part2 誰もお話を聞いてくれないっ!
今更ですが、三点リーダーを・・・から……に、それと文始めの全角スペースを入れることにしました。iPhoneだと全角スペース打てないので非常に面倒ですが。
一応今までの話のも全て変更しておきました。……3時間ほど掛けて。まさか、高機能執筆フォーム (指定した文字列を置き換えることが出来る、小説家になろうの便利機能)を使ってもそれほど時間が掛かるとは思ってませんでしたが。話数が100話以上あるとそりゃ時間掛かりますよね (遠い目。
内容の方は変更ないので、その辺りは安心してください。
ジョーカー達は森を駆け回る。当然、あのドラゴンから逃げるためだ。
「フィィィィィィイイイイン!!」
「っ、危なっ!!?つーか此奴たまに瞬間移動してねえか!?」
「どうやらそのようじゃな!!おそらく「縮地」のスキルを持っておるのだろう!!」
独特な咆哮をあげながら、そのドラゴン……スカーレットスケイル (以後、スケイル)は木々をなぎ倒しながらジョーカー達を追いかけている。
ジョーカー達は背後を確認することが出来ていないが、気配の位置が突然変わったりするのは普通に気づけていた。
まともに攻撃が通りそうにない外殻に、縦横無尽に駆け回る機動力。
反撃する暇など、全くない状況だ。強いていうなら縮地の後に若干の隙は生じているものの、とてもではないが攻撃はできない。魔法は発動に時間がかかるし、物理攻撃は弾かれたらそこで隙を晒すことになるからだ。
「フィオーリ!!お前此奴と会話は出来ねえのか!!?」
「ごめんっ、無理っ!!さっきのドラゴンもこのドラゴンも、私達のこと"餌"としか見てないからっ!!」
「やっぱりなぁぁぁぁぁあああ!!!」
なお、此方には魔物と会話できるフィオーリがいるにはいるが……それすらも、この地では意味をなしていなかった。
あくまでフィオーリの能力は「魔物と会話できる」ということだけだ。会話できたとしても、相手が問答無用で殺しにかかってきていたら全くもって意味はない。
そしてここの魔物はみんながみんな生きるのに必死なので……ほぼ全ての魔物が、サーチアンドデストロイアンドイートという思考回路になっている。
つまり、平和的に話なんかできたものではなかった。
「アダマース!!なんか策はねえか!?」
「……逃げ切るっ、倒すっ、諦めるっ、夢幻列島から抜け出すっ、このくらいですっ!!」
「諦めるのは論外、逃げ切るのもこのままでは無理、抜け出すのも無理じゃな!おそらく魔力が持たん!!」
「そもそも大陸まで追いかけてこられたらその時点でヤバいことになるからな!!そうなると倒すしかねえのか!!?」
「それこそ無理なんじゃない!!?だってアレヒヒイロカネでしょ!?言い伝えが本当ならこの世界で2番目に硬い"金属"だよ!」
「……金属!それです!!」
フィオーリが逃げてる最中に言った言葉……「金属」という単語に対して、アダマースは何か閃いたような反応を見せた。
ジョーカー達はそれを聞いて、少しだが期待に満ちた目でアダマースを見つめる。
「ジョーカー様!!此奴から逃げ切れるかもしれない手段を考えつきました!!」
「はぁ、はぁ、本当か!!?」
「確証はありませんが!!今はひたすら、真っ直ぐ前に走り続けてください!!」
アダマースは、3人に向けてそう叫ぶ。詳しい内容まで説明するつもりはないようだ。もっとも、こんな状況で細かい説明をされても困るだけなのだが。
3人は、指示通りにただひたすら走り続ける。幸か不幸か、その途中で魔物が出てくることはなかった。足止めはされないが、他の魔物を押し付けて逃げることができないというのは若干辛かった。
そしてしばらく走った後、アダマースが突如として叫んだ。
