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9話 黒龍君臨

「……っ、やっぱりか!なんか不穏な気配を感じて来てみれば……!」


「……手遅れだったか」


 海斗達がフィール達の方に駆け出して行った後。ドンパチやってるのに気付いて部分龍化をして全力疾走してきたランドとカエルムが到着する。


「村長!それにランドさんも!」


 それに気付いたのは、既に重力場から解放された龍人達。そして、この里の中でも上位の力を持つものということで期待の眼差しを向けている。


「あの化け物が戻って来たんだっ!早く追い出して……いや、今度こそ殺し「黙れ」っ!?」


 しかし、ランドは助けを求める声をバッサリと切って捨てる。呆れ、怒り、その他諸々が混ざり合った目で。


「フィールが来てるだと?そんな事、1週間前から俺も村長も知っている。追い出せ?殺せ?6年前、フィールが一体何をしたって言うんだ?化け物だって?はっ、俺にとってはお前らの方がよっぽど化け物のように見えるぞ」

 

 淡々と、返答を挟む間も無く言葉を連ねるランド。先に言葉を発した龍人の方は、唐突な暴言の嵐に驚き表情を歪ませる。


 と言うよりも、言葉を発していない龍人達もとある二人を除いて顔を歪ませている。しかし、各々が思っている事には多少の差異はあるが。


 何故知っていたのに知らせなかったのか。


 何故止めようともしないのか。


 何故ここまで冷静なのか。


 様々な感情がこの場にいる龍人達に広がっていく。そんな中、一人の少女がランドとカエルムのいる方に躍り出る。


「……二人も、知ってたんですね」


「あ?フランか。まあ、屋敷に泊まらせてたから……って、ちょっと待て。今『も』って言ったか!?お前、フィールが来てること知ってたのか!?」


 躍り出た少女は、顔を歪ませなかった内の一人のフランだった。そして、そのフランが告げた内容に今度はランドが驚かされる。


「ええ。……不幸にも、聞いてしまいましたから」


「不幸にもって……何を聞いたんだ?」


「惨劇の元凶だとか、偽りで塗り固められた友情だとか。分かってたこととはいえ、聞きたくなかった事ばかりを」


 その言葉に、この場にいる全ての者達は様々な視線を向ける。その大多数は何故知らせなかったという視線だが、カエルムとランドの向けた視線は違う。


「……どこで、それを聞いた?フィールが周りに聞こえる声で話すなど考えられないが」


「それは同意見だ。それに、彼奴(黒野)なら聞こえた素振りを見せれば普通に気付くだろうしな」


 二人の意見は、何故その話を知っているかというもの。そして、それを知った上で何故悪意を向けていないかというものだ。


 それを察したフランは、俯きながらその疑問に対して答えた。


「声は相当小さかったでしょうけど、私には彼等が話してるのが聞こえてしまったんです。フィールと同じように、隠し通してきた力の所為で」


「……隠してた力だと?」


「……ええ。僅かにでも声が届く範囲なら、どんな声でも鮮明に聞き取れる「地獄耳」という力です」


 フランが告げたその内容に、周囲は一気に騒めく。今まで、その力の一片すら悟らせた事は無かったのだ。それ故に、それを知った時の驚きは尋常では無かった。

 

「笑えない話ですよね。私だって化け物みたいな力を持っていたのに。それなのに、フィールの事を化け物だなんて言って恐れるなんて」


 その言葉には、誰も答える事はない。しかし、フランは言葉を続けていく。


「……だから、私は決めたんです。もう、前と同じ道は歩まない。フィールはもう親友とは思ってくれてはいないけど、私は元親友として里にいることを隠し続け、その親友を売った大罪人としてその復讐を受け入れる。その程度で罪を償えるとは思えないけど、私にはこのくらいしか出来ることは無いから」

 

 答えないと言うよりも、答えられない方が正しいのだろうか。先の衝撃といい、今のフランの覚悟の深さといい、彼らは動揺を抑えられていないから。

 

