表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/50

プロローグ

外は雨が降っていた。


「うーわ雨降ってるじゃん。帰れねー」


俺———雨宮 蓮は教室から雨の降っている外の様子を見て、一人でぼやいていた。

飼育係の仕事のせいで、休日の真昼間だと言うのに高校に登校していたのである。まぁしたくて飼育係をしているんだから仕方ないとは思うけど……


「どーしよっかなー お母さん呼ぶしかないかー」


鞄の中の携帯を使うために鞄の方に歩いていくと、不意に床に魔法陣が展開された。その魔法陣は見たことの無い文字で書かれていて、どんな意味なのかは理解できない。しかし、こういう展開はよくラノベやアニメで見たことがある。


「は? これって異世界転移とかのーーー」


言葉を言い終える前に魔法陣は光りだし、蓮の姿は教室から失くなった。


□□□


「ーー魔法陣って、何処ここっ!?」


俺は気づいたら慣れ親しんだ教室とはかけ離れて豪華な、王室のような場所にいた。っていうか王室でなぁここ。目の前に金髪ロングのいかにも王女というような女の子がいるし。警護の人とかいっぱい付いてるし。


……まぁこの子を王女(仮)とでもしておこう。王女(仮)はアニメに出てきそうなほど可愛いくて、「伝承通りですね‥‥」と言いながら涙を浮かべている。


その仕草も可愛い‥‥ っといかんいかん見惚れてしまいそうだった。

そんな煩悩満開でいたら、王女(仮)は泣きやみ、少し赤くなっている目をこちらに向ける。


「異世界へようこそ勇者様方!」


……予想はしていたよ、この場に来た時から。

魔法陣とか瞬間移動とか、現代科学では実現できないだろう。 だから、俺はずーっとこの可能性にはきづいていたが、流石に確信はしてなかったんだよ。

でも、王女(仮)の言葉で確信させられた。


どうやら俺は本当に異世界転移してしまったようだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