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第44話 トラブル ~伊織編~

 勇気を出して、返事をする。と心に誓って、朝も早くに行こうとした。だが、緊張のあまりお腹をこわし、家を出るのがいつもと同じ時間になってしまった。


 電車でもちょっとフラフラした。ああ、緊張する。緊張する。

 会社に着いた時には、疲れ切っていた。


「おはよう、真広」

 ロッカールームで真広に声をかけると、

「どうした?ぐったりして」

と、びっくりされた。


「なんか、緊張して、お腹痛くなっちゃって…」

「大丈夫?そんなに緊張しないでも平気だよ」

「うん」

 なんとか、9時前に席に着いた。今日も注意されないんだろうなと思っていると、

「遅いですよ」

と、佑さんが一言そう言った。


 わ。注意された。

「あ、すみません」

 注意されて、私も真広も少し驚いた。私なんて、声も出なくてただ、頭を下げただけに終わった。


 ああ、こんなで、どうやって声をかけたらいいんだろう。残業でもしてみる?それか、えっと、そうだ。コーヒー入れましょうか、って言ってみる?!

 その一言すら言えない。勇気でない。


 悶々としながら仕事をしていると、佑さんは北畠さんに声をかけ、一緒に会議室に入って行った。

「あれだよ、あれ。来年度も仕事続けるかの確認だよ」

 真広がぼそぼそと話しかけてきた。

「そ、それか。わあ、どうしよう」


 なんて答えたらいいんだろう。結婚するから辞めます…なんて言っていいんだろうか。いや、その前に返事をしなくっちゃ。返事を、ちゃんと。

「どうしようかな。なんて答えようかな」

 真広も悩みだした。


「でも、今の時点で結婚の話も出ていないんだから、辞めませんって言うしかないよね」

「そ、そうだよね」

「伊織の場合は違うでしょ?」

「え?」


「……まあ、頑張って」

「え、うん」

 それから、パソコンの画面を見た。でも、心ここにあらず、どうやって返事をしようと、そればっかりが頭に浮かんでいた。


 北畠さんが席に戻った。次は私?とドキドキしながら、画面と睨めっこをしていると、佑さんは私の後ろを通り、自分のデスクに座りに行った。

 あ、声、かけられなかった。もしかして、時間がないのかな。でも、そのあと佑さんは、どこかに行くこともなく、デスクで仕事をしていた。


 真広は忙しそうに電話をしたり、電話がかかってきたり、しばらくバタバタしていた。そして、

「あ、落ち着いた」

と、真広がお茶を飲み、ほっと一息ついていると、

「溝口さん、ちょっと会議室まで来てもらえますか?」

と、いつの間にか席から佑さんはやってきて、真広にそう言った。


「あ、は~い」

 真広はかったるそうに返事をして、

「ちょっと、行ってくるね」

と、私に小声でそう言った。


「うん」

 真広の方が先に呼ばれた。そうか、私は最後なんだな。

 ああ、また緊張してきた。なんか、胃のあたりがキリキリする。


 真広は、数分して席に戻ってきた。ドキン。次、私だよね。

 佑さんも席に戻ってきた。でも、野田さんがすぐに佑さんに声をかけ、佑さんは私を呼ぶことはなかった。


 お昼、ランチをしに隣のビルに行った。真広は、

「絶対に、気にしてるな、あれ」

と、ぶつぶつと言い出した。


「え?何?」

「主任、けっこうギリギリなんじゃないのかなあ」

「ギリギリって?」

「伊織のこと」


「え?え?どういうこと?もう、私のことなんか嫌になったとか?え?まさか、そんな話になったの?」

「違うよ。その逆。切羽詰っている感じしたんだよね」

「せっぱ?」

 なんのこと?


「伊織が、見合いなんかするはずがないと思っているみたいだけど~~」

「見合い?」

「でも、ちょっと、いや、かなり、焦ってたなあ、あれは」

「見合いって?私が見合い?え?主任になんて言ったの?真広、何かまさか、よけいなこと…」


「ちょっとだけ、カマかけておいたって言うか。焦らせておいたの」

「ええ?!」

「伊織が、お見合いするかもって」

「えええ?!」


「焦ってたよ、あの主任がさ、伊織のこと思わず、伊織さんって言っちゃってたし。で、あ、しまったって顔してたし。私、内心、ちょっとおかしくって」

「おかしくってって、何よ、それ」

「だって、いつも表情も変えず、クールに仕事しているのに、伊織のことだと顔つき変わるんだもん」


「顔つき?」

「焦った顔もしていたし、困った顔もしていたし、やばいって顔もしていたし。表情クルクル変わるから面白くて」

「酷い、なんだってそんな、からかうようなことしたの?」


「伊織のためじゃん。大丈夫。向こうからしかけてくるよ。絶対に話しかけてくるから」

「……も、もう。なんだってお見合いの話なんか…」

「あれは、相当入れ込んでいるな。伊織、心配することも何もないよ」

「え?」


「だからさ、主任は相当伊織にまいっているってこと。プロポーズだって、本当に伊織と結婚したいから言ってきたんだよ。疑う余地もないし、自信持っていいよ、伊織」

 真広…。


 佑さんに変なこと言って!と、ちょっと頭に来たけど、そんなことを確認するためだったの?

