか!?」
俺の驚く声を聞いて、うたた寝していたいたアルーシャさんが目を覚ます。
「いえ、すみません突然大声だしてしまって!」
「いえ、そのことはいいんですが・・・“読める”というのは・・・何が読めるんですか?」
「いえ・・・その・・・」
俺は正直に話した。何が読めたのか。そして、そこから繋がっていくアルーシャさんの疑問にも・・・
「へぇ・・・では、あなたはニホン・・・?というところのガッコウっ・・・?てところから来て、道に寝そべってて、私の家に今いて・・・?で、ポスターに書いてあるニホンゴ・・・?でない“アヴァンテ語”が読める、でも読める理由や突然ヴェルゼにきた理由が分からない、ということですね?」
「・・・はい、そうです。」
アルーシャさんも俺もよく理解できてない。
長い沈黙が続く・・・
「あぁ!思い出した!」
今度はアルーシャさんが大声を上げた
「どうしたんですか?」
「いえ、昔読んだ本にそれと似たような事が書いてあったんです!えぇと・・、どこだったかな?・・・・あ、ありました!」
その本にはこんな事が記されていた。
~異世界転移~
ある世界から、なんらかの要因で異世界に移動すること。転移した人のほとんどは“気づいたら知らないところにいた”らしい。尚、元の世界に戻れたケースはない。
「は?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
今日の俺は喉が壊れそうなほど叫ぶなぁ