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能力者

「午後のニュースをお伝えします。本日11時頃、能力者達が銀行を襲撃、10人が死亡するという事件が発生しました。周辺の皆様は十分ご注意ください。」


「また襲撃か…物騒だな。」


テレビを見ていた少年は呟いた。


最近五年前に異星人から与えられた能力が覚醒した人々が組織を組み暴動を起こしている、という事件がおこっていた。


テレビを見ている少年、和也は能力が覚醒しなかったため、能力者では無かったようだ。


「まあここらは襲われることないだろ。」


和也はそう言うと、夕飯を買うため外へ出ていった。


「ここらもすこしかわっちまったなぁ」


と、おっさん臭いセリフをぬかしながら河川敷を歩いていると、


「君…少しいいかい?」


といきなり話しかけられた。

和也は昔から周りの動きには敏感だったので、近づかれるといつもは気付くはずなのだが、今回は気付けなかった。少し怪しみながら、和也は声をかけられた方へ向いた。


「・・・誰、あんた」


和也は目の前の青年に話しかけた。

青年はフードを深くかぶっており、顔は見えなかった。


「僕は…まあ誰でもいいや。君に一つ言いたいことがあって話しかけたんだ。」


「は?」


「後で君の元へ一人の少女が行くから、彼女の言うことを聞いてくれ。あとーー」


突然青年が腕を振りかざす。そして指を鳴らすと、


「覚醒おめでとう」


「!?」


一瞬にして青年の姿が消えた。


「なんだよ今の・・・幻覚でも見てたのか?」


和也はしばらく考えていたか諦めて再び歩き出した。

青年が自分も能力者だったらしい。そのことを考えると少しテンションが上がってきた。


「少女がなんとかとも言ってたが・・・何だったんだ?」


まあそんな事はどうでもいい、と切り捨て、和也は商店街への道へ歩いていった。

続く

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