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三、オムライスに込めた願い 「恥」「オムライス」「お日様」

「もー! ダメでしょ、マー君!」

 出張先の小さな食堂で、若いママが小さな男の子を叱っている。

「ケチャップでお絵かきしちゃダメっていつも言ってるでしょ」

 男の子の前のテーブルには、オムライスが一つ。男の子はちっちゃな手でケチャップの容器を握ってる。

「やだ! ボク、いつもオムライスにはお日様の絵を描くんだもん」

 男の子のオムライスは、ケチャップで描いたお日様で真っ赤だ。俺はちょっと恥ずかしい気持ちになりながらも、自分のテーブルの上のオムライスを見つめる。

 三十過ぎてオムライスを注文するのもなんだが、俺は出張先では必ずオムライスを食べている。で、あの男の子と同じようにケチャップでお日様の絵を……。

 苦笑いしながらも、俺はお日様の部分をスプーンですくって口に含む。うまい! お日様のオムライスを食べると仕事も上手くいく。恥ずかしくて妻には言えない、俺のげんかつぎだ。






 ☆あとがき☆


 次回から六百文字以上千文字以内を目指します……。

 そう言えば、昨日の夕飯は「オムライス」でした。最近のオムライスは、ライスを卵で巻くんじゃなくて、卵を上に乗せるだけっていうのが多いです。自分で作る時はその方が簡単ですよね。でも、昨日はくるりと卵でくるんだオムライスを作ってみました! なかなか巻くのは難しいですよ。ライスを少な目にすると良いですね。なんとか、綺麗に作れました。

 ケチャップのお絵かきはしません。面倒です。

 この作品はなんとなく思いつきました。レストランだと、ケチャップでお絵かきは出来ないと思うんで、小さな大衆食堂のイメージです。



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