「……今です!!急いで横に逸れてください!!」
「おうよっ!!」
「うわっ!!?」
「ふっ!!」
4人は、咄嗟に進行方向を横に変える。初めは何故指示の意味すら分からなかったが・・・その理由は、すぐにわかる事になった。
「フィィィィィイイイ!!!!?」
スケイルはジョーカー達が横に逸れたことへの反応が遅れ、止まるのが少しだけ遅れてしまった。
そしてそれこそが、アダマースの狙いだった。
その、止まるのが少しだけ遅れた事により……スケイルの体は、僅かにだが"島の外部"へと飛び出したのだ。
「今です!!ありったけの攻撃を叩き込んで下さい!!」
「そういうことか!!オラァァア!!」
「はぁぁぁああ!!!」
「吹き荒れろ!『ウィンドサイズ』!!」
スケイルは島から落ちないように踏みとどまっていたのだが……体勢が立て直しきれていない中で、そこそこの威力のある攻撃を喰らえばどうなるか。
「フィィィィィイ!!!」
スケイルはバランスを崩し、島の外側へと押し出される。急いで飛ぼうとはしているようだが、その動きはどこかぎこちない。
ヒヒイロカネはこの世界にある金属の中でも大分軽い方ではあるが……それでも、れっきとした金属だ。普通の鱗や皮と比べたら、どちらが重いかなどいうまでもなかった。
つまり、あの外敵から身を守る鎧は飛ぶ際には弊害となってしまっていたのだ。
だがそれでもスケイルは羽ばたいている。というよりも、体勢を立て直してしまったからか若干高度を上げてきてしまっていた。
「おい!アダマース!あいつ上がってきてるぞ!!」
「……堕ちよ!『ミーティオ』!!」
上がってくるのも時間の問題。皆がそう思っていたが、その皆の前でアダマースは1人魔法を発動した。
土魔法レベル7、ミーティオ。レベル8のデスコメットに比べれば範囲こそ狭いが、この魔法はそれゆえに威力がそれに比べて高い。
上空に突如として現れた巨大な一つの岩塊は、アダマースの詠唱とともにスケイル目掛けて落下していく。
その勢いは、まるで隕石のようだ。
バゴォォン!!
スケイルにその岩塊が当たると同時に、凄まじい音が響き渡る。それは、岩塊が粉々に砕け散る音だった。
「フィィィィィイ!!?」
そう。隕石の如き破壊力を持ってしても、スケイルの鱗を砕くことは出来なかった。だがそれでも、彼らは追い詰められてはいなかった。
何せ、今回のこの魔法の目的は……スケイルにトドメを刺すことでは無いのだから。
スケイルはあの魔法を喰らっても倒れることはなかった。しかし、当たったということはそれ相応の衝撃が発生する。
つまり……ドラゴンにしては飛ぶのが苦手なスケイルにとって、その衝撃は飛行を著しく妨げる要因となる。
大きくバランスを崩し、大分下方の方へとスケイルは落ちていく。海に落下したわけでは無いが、雲に隠れて見えなくなるくらいの位置までは落下した。
墜落したわけでは無いのでいずれ上がっては来るだろうが、それでも相当な時間がかかるはずだ。
「ジョーカー様!今のうちに!!」
「ああ、言われなくても!!」
その隙に、彼らは全速力でその場を離れる。今度は先ほどのように油断はしていない。
「どこか隠れられそうな場所は!!?」
「……っ、ジョーカー様よ!!あそこじゃ!」
今度はしっかり隠れられる場所を探しながら、ひたすらに走り続ける。外で休み、またスケイルに襲われたりでもしたら……今度こそ終わりだ。また、あの落とす手段が通じるとは思えない。
そして走っている最中、カルディアはある方向を指差す。
そこには、洞窟の入り口が見えていた。
「でかしたカルディア!!あそこに避難するぞ!!」
ジョーカーはそれを確認すると進路を急いでそちらに変更し、その洞窟へと駆け込んで行く。