 しかし、その中でもまだ冷静な方なカエルムとランドはそのフランとその周りに向けて声を放つ。


「……悪いが、儂の意見も同じだ。復讐すると言ったとしても、もうそれを止めるつもりは無い。それがせめてもの償いだからな」


「それと一応言っておくと、フィールは里に入る前、「攻撃されない限りは攻撃するつもりはない」って言ってたぞ。どうせお前が先に攻撃したんだろ?それなら、ただの自業自得って奴だ。……というか」


 二人の言葉に周囲の者達は更に驚きを隠せなくなっていく。だがランドはそんな視線は気にせず、今まで触れてきていなかった一番の問題点を告げた。


「……例え俺たちがフィールを追い出すって言ってもだ。あんな中飛び込んだら三秒で死ねるっての」

 

 そう言いながら、ランドは今の今まで出来る限りスルーしていた爆音の根源を指差す。


「……呑み込み、喰らえ!それは私の怨嗟の刃!壊して爆ぜろ!それは私の憤怒の剣!崩れて消えろ!それは私の破滅の願い!その名は、深淵ヘ堕トス剣(ジ・アビス)!」


「っ、こっちはハナから近づけねえってのに……!」


「カイト様、来ます!」


「えっ、あっ、うわぁ!!?」


 フィールが顕現させた漆黒の長剣が振るわれれば、無数の黒い衝撃波が海斗達の、そして彼らのいる方へと向かってくる。


 しかし、その衝撃波はここまでは届かない。彼らの前で何かに弾かれ、そして消えていっている。


「多分クロノが張った結界だろうが……これが無きゃ今頃全員即死してるだろうな。俺らじゃ、防げそうもないくらいヤバい代物のようだし」


「……それに、結構な頻度で補強し直してるようだしな。そうでもしないと、簡単に破られるということだろう」


「……ところで、この里にこの結界と同レベルのを張れる人は?」


「「居ないに決まってんだろ」」


「ですよね」


 フランの質問に対して二人は即答する。つまり、海斗が負けるか、結界を張る余裕が無くなった時点で終了だと。


 それを察した者達は背筋に寒気を感じる。それは、いつまで生きていられるかさえ分からないことへの恐怖。


 だが、その中で一人。今の不自然に気付いたものがいた。


「……なあ、ランドさん。なんであの三人は、彼奴を止めようとしてるんだ?復讐の為に連れてきたっていうなら、止める意味は無いんじゃ無いのか?」


 事情を知らない者からしたら、それは不自然極まりない事だった。復讐しに来たはずなのに、その仲間がそれを止めている。理解はし難いだろう。


 だが、その理由をランドは知っている。そして、その裏にある残酷な意味も。


「それはだな、フィールが暴走してたら止めて欲しいっていう約束があるからだな。フィール自身がクロノと約束した、な。……ただし勘違いするなよ?その時、暴走してなかったら止めないでほしいとも言ってたからな。冷静に戻ってそれでも俺たちを殺そうとしたなら、今度は止める奴はいないからな?見ての通り、彼奴ら一人一人でさえこの里の全員で掛かって勝てるかどうかも怪しいしな」


 その言葉に皆は沈黙する。もしもフィールが彼らを殺す決断をしたら。それを止める手段なんてものは一切無いのだと。その事実に身を震わせる。


「まあ、今そんな事を考えてもどうしようもないけどな。俺たちは、此処から彼奴らの戦闘を見ることしか出来ねえんだからよ」


 ランドはそう言いながら、再び戦場へと視線を向ける。その目には何とも言えない光が見える。


 しかし、それに何も言う事が出来ない大勢の龍人達は、ランドと同じように戦場へと視線を向けるしかできなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 正直、フィールを少し甘く見ていたかもしれない。


