表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

四、優しい兄 「風邪」「鮭」「学校」

「ハックション!」

 学校を出たとたん、私は大きなくしゃみをした。見上げた空は冬模様。チラチラと粉雪が舞っていた。

 私は足取りを速めて、家へと急ぐ。もうすぐ高校入試なのに、風邪なんてひいてられない!


「おかえりー」

 家に帰ると大学生の兄がいた。学校はもう冬休み。家でゴロゴロしてるばかりだから、たまに鬱陶しく思う。

「ハックション!」

 兄の目の前で、また、大きなくしゃみをした。

「あっ、お前風邪ひいたんじゃねぇか?」

 そう言いながら、兄は台所へ行く。

「来いよ。今から兄ちゃんがいいもん食わしてやる」

「いいもん?……」

 私は胡散臭く思いながらも、風邪でだるくて言い返すのも面倒。素直に兄について行く。


「ジャーン! どうぞ!」

 私の目の前には、ドンブリに入った鮭茶漬けが置かれた。鮭フレークがたっぷりのったお茶漬けは、兄の大好物だ。

「これで風邪治るぞ」

「……? 鮭茶漬けで風邪が治るなんて聞いたことないよ」

「治るって。これ、兄ちゃんの愛情たっぷり茶漬けだから」

 私は軽くため息をつきながら、兄の鮭茶漬けを食べてみる。割と美味しい。一緒にのったたくわんのお漬け物も良い感じ。

「兄ちゃんも鮭茶漬けで風邪治った」

 私は温かいお茶漬けをサラサラと食べる。結構優しいとこもあるじゃん。

「風邪って人にうつすと治るとも言うよな」

 私はドンブリを置いて、パジャマ姿の兄を見る。兄は屈託のない顔をして、笑ってた。

「……」

 兄の風邪は完全に治ったみたいだ。







ジャスト六百文字です!(^^)

ちょっとだらしのない兄としっかり者の妹という感じです。風邪は治りかけたときに、人にうつすようですね。要注意です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