外よりかは、魔物に見つかりづらいだろうという判断だ。逆に追い詰められたら危険きわまりないが、それまで考慮していたら居場所はどこにも無い。
「アダマースよ!入り口を塞げ!!」
「分かってます!!……『ストーンウォール』!」
洞窟に全員が入った後アダマースは間髪入れずに魔法を詠唱し、入り口に石の壁を作り出す。よく見れば後から塞いだものだというのは丸わかりだが、気づかれにくくはなった事だろう。
「……はぁぁあ……」
「つ、疲れたぁ……」
「くっ、妾もじゃ……」
「はぁ、はぁ、はぁ…」
4人は入り口がしっかり塞がったのを確認すると、それぞれ疲労に満ちた声をあげた。
運良く中に魔物はいなかったようで、彼らは安心して壁に寄りかかっている。
「…なんで、こんな事になったんだ?」
「「「どの口が言うか (言ってるの)(言うんですか)!!!」」」
「うおっ!?」
ジョーカーの言葉に、三人は同時に怖い顔をする。こうなった元凶がそんなことを言ってたら、そりゃ怒るだろう。
「ジョーカー様がこっちに逃げたから私たちは追ってきたんですよ!?その途中であのドラゴンに追われる事になりましたけど!!」
「というより、なんでよりにもよってこっちの方角だったの!?逃げるだけなら陸地の方がいいでしょ!?」
「お、おお、落ち着け落ち着け。悪かった、悪かったから」
アダマースとフィオーリは、ジョーカーに向けて声を荒げて言う。声が外に漏れたら大分危険なのだが……それに気をかけるよりも先に、感情が爆発してしまったようだ。
「絶対そう思ってなーー」
「っ、静かにしろ!!外から何かの気配がした!!」
「「!」」
だが、その追求は続くことはなかった。
ジョーカーは慌てた様子でそういいながら、急いで騒いでいた2人の口を塞ぐ。それに驚いた顔を見せていた2人だが、彼女たちもその気配を感じとるとその顔を青ざめさせる。
スケイルに比べれば弱そうな気配だったが、それでも今の疲労困憊な状況では苦戦は免れない。その上で、戦闘音で他の魔物が立て続けで襲ってこようものなら……。
「取り敢えず、早い所奥へ行った方が良さそうじゃな。このまま入り口にいたら、気づかれるのも時間の問題じゃろう」
「……だな」
幸いにも気づくのが早かったため相手に気づかれることはなく、彼らが襲われることはなかった。だが次が来た場合どうなるかは分からないので、早々と洞窟の奥へと移動した。
そしてそこで彼らが見たものは。
「……綺麗」
「これは……オリハルコンと、ヒヒイロカネの鉱脈でしょうか?それに、あの石碑のようなものは……」
紅と蒼に輝く鉱石と、洞窟の最奥で佇む一つの石碑だった。
気づいている人もいるかもしれないが、この石碑はあの……海斗達が夢幻列島を駆け回って探していた、あの石碑だ。
真ん中以外の九つの島の石碑全てに触って、真ん中の島の石碑に触ると試練が受けられるという、あの石碑だ。
アダマース達は一応それを海斗から聞いていたため、それを見た瞬間にそれが何であるかを察した。
「急いで入った洞窟に、こんなものがあるとはな」
「全くじゃ。……触れても問題はないようじゃから、一応触れておくか?」
「……一応、そうしとくか」
ジョーカー達は互いに頷き合ったあと、同時にその石碑へと触れる。すると、温かい何かが体に流れ込んでくる。
「えっと、これでオーケーなのかな?」
「そのようじゃな。もっとも、だからといって試練を達成する気はないんじゃがな」
「魔力さえ回復すれば、アダマースのテレポートで帰れるだろうからな。それまでここで待てばいいだけの話だ」
これで証は一つ目。あと八つ集めれば、試練を受ける権利は獲得できる。だが彼らは、その試練を受けるつもりは全くない。
この島にきてまだ大した時間は経ってないのに、この有様なのだ。これ以上外を歩きたくないのは当然である。