「思い切って、主任の胸に飛び込んだらいいじゃん。ね?」

「……うん」

 コクンと頷いた。


 本当に、私がお見合いするって聞いて、佑さんは焦ったの?

 もう、私のことなんかいいやって、思ってない?そもそも、好きだとか言われたこともないし、本当に好きになって結婚を考えてくれたの?


 ああ、ダメダメ。そういうこと考えていくと、どんどんまた滅入ってきちゃうから。ただただ、勇気持ってOKしたらいいだけ。


 午後、緊張しながら仕事をしていると、急な注文が入った。よく急な注文をしてくるお客さんで、工場の担当の人も心得ている。だから、そのつもりで工場に電話を入れた。

 すると、

「前の担当の人は、移動になりましたよ。僕が新しく担当になったものです」

と、電話に出た人が言った。


「え?いつからですか?」

「今日からですよ。で、注文ですか?」

「あ、はい。□□機器さんからで、明日出荷してほしいんですけど」

「はい?午前中で締め切りましたよ。そんなことも知らないで仕事してたの?」


「いいえ。知っていますけど、□□機器さんは急な注文がたまに入るんです」

「特例は認めないですよ。断ってください。早くて明後日の出荷になります」

「困ります。いつも、この時間でも、引き受けてくれてたじゃないですか」

「前の担当がしていたことでしょ?僕はそういう特例作りたくないし、もう荷物乗せちゃってる最中だから、無理だよ、無理」


「せめて、今日だけでも。今迄できたことを、いきなりできないなんてお客さんに言えないですよ」

「言ってください。それはあなたの仕事でしょ?仕事舐めてくれたら困りますよ。ちゃんとしてくださいね。それじゃあ」

 ええええ?どっちがちゃんとしていないの?今までできたこと、なんでいきなり、断ってくるのよっ。


 う~~~~。ただでさえ、胃が痛かったのに、ますます痛くなってきた。

 今さら、できませんなんて、お客さんだってきいてくれるわけないよ。う~~~~~。


「会議のお茶の用意、よろしくね、桜川さん」

 そんな大変なことが起きているのに、課長にお茶を頼まれた。

「はい」

 とりあえず、お茶を出してから電話をするかな。と席を立つと、

「桜川さん、昨日の出張費立て替えているから、今日中にもらってきてくれない?明日も外回りあるからお金がいるの」

と、塩谷さんに頼まれた。


「あ、はい」

 出張費の清算か。お茶を出したあとに経理に行くかな。でも、□□機器さんにも早くに電話入れないとならないのに。


「伊織、お茶なら私がやっておくからいいよ」

 真広は席を立ってそう言うと、ニコリと笑い部屋を出て行った。

「ありがと」

 背中にそう言ったが、真広にはもう届いていなかったかな。かなり足早に出て行ったから。


 じゃあ、早くに□□機器さんにできないことを伝えなくちゃ。と思い立ち電話をしたが、

「今まで大丈夫だったのに、なんだっていきなりダメになるんですか?こっちだって、お客さんに急ぎで送れるって言っちゃったよ。困るんだよね」

とやっぱり、聞き入れてくれない。

 キリキリ。胃が痛い。


「すみません。本来、午前中の注文でないと明日出荷は難しいんです。そこを毎回工場に頼んで乗せてもらっていたんで」

「それは、そっちの都合でしょ。でも、乗せてくれてたのに、なんで今日はダメなわけ?理由は?」

「り、理由と言いましても…。工場からそう言われまして。まことに申し訳ないんですが」


「もう一回頼んでよ。いつも、やってくれてるじゃないですか、桜川さん」

「……はい。かしこまりました」

 あ~~~~~~~~~~。お腹痛い。どうしよう。佑さんを呼ぶ?でも、会議中だ。なんとか自分だけで切り抜けないと…。


 それから、もう一度工場に電話をしたがダメだった。こうなったら、もっと上の人に代わってもらおうと、違う電話番号で電話をして、偉い人に電話に代わってもらったが、例の嫌なやつで、もっと聞き入れてもらえなかった。