 全力でこないと命の保証はしない。確かに、フィールはそう言っていた。


 だが、フィールの戦闘能力は俺の予想の斜め上を行っていた。それこそ、未だに指一本触れることすら出来ない程に。


「……呑み込み喰らえ!それは私の怨嗟の刃!壊して爆ぜろ!それは私の憤怒の刃!崩れて消えろ!それは私の破滅の願い!その名は、深淵へ堕トス刃(ジ・アビス)!」


「っ、こっちはハナから近づけねえってのに……!」


「カイト様、来ます!」


「えっ、あっ、うわぁ!!?」


 フィールが突如として顕現させた長剣が振るわれれば、無数の黒い衝撃波が何十、何百と飛び交う。そしてそこからは、よく分からないものの絶対に触れてはいけないという感じがする。


 俺はそれをひたすら避けながらも、背後の結界を何度も補強しなおしていく。そうしないと、直ぐにでも結界が砕かれ後ろの奴らが即死するからだ。


 俺たちと交戦し始めた後のフィールの攻撃は、全て範囲攻撃だ。それも、後ろにいる龍人を確実に巻き込む規模の。


 そのせいで、俺は結界を貼り続けることを強いられている。たとえフィールを止めても、龍人に全滅されたら止めた意味がないのだから。


 その上で、兎に角手数が多い。一人で三人を相手取れる手数では、近づくのは大分難易度が高い。


 そして、一番の問題は。未だに一度たりとも触れられてすらいないという事だろう。


「……不形不可視の絶対防壁を展開す。『ウォルガ』」


「っ、さっきから何の魔法だ、それ!」


 俺が魔法の中を掻い潜りながら接近していくと、フィールはまたも魔法の詠唱を紡ぐ。俺が接近するたびにこの魔法を詠唱されているので何をする魔法かは分かっている。もっとも、対処法が分かっていないのだが。


「ちっ……見えない上に破れない壁とかどうすりゃいいってんだよ!」


 俺は追加で飛んできた攻撃を避けるために後ろに飛び退きながら、短く文句を呟く。


 この魔法について分かってるのは、完全に透明な壁を作り出すこと。そしてそれは、俺が全力を出しても砕く事は出来ないということだ。


 フィールは、空間魔法だけは使う事が出来ない。それはつまり、結界というのものを張る術は無いということだ。それなのに、結界に似た何かを展開している。何の魔法だと言いたくなるのも無理はない。

 

 最初にやられた時は、そのまま突っ込んでぶつかり、割と大きな隙を晒すことになった。二人が援護してくれたから立ち直れたものの、一人だったらそのまま魔法の嵐を受ける羽目になっていただろう。


 まあそういう訳で、今の俺たちは完全にジリ貧だ。

①止めなきゃいけない

②近づかなきゃ無理

③近づくのも無理

こんな状態でどうすればいいのかと。


 その場所さえわかればその間を通り抜けられるのだろうが、今の俺にはそれさえも厳しい。魔法の影響が強すぎて空気の流れから判別するのは不可能に近いし、魔視を使っても同じ理由でまともに見ることが出来ないからだ。


「っ、せめてあの剣さえどうにかなれば良いんですけどねぇ!」


「そ、そんな事言ってもどうすればいいのさ!私じゃマトモな攻撃は出来ないよ!?」


「それに、あの剣滅茶苦茶嫌な予感しかしねえんだよな。例え回復があっても、絶対に触れちゃいけねえような」


 俺は、2人と会話しながらも後ろの方……衝撃波が当たって荒れた場所をチラりと覗く。


 当たったところは衝撃波と同じ色をしたナニかが薄く纏わり付いており、おまけに焼け焦げたり凍りついたりしている。これだけで、触れたらタダで済むないというのは一目瞭然だ。