しかも、彼らの仲間には空間魔法のレベル9を持っている優秀な者がいるため、魔力さえ回復すればいつでも帰ることができる。
その上で、この危険な島に残るなどという選択肢は選ぶ訳はなかった。
……しかし。
「……あの。大変申し上げづらいのですが」
「ん?どうしたアダマース」
「この島、大陸からかなりの距離があるので……。4人全員を陸地まで転移させるとなると、魔力が5000程吹き飛ぶのですが」
「……なあ。お前の今の最大魔力って幾つだ?」
「3,000弱です」
そのテレポートが使えるとは、誰も言っていなかった。
テレポートは、消費魔力が非常に多い魔法だ。しかもその消費魔力は人数が増えるに従って2倍3倍と増えていく。
今回は4人いるので消費魔力は1人で転移する際の4倍だ。そしてその膨大な魔力を、1人で賄うことなど到底出来なかった。
「魔力消費を肩代わりしてくれる魔道具でもあれば話は別ですが……あいにくそんなものは持ってないですし。テレポートで帰るのは、無理だと思ってください。……道中の海上に転移する事は可能ですが、そこでまた同じような事になった場合今度こそ助かりませんからね」
「「「……」」」
頼みの綱が千切れたことを突きつけられ、3人は沈黙に包まれる。
最善の手段が使えないなら、別の代替え案を探すしかない。しかし、この修羅場を潜り抜けるための手段などそう簡単には思いつかない。
「どうしようか、これから」
「2,000近く魔力が足りないとなると……大人しく、初めから飛び立った方が安全そうじゃな。下手にアダマースの魔力を使い切っては、襲われた時の攻撃手段が減ってしまう」
「襲われる前提で動かなくちゃいけねえからな……。ここで全員の魔力が全回復するまで待った方が賢明か」
「ですが、ここには水も食料もありません。それでも2日もすれば魔力は全回復するでしょうが……今度は、空腹と乾きに苛まれながら行動する事になります」
「そんな状態じゃ、冷静に行動するのは無理そうだしな。そうなると、当面の問題は食料と水の確保か?」
「そうなるの。では、ある程度魔力が回復してから外に出ーー」
今後の行動について話合っていたその時。
バゴォン!
という音が、塞いだ入り口の方から聞こえてくる。
「っ!なんじゃ!?」
「魔物しかねえだろ!!その肝心の気配が全くもってしねえけどな!」
彼らは急いで戦闘態勢に入る。相手が何かも分からない以上、迂闊な行動は取れない。
しばらくの間、洞窟内が沈黙に包まれる。
そしてその沈黙の中……現れたのは。
「「……フゴフゴ」」
「なんだ?あれ」
「……焼き豚と、冷凍豚?」
燃えながら佇む豚と、辺りを凍て付かせながら歩く2匹の豚だった。
ジョーカー達には目もくれず、そのあたりの岩壁にあるヒヒイロカネに噛み付いている。
「……ただ単に、鉱石を食べに来ただけ?」
「そもそも鉱石を食べる豚がいる事に驚きじゃがな。それも、ヒヒイロカネを噛み砕くなど」
取り敢えずは無害だとわかった為、彼らはひとまず胸を撫で下ろす。入り口を塞ぎ直せば、まだしばらくはここにいれると考えたからだ。
ジョーカー達は、入り口を再度塞ぐ為に歩いていく。
しかしこの時、彼らは背後への注意を怠っていた。
「ゴォァァアアアアア!!」
「!?なんだ!!?」
「地龍じゃと!?しかしこんなもの洞窟にはいなかったじゃろ!」
「まさかずっと擬態していたというのですか!?」
「そんなことどうだっていいよ!今はそんなことより逃げないと!」
背後の床が突然隆起すると、そこから翼のないドラゴンが姿を現す。地上にもランドドラゴンという翼のないドラゴンはいるにはいるが、それには当然擬態能力などというものはない。
