プロローグ
前回ノーネームの名前で執筆していたものですが、この度作品名がようやく決まりましたので、大幅に修正を加えて再投稿させて頂きました。
駄文ですがよろしくお願いします。
「侵入者だ探し出せっ絶対に捕まえろ。あの女だけは、、、」
ドスッ…
無感情に放たれた弾丸に額を撃ち抜かれた男はなにも感じず撃たれた事も気付かず絶命した。
取り巻きの男達は、リーダー格の男が何者かに殺されたことによって冷静さを失いまるで巣を壊された蟻のようになっていた。
「死神だ、、、よりにもよって死神がきやがった、、、」
うわ言の様にある1人の男が呟き、
一目散にその場から離れようとした時にはもうすでに額を撃ち抜かれ絶命した。
俺の名はクロス・ブラックウェル。
殺し屋組織【アンゲルス・カースス】のセカンド。
別になりたくてなったわけじゃない。
ただひたすら任務を遂行しているうちに気付いたらこの地位にいた。
ただそれだけだ。
世間からは死神などと物騒な名で呼ばれているらしい。
そんなことおれにとってはどうでもいい。
おれの生きている意味はただ任務を遂行すること。それ以外には価値は無いのだから。
死神。その二つ名が付いた最大の理由が、
絶対的に目撃者が少ないということだ。
目撃者やクロスの素性を知る者が圧倒的に少ないことから次第に、クロスを見たものは必ず死が訪れるといつのまにか裏社会の者には伝わっていった。そのことからいつしか皆が死神と呼ぶようになった。
そして、クロスは引き金を弾き
駆け出した男を撃ち抜いた。
呼吸をするかのようにごく自然な事のように。
現在クロスは絶賛任務遂行中である。
任務内容は
①宝石商 クリスタルカンパニーの壊滅及び主要人物の暗殺
②捕らえられている少女の奪還
クロス宛に届いたメールにはただそれだけが記載されており、添付されたファイルには主要人物の顔写真があるだけだった。
しかし、クロスにはそれだけで充分であった。
なにをしているのか