 しかしそれ以上に、その闇が絶対的に危険なものだと勘が告げている。そのせいで、無理なゴリ押しが出来なくなっている。


「……あの」


「なんだ?」


「いっそのことテレポートで背後に回り込んで手刀で1発とかダメですかね?」


「……ああ、その手があったか」


 そして、そんな中で攻撃を避け続けることおよそ5分程。ビアンカがふとある事を提案した。


 壁が邪魔なら、それが意味をなさない移動をすればいいと。


 今、フィールは何やらヤバそうな剣を構えてはいる。だが、フィール自体近接戦闘が得意なわけではない。


 なら、充分に勝機はある。このまま体力尽きるまで待つよりかはよっぽど現実的だ。


「じゃあ、ちょっとやってみるか。『転移』!」


 俺は即座に空間魔法のテレポートを発動させ、フィールの背後に回り込む。そして、手に持っていた鎖をしまって手刀を首に向けて放つ。


「……っ、はぁ!」


 しかし、フィールはそれに直ぐに反応して長剣を俺に向けて振り抜く。俺はそれに対して、鞘に入れたままの剣を叩きつける。


 ビシィィィッ!


 その直後、そんな音がフィールの剣から鳴り響く。なんと、打ち合ったその瞬間に剣の全体にヒビが入ったのだ。あの見た目の割に遠距離攻撃に特化していたようで、耐久性はそこまで無かったようだ。


 バキィン!


 そして、剣は無数の破片を散らせながら砕ける。……もしもこれで終わっていたなら、あとは手刀を叩き込んで終わらせることは出来ただろう。


 だが。戦闘経験が俺より深いフィールが、それだけで終わらせるなんて事は無かった。


「っ、降り注ぎ斬り裂け!『黒蝕ノ礫』!」


「なっ、がっ!?」


 フィールは僅かに後ろに飛び退くと、手を翳しながら言葉を紡ぐ。それと共に、砕け散った無数の破片が俺へ向けて飛んでくる。


 結界を張ろうにもテレポートしようにも間に合いそうになく、細かい上に数が多すぎるため弾くことすらできない。さらに、避けれる場所さえ残ってはいない。


 だから、俺はその礫を体で受ける事になってしまった。


 肉が裂かれ血が飛び出す。燃えたと思えば今度は凍りつく。体が痺れ体の自由が利かなくなる。


 幸い、咄嗟に腕で顔を庇った為に目が潰されることもなく。また、礫の大きさが小さい故に腕や足が胴体から離れる事も無かった。それを差し引いても、ダメージは大きすぎるが。


「海斗くん!?」


「カイト様!?」 

 

 二人が、一瞬でズタボロにされた俺に駆け寄ってくる。それに対してフィールは攻撃しようとはせず、大きく距離を置くために離れる。


「『再生』!……って、そんな!?傷の治りが……」


「くっ……しかも傷口から魔力が流れ出て……!」


 美雪が再生魔法をーー修行の成果により生物物体問わず同時に再生出来るようになったらしいーーを使うものの、俺の傷は通常の10%程度の速度でしか治ってはいかない。さらにビアンカの言葉通りなら被弾したところから魔力まで流れ出ているといい、おまけに意識も少し朦朧としてきている。


