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五、不幸な女 「電柱」「白桃」「眼鏡」

 あたしは度のきつい眼鏡をかけると、自転車に飛び乗った。目指すはスーパー○○! いざ、出陣!

 猛スピードで自転車を漕ぐ。

 何故って、あの高級白桃の缶詰が一個五十円なんだから! 白桃って缶詰の中でも高い。安売りなんて滅多にしないの。

 それにそれに、あたしは白桃が大好き!

 開店前のスーパーに列を作って並び、開店と同時に押し寄せるおばさん連中のパワーにもひるまず、なんとか白桃の缶詰を三個ゲットした! もっと欲しかったんだけど、お一人様三個限りだったの……。

 嬉しさで舞い上がりながら家路へ急ぐ。ペダルを踏む足に力が入る! ぐんぐんスピードが出る。ちょっと力が入りすぎてしまったみたい……。急に路地から飛び出して来た子猫に、気付くのが遅れてしまった。あたしは避けようと、必死でハンドルを切る。


 キキキィーッ! ガッシャーン!

 凄まじい勢いで、あたしは電柱に激突した。怪我をしなかったのが奇跡みたい。けど……自転車のハンドルは曲がり、あたしの眼鏡は無惨にも砕けた……。

 あたしは泣きそうになりながら、曲がった自転車を押し、ぼやけた視界でどうにか家に辿り着いた。でも、あたしには白桃の缶詰があるから! 白桃を食べられたら幸せよ。


 しかし……その幸せは無惨にもうち砕かれてしまった。あたしは当分白桃の缶詰を食べることが出来ない。その缶詰はパッカンじゃなかった。あたしの家には缶切りがない。

 眼鏡も自転車も使い物にならないし……あたしは絶句し、声をあげて泣きじゃくった。






六百文字にちょっと足りなかったので、少し書き直して長くしました。^^;

彼女は悲惨な目にあいましたね…こういう目にはあいたくないです。

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