その上、今までずっと洞窟にいたのにそのドラゴンは襲ってくることはなかった。だから、擬態している魔物がいたことに気づけなかったのだ。
スキルにも隠密系のものが含まれていたようで、それも存在に気づけなかった要因の一つだろう。
「なんなんだこの島はぁぁぁああ!!」
「下手に騒ぐでない!!魔物が反応するじゃろ!」
「もうアレがあんなに騒いでいる時点で変わらねえだろ!!」
「ゴォォオオオオ!!」
彼らは駆け回る。それの速度はさほど早くはなかったが、それでも巻くのに苦労するくらいの敏捷はあった。
足元の地形に一切足を取られることなく走り続けるそのドラゴン……ケイブファング (以後ファング)はじりじりと彼らとの距離を縮めていく。
「……ごめんなさい。もう、ダメそうです」
「アダマースっ!!」
そして、この中で最も消耗が激しかったアダマースはついにファングに追いつかれてしまう。
大口を開け、ファングはアダマースに齧り付こうとする。ジョーカーがそれから助けるために手を伸ばそうとするが、とてもではないが間に合わない。
アダマースは、諦めたように目を瞑る。だが、その瞬間が来ることはなかった。
「フィィィィィィィイイイン!!!!」
甲高く、そして彼らにとって聞き覚えのある咆哮が辺りに響き渡る。
それを聞いたファングは、アダマースを喰らおうとするのをやめ大急ぎで来た道を戻ろうとする。まるで、何かに怯えるように。
だが……逃げ出すには、少し遅すぎた。
グシャァア!!
「ゴァアアア!!?」
「フィィィィィイ!!!」
木々をなぎ倒しながら、現れた紅の龍……スケイルは、ファングの首元目掛けて飛びかかる。
その鋭い爪は容易にファングの体に食い込み、そしてその首を引き裂く。
ファングは抵抗することさえ出来ず、いとも簡単に命を失った。
その死体を、スケイルはさも当然のように貪り始める。皮を引き裂き、肉を引きちぎり、そして咀嚼する。
すぐそばに居るジョーカー達には目もくれていない。その様子はまるで、「今この場で、お前らに何ができる」といっているようだった。
「……逃げよう」
「……ええ。この龍が私達に興味を示していない今のうちに」
その状況に感謝しながら、ジョーカー達は大急ぎでその場を離れる。そこにプライドなどというものは一切なかった。
「……他の島がどうかは分からぬが、少なくともこの島は危険すぎるな。出来ることなら、別の島へ移動した方が良かろう」
「だな。……特に、あのヒヒイロカネの龍は危険すぎる」
「それでは移動しますか?私とフィオーリは、飛ぶことが出来ないのでカルディアの腕に掴まることになりますが」
「まあそれは仕方がなかろう。……襲われた時は、2人とも頼んだぞ?」
「……善処するよ」
「不安じゃな」
ひとまず、彼らはあのスケイルから遠ざかるために、島を渡る事を選んだ。
この島でずっと待機するよりかは、マシな判断だったのかもしれない。
だが……例えどこへ行こうとも、この地が、「夢幻列島」であることに変わりはなかった。
彼らの苦難は、まだ終わらない。
アウィス「あ、うぃーっす」
作者「あ、うぃーっす」
アウィス「それじゃあ今回も、魔物解説コーナー行ってみよう!」
作者「今回の魔物は焼き豚&冷凍豚こと「ピグレアメタル」に、「ケイブファング」の2体だな。名前と特徴で気づいた人もいるかもしれんが、あの豚は一章で出てきた豚、「ピグメタル」の上位種だ」
アウィス「まずはその2匹の豚の解説から行ってみようか」
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ピグレアメタル
種族 魔獣
レベル98
体力 1020
魔力 816
筋力 918
敏捷 714
物防 1428
魔防 1428
スキル
採掘レベル9 隠密レベル9
