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二、初恋の彼 「自転車」「銅像」「マフラー」

 あなたはいつものようにクールな眼差しで、じっと本に目を落としている。雪が降ってきそうなくらい寒いのに、いつもと同じように薄着ね……。

 真面目で無口なあなた。でも、あなたはいつも私の側にいてくれて、私を置いてどこにも行かない。

 私が振られた時も、ずっと側にいてくれた。泣きながらふられた彼のことを未練がましく話しても、嫌な顔もせずじっと私の話を聞いてくれた。

 ……本当に聞いてくれたのかな? あの時もあなたはずーと本を読んでいたから、聞いてくれたかどうかは分からない。本当にあなたは本ばかり読む勉強好きなんだから。

 でも、良い。毎日、自転車で会いに来るね。これ、あなたにプレゼントする。彼のために編んだんだけど、あなたにあげる。今度は、あなたのために編んであげるね。

 私は自転車の籠から手編みのマフラーを取りだして、彼に巻いてあげた。

 彼は出身小学校に建っている「二宮金次郎」の銅像……。二宮金次郎がある学校って少なくなったけど、ここにはまだあるものね。

 銅像の彼は私の初恋の相手。ずっと、ずっとここにいて、どこにも行かないでね。






 ☆あとがき☆


 六百文字以内の投稿が出来ないため、後書きをここに書かせていただきます。

「銅像」と言えば、あの偉大なるハナ肇さんの銅像姿を思い浮かべてしまいますが(^^)、これは二宮金次郎さんの銅像です。着物姿で薪を背負い、熱心に本を読んでいる姿は有名です。最近、すっかり姿を見かけなくなりましたが、つい最近ある小学校で彼の姿を発見しました! かなりちっちゃいタイプで、マフラーをかけたらほとんど身体が隠れてしまいそうでしたが。^^;











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