神界にて……
~一言でわかる前回のあらすじ~
スピカと同じベッドで寝ました☆
「起きよ……お主……起きるのだ……」
どこからか聞きなれない声が聞こえる……
まだ眠いし起きなくていいや……
「……起きない?ワシが起こしておるのに? お主早くおきろ!」
てか誰だこの声。お主とかスピカは言わないしな……
起き上がり、辺りを見渡すと何も無い、白い空間だった。俺の前方には小学生くらいの女の子が豪華な椅子にぽつんと座っていた。
そのロリっ子は銀色のショートカットで、桜色の浴衣を着ている。多分この女の子が先程、俺を何回も呼んでいたのだろう。
俺は現状確認すると、俺はまた寝そべり、目を瞑った。俺はもうサプライズには慣れている。異世界転移から始まり、スピカと一緒に暮らすことになったことになるまで驚きの連続だった。
そのため、もう学習したのだ。意味のわからん状況、信じたくない現実などに出くわしたら思考放棄が1番いい! もっかい寝て起きたら元に戻ってるといいな……
「蓮、そろそろ突っ込んでも良いかのぅ?」
目の前のロリっ子は眉毛を引くつかせながら、低い声で聞いてくる。
嫌だよ、何を突っ込むというんだ。突っ込まれるようなことは何も言ってないし、してないだろう。全く…… 冗談も休み休み言って欲しいものだよ。
「お主、現実逃避なぞしても意味が無いぞ……」
……ロリっ子に叱られた。まともなこと言うな、なかなかできた子だ。で、ここどこなの?
「ここは神界じゃ。まぁワシしか住んでおらんのだがな…… お主達が住んでおるのは下界という。ワシはそこの管理をしておる。」
あれ?今気づいたけど俺、声に出してないよね?なんでロリっ子は受け答え出来んの?
「聞こえておるからな」
え?聞こえてんの?
「聞こえておるな」
なんで?
「ワシは神じゃからな! 」
ロリっ子が?
「そのロリっ子っての言うのやめい!」それといい加減寝るのをやめろ!」
声色からしてかなり怒ってるな、仕方ない、起きるか。 目の前ではさっきのロリっ子
「ロリっ子言うな!」
神がプンプン怒りながら座っている。
「ようやく、まともに話せるな……こんなに無視されたのは初めてじゃぞ…… どんな体験したらこの状況でも冷静でいられるのじゃ……」
異世界転移とか、神から貰ったジョブが最弱だったり、出会ったばかりの美少女に添い寝したりとかかな……
「あ、うん、それは悪いと思っておる。ワシがお主達を異世界に送ったのじゃし、ジョブやスキルもワシが与えたんじゃからな。」
神はそう言うと両手合わせ、申し訳なさそうに謝る。
全くだよ。魔物をテイムできると思ったら、最初イモムシ固定で指示出来ないとかどうなってんの? 当たり、ハズレの話じゃなくてバグの問題だろ。
「すまぬな…… 元々この魔物使いというジョブはな、グリーンラオペの成虫が幼虫を使役するためのジョブなんじゃ」
グリーンラオペの成虫にしか与えられないっていうなら別にバグでもなんで無いな。同族なら言葉を理解できるもんな。
んじゃなんで俺にこのジョブ与えられたの?ロリっ……神様
「お主またロリっ子って言おうとしたな? おい?」
だって神様って言いづらいんだもん! どっからどう見ても子供にしか見えないし!
「……わかった。じゃあワシの名前で呼ぶがいい。ワシの名はベガという。名前を教えたのは初めてじゃぞ……」
へー、ベガねぇ…… いい名前だね……
「じゃろう?」
ベガが胸を張りながらドヤ顔する。
ぺったんこだな、どことは言わんが。
「聞こえておるぞ……」
俺はその場で平伏した。
心を読まれると変なこと考えれないな。不便だ。
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「おっほん! では説明を続けるぞ? お主のジョブが魔物使いになったのかじゃったな?普通、ワシが調整しとる世界のもののスキルはワシが選んでおるのじゃ。しかし、他の世界からきたものは別じゃ。1番適性があるジョブが選ばれるのじゃ」
飼育係だったから魔物使いに適性をもっていたのか。
「流石に申し訳ないと思ってな、神の力を使ってなんとかしよう」
ベガから白い光が現れ、俺を包み込む。使役スキルを使った時に似てるな。
「お主のジョブの伸びしろを大幅に向上させておいた。得られるスキルの効果もな。これで異世界でもやっていけるじゃろう」
ほうほう、それは嬉しいな……ってダメだろ!スーと話ができなきゃ意味無いの!それにスーじゃ他の魔物に勝つのも難しいでしょ!
「それも問題ない、先程の光はスーとやらの所にも届いておる。まぁ、どう変わったかは実際に明日ステータスも見ればわかる」
ま、わかったよ。んじゃそろそろ帰してくれ、ベガ。帰って寝たい。
「お主、なかなかのダメ人間だの…… この世界になぜ呼ばれたのかとかきかんのか?」
え? 魔王を倒して欲しいんじゃないの?
「違うぞ」
違うの!?
「あぁ、それはお主以外の3人の役目じゃ。お主がスピカとやらと住むことになった経緯は不自然だと思わなかったか?」
確かに、伝わるのも決断するのも異様に早かった気がするな……
「ワシは少しの意識操作もできるからの、騎士団長や大臣の意識を操作したんじゃ。お主は魔王討伐とは関係ないから、魔王討伐しなくてもいいようにしたんじゃ」
怖っ!?
「大丈夫じゃ、本当にしたくないことをさせることはできん。後押し程度じゃよ。……まぁいい、それでな、お主をこの世界に呼んだ理由はの……」
ベガは一瞬タメをつくる
「無いのじゃ!」
ベガ、お前馬鹿だろ?
スー 「キュピっ!?(なにこれ!?)キュピキュキュピキュピ!(身体中光ってるんだけど!)」
ベガ 「これでお主も強くなれるのじゃ!」
作「イモムシに神の力使うとかもったいなくない?」