 火傷、凍傷、麻痺、回復阻害、魔力流出、etc。あまりにも凶悪すぎる追加効果だが、すでに当たってしまった以上どうにかする手立てを考えるしかない。


「はぁ、はぁ……このままじゃ、何時まで経っても終わらない」


 そう言ったフィールを視線だけで追えば、僅かに息を切らせた姿が見て取れる。


 何故か、フィールは攻撃してこない。だがそこには、躊躇いというものではなく今攻撃しても防がれるという警戒が見て取れる。


「……だから。私が出せる全力をもって。この争いに、私の過去に終止符を」


 まだ上が有るのかと。聞きたいと思ったりもするが、質問できるほど今の俺に余裕はない。さらに、もともと無かった余裕はさらに無くされる事になった。


「……皆人平和の犠牲を知らず。また知ろうともせず」


 フィールは、先程よりも膨大で、そして鳥肌が立つような悪寒を感じさせる魔力を解き放つ。それと同時に、不穏な言葉を淡々と紡いでいく。


「私達は悠久の刻を待つ。その平和を崩す刻を」


 その魔力は、徐々に濃さを増していく。それはまるで夜の色と例えられそうな程に暗く、しかしそれでも黒さを増し続ける。


「さあ、数多の生贄よ。今こそ反逆の刻。恐怖には恐怖の。絶望には絶望の裁きをもって」


 漆黒の魔力は、止めどなく流れで続ける。それが続けさせてはならないものだと体では感じていても、今の俺は体が動かない。ビアンカと美雪もそう感じてはいるようだが、警戒したまま近づくに近づけない状態のようだ。


「生ある者は命を欲す。ならば示せ愚かなる者よ。明日を求む渇望の意思を」


 フィールは、結界の向こうにいる龍人達にも呼びかけるように声を発する。それに対してどんな感情を抱いたかは分からないが、警戒して殆どの者が一歩後ずさるのが見て取れた。


「ならば輝け黒き光よ。私はその全てを打ち砕く」


 だが、その意思も覚悟も打ち砕き滅ぼすと。そうフィールは告げる。そう言われても、その威圧の前に声を出せる者はいない。


「私は滅ぼす。怒りのままに。怨みのままに」

 

 そして、魔力はフィールから吹き出すのを止めた。だが、それは渦を巻くように流動しながらフィールを包み込んでいく。


 次第に、フィールは漆黒の魔力の中に隠れていく。そして。その姿が完全に見えなくなるその直前に、最後の一言が放たれた。


「私は奏でる。……終末を告げる、混沌の()を」


 その言葉と共に、フィールの姿は完全に隠れる。


 皆が沈黙して警戒する中、闇はまるで卵のような形を取り宙に佇む。


 時間にしたら30秒程しか経っていなかっただろうが、まるで永遠にも感じるような静寂の中、突然ソレは姿を現した。


 その闇を突き破るように、一体の龍が姿を現す。


 全身を覆う漆黒の甲殻に鱗。

 

 巨大な四枚の翼。


 蛇のように長く、それでいて力強い尾。


 そして、まっすぐに俺達を見据える十八の瞳(・・・・)


 多少の差異こそあれど。今日此処に来る前に見た本に乗っていた黒龍……ヒュドラの姿と一致していた。


「「「「「「「「「キュォォォオオオオオオン!!!」」」」」」」」」


 フィールは咆哮を上げる。


 衝動的に平伏してしまいそうな程の威圧感を持つその声は、静寂を切り開きながら天まで轟く。


 ーー龍人への無意識な恐怖からか、完全な龍化に至れない。


 フィールはそう告げていた。


 だが、その恐怖は怒りと恨みによって上書きされ、完全な龍化を成し遂げた。


 もしもこのままフィールが動けば、俺がこんな状態になってから魔力の供給がされてない結界なんてすぐに砕かれ、龍人は皆殺しになる事だろう。


 ……それだけは、フィールとの約束通り止めなくてはいけない。


 俺は、今にも倒れ伏しそうな体に鞭打ちながら無理やり立ち上がる。再生魔法も効果が薄いと言っていても多少の効果はあるようで、被弾した直後に比べたら数段マシにはなっている。


 だが、あくまで多少マシになった程度だ。今のフィールを止められると思うほど、体力は回復はしていない。


「海斗くんっ!?」


「カイト様っ!?」


 しかしそれでも。俺は体の上げる悲鳴を無視して、フィールのいる方向へと駆けて行った。

はい、フィールの最終形態「ケイオスヒュドラ」のお披露目です。

戦闘能力は……今までに描写したキャラの中でいうと、海斗を除いてイルネス、アウィスに続いて三位に位置する強豪です。と言っても、アウィスは全力を出してた訳じゃ無いですし、イルネスは戦わせてすらいないので全くアテにはなりませんが。

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