鉱石を取り込み、甲殻を作り自らの身を守る習性がある。また、進化の過程で属性結晶を取り込む事も可能とし、その属性の魔法も扱うことが出来る。
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アウィス「焼き豚の方も冷凍豚も種としては違いないんだよね。ご想像の通り、それぞれ火と氷の結晶を取り込んだ結果ああなっただけで」
作者「別に属性はなんでもよかったんだが……。食品みたいな印象を与えるためにそうした。悪意はある」
アウィス「まあ、雷の豚とか風の豚って言ってもネタ感が薄いから仕方がないね。あ、一応言っておくと焼き豚って言っても火は通さないと食べられないから」
作者「しかもここには書かれてないが、自分の持つ属性に対して完全な耐性を持つっていう設定になってるからな。焼き豚の場合、殺して肉にしても火は通らないぞ。火属性ダメージが一切通らないから当たり前だが」
アウィス「焼き豚 (焼けるとは言ってない)って事だね」
作者「それと真面目な話になるが、豚肉を食べる時は絶対に火を通さないとダメだ。牛肉と違って寄生虫がいるからな。レア程度じゃ寄生虫は死滅しないから、完全に火を通すように」
アウィス「まあ要するに、この焼き豚は人には食べられないってことだね」
作者「そういう事だ。それじゃ次、ケイブファングの説明だな」
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ケイブファング
種族 ドラゴン
レベル 234
体力 2618
魔力 1428
筋力 2618
敏捷 2380
物防 3094
魔防 2856
スキル
隠密レベル9 土耐性レベル7
龍魔法レベル3 天駆レベル3
背中の甲殻が岩と酷似しており、洞窟の床の一部を削りそこに潜む。獲物が近づいてもすぐには襲い掛からず、自分に背を向けるまで決して襲いかかることはない。
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作者「此奴は岩場にしか隠れられねえが、そのぶん擬態能力は非常に高い。まさか、自分の立ってた場所がドラゴンだったなんて考えもしねえだろうからな」
アウィス「感触、温度、その他諸々。どれを取っても背中の甲殻は岩そっくりだからね。あと、壁や天井よりも注意が向きづらいってのも気づけにくい理由の一つかな」
作者「速度は普通程度、攻撃よりは防御寄りのステータスだ。気づかれることすらなく流れ弾とかでやられない為だ。……そのぶん、一撃必殺には向いてないが」
アウィス「まあ、防御硬くて一撃必殺とかどんな無理ゲーなんだって話だからね」
作者「あ、そう言えば、前回のあとがきについて訂正する事があったんだ」
アウィス「ん?何?」
作者「あの時、俺は真ん中の島を「壱の島」って言ってたんだが……正しくは、真ん中は「拾の島」だ。「壱の島」は無属性担当の場所だ」
アウィス「だいぶ大きいミスじゃんそれ」
作者「だな。まあ、気づけたからいいだろ」
アウィス「適当だなぁ……。まあ、今回はここまでだね」
作者「次回はまだどこから始めるか決まってないからここで言えることはないな。まあ、サクッと決めてサクッと書く予定だからその辺は気にしないでくれ」
アウィス「とか言って、また時間がかかるんでしょ?」
作者「……一応言っておくと、今回の話の執筆時間の比率は本編6割に後書き4割だ。つまり、本編書くのにそこまで時間は掛からん」
アウィス「……こんな後書きにそんな時間掛けてたの?」
作者「ステータスの計算とか、その魔物の設定とか色々とあるんだよ」
アウィス「ふーん……」
作者「まあ、設定考えるのは楽しいから止める気はないけど」