 どうしよう。

「急ぎの注文、工場出してくれないって?」

 真広が聞いてきた。


「主任に言ってみたら?」

 北畠さんもそう言ってくれた。

「でも、会議中に迷惑ですよね」

「急ぎの用なんだから、電話で大丈夫か聞いてみたら?」


「もう少し粘って見ます」

 再度、新しい担当の人に電話をした。今回だけでもと、そう言ったが、

「無理だね、忙しいんだからさ、何度も電話してこないで」

とまで言われた。


 女だから、甘く見られているのかな。私の力不足かな。情けないなあ。

 やっぱり、佑さんに助けを求めたほうがいいのかな。


 そんなことを思って、受話器を取ろうとしたところに、

「会議終わったから、お茶碗片付けてね」

と、野田さんが戻ってきた。


 よかった。会議終わったんだ。

「桜川さん、出張費」

「え?」

「出張費の清算、してくれたわよね。私、明日もずっと外回りなの。って、さっきも言ったわよね」


「あ!!!!」

 しまった。デスクの上に並んでいるファイルをどけた。そこにはまだ、頼まれていた用紙が残っている。

「なんでまだ、ここにあるの?まさか、経理に行ってないの?」

「すみません。私、うっかり」


「うっかり?!どういうことよ、それ!」

 どうしよう。やってしまった。それも、よりにもよって、塩谷さんの出張費。

「どうした?塩谷」

 そこに佑さんが戻ってきた。ああ、佑さんにも私のヘマがばれる。絶対に怒られるよね。


「あ、主任!!もうっ。この人、ほんと、つかえないんですっ!経理に3時までに持っていかないと、出張の清算できなくなるって知らないの?知ってたよね!なんで行かなかったの?忘れたわけ?!」

「すみませんでした」

「すみませんじゃ、すまないのよっ。給料前だし、明日の外回り、どうしてくれるの?あなた、お金立て替えてくれるの?!」


「塩谷っ。出張が急で前借できなくて悪かった。僕が出張費を払っておく。それでいいだろ?銀行でおろしてくるよ。いくらだ?」

 佑さん、助け舟出してくれた。呆れたり、怒ったりしないで、助けてくれるんだ。


「主任!そんな甘っちょろいこと言ってないで、桜川さんのこと注意してください。どうせ、男のこととかろくでもないこと考えて、忘れたんでしょ?これだから、腰掛けOLは嫌なんです。自分は出張とか行ったことないからわからないだろうけど」

 ズキ。


 痛い。なんだか、今の言葉は胸に突き刺さった。

「とっとと、結婚してやめちゃえば?そんな中途半端なことしてたら、他の人に迷惑」

 ズキズキ。

「塩谷!いい加減にしろ」

 佑さんが大声を出した。


「なんで?主任だって前から言っていたじゃないですか。事務員はみんな腰かけで、結婚するまで適当にぬるく仕事をしているだけだ。すごく迷惑だから、さっさと誰かその辺の男つかまえて結婚してやめちまえばいいのにって」

 ズキン!

「塩谷!」


「結婚相手見つけるために会社来てるんじゃないの?それとも、仕事出来ないからって、結婚に逃げようとしてんの?相手に養ってもらえばいいやって、そんな気持ちでいるんじゃないの?」

 ドキ。


 え?


 そうなの?私は結婚に逃げようとしているの?何にも出来なくて、仕事もできなくて、旦那さんになる人に養ってもらえばいいやって、そう思っているの?

 何もできない自分、情けない自分、誰かによっかからないと生きていけないような弱い自分…。

 それで、結婚を私は望んでいるの?


「塩谷、お前、言い過ぎ…」

 佑さんは塩谷さんを止めようとした。でも、

「何様のつもりなんですか?」

と、真広がぽつりとそう口にした。


 佑さんも塩谷さんも黙り込み、真広を見た。真広はゆっくりと椅子から立ち上がると、

「何様のつもりなんですか?塩谷さんってそんなに偉いんですか?結婚しないで働くことが偉いんですか?管理職ってそんなに偉いんですか?結婚を望むのがそんなに悪いことですか?結婚退職したいって思っちゃいけないんですか?」

と、怖い声でそう言った。


 そして一回息を吸い込み、

「結婚望むのって、そんなに悪いことですかっ!?結婚したいって思ったって、いいじゃないですかっ!!仕事優先にして、バリバリ働いて、結婚もしないで一生を終るって、そんなに偉いことなわけ?!結婚して家庭に入って、好きな人と一緒に暮らして、子供産んで、幸せになるって望むのが、そんなに悪いことなわけ!?そのために、結婚するまでだけ働くのが、そんなにいけないことなわけっ?!」

と、今度は大きな声でまくしたてた。


「べ、別に悪いって言っているわけじゃ」

「まあ、まあ。仕事中なんだし、その辺でやめようか。ね?」

 課長が話を中断しに来た。

「ほら、魚住君、早くにATMに行って、お金おろして来たら?」

「え?あ、はい」


 あ、いけない。佑さんがいなくなったら、□□機器さんの件、解決できなくなる。

 傷ついている場合じゃないよ、私。

「あのっ!」

 佑さんの方を見て、声をかけた。


「しゅ、主任。すみません。□□機器さんからの注文で、急ぎの注文があって、工場に電話を入れたんですけど、明日の朝の便に乗せられないって断られて。今後、そんな急ぎの注文は受けるなって、前の日の午前中までの注文しか、翌日出荷しないって言い張って…。担当者の人、今日から移動になって新しい人に代わって、まったくこっちの言い分も聞いてくれなくて…」

 佑さん、一瞬眉をしかめた。


「□□機器さんに、間に合わないと言ったんですが、いつも急ぎの注文でも聞いてくれたのに、何で聞いてくれないんだと怒られて…。すみません!!!何度も、何度も工場に電話をして、上司の人にもお願いしたけど取り合ってくれなくて」

「それは、何時ごろの注文ですか?」


「いつもなら、1時ごろ電話をしてくるんですが、今日はちょっと遅くて2時を過ぎていたんです」

「それ、会議の前でしたよね」

 ドキ。怒ってる?

「すみません。会議だし、なんとか一人で切り抜けられると思ったんです」


「…いえ。□□機器さんも、ちょっと遅い電話だったんですね」

「でも、前にも2時を過ぎてからの注文も、受けてくれてたんです」

「前の担当者の人ですよね」

 ドキドキ。佑さん、声、怖い。


「はい。いろいろと融通きかせてくれて。□□機器さんは、いきなり顧客から急ぎの注文が入ってくるそうで、時々、急な注文があったんです。でも、なんとか今迄対処できていたんですが」

「わかりました」

「すみません。担当者が変わることも、前の人が移動になることも知らされていなかったので、私もびっくりして」


「そうだった!すみません。それは僕の責任です。昨日工場に行って、それは聞いていました。今朝、すぐに桜川さんに言わないとならなかったですね。それは僕のミスです。でも…。そんな大変なことになっているなら、会議中でも呼んでくれてよかったんですよ」

「…え、でも。迷惑かけたくなくて」


「つかえないわね。そういうところがダメなのよ。優先順位間違っているんじゃないの?ちゃんと上司に報告しないとならないことくらいわかんないわけ?結局、迷惑かけているじゃないの」

「塩谷!お前はいいから黙ってろ」

 佑さんは、塩谷さんを黙らせた。それから、すぐにデスクに行き、

「桜川さん、大丈夫です。僕がなんとかしますから」

と優しく言ってくれた。


 泣きそう。佑さんの優しい声、久しぶりに聞いた。やばい、本当に泣きそう。


「桜川さん、明日朝の便に乗せてもらえます。ただ、今後のこともあるので、□□機器さんには僕から電話をしておきます。いいですか?」

「あ、はい。すみません。お願いします」


 ああ、声が震えた。でも、泣くのは我慢だ。こんなことで泣いたりしたら、さすがに呆れられちゃう。


「あのっ!」

 佑さんが電話を切ったので、私は声をかけた。

「本当にすみませんでした。そのことで頭がいっぱいになって、出張費の清算も忘れてしまって、私の責任です。私が立て替えます」


「え?いいですよ。塩谷だって、そんなに急を要するなら、自分で経理まで用紙を持っていけばよかっただけなんですから。塩谷も、そのくらいの処理は自分でできるようになれよな」

「は?私の責任ですか?主任」

「いくら必要なんだ?今、おろしてくる」

 佑さんは、塩谷さんと話をして、部屋を出て行った。


 迷惑かけてる。私はいっぱいまた、佑さんに迷惑をかけた。

 さっさと佑さんに会議中でも電話をしたらよかった。迷惑かけるから…とかじゃなくて、電話をしづらかったんだ。それだけだ。


 そんな理由で、佑さんにも塩谷さんにも迷惑をかけた。

 塩谷さんが怒るのも無理ないよ。たったこの用紙を経理に届けるだけのことを忘れたんだから。


 私みたいな役立たず、ほんと、いても邪魔なだけな気がしてきた。さっさと会社辞めるべき?

 ううん。こんな役立たず、佑さんと結婚していいのかな。もっと、ちゃんと仕事するなり、もっとちゃんとしないといけないんじゃないのかな。


 ダメだ。勇気出してOKするっていう決意も、一気に揺らいだ。

 今、結婚OKですって言ったら、結婚に逃げるみたいになるのかな、私…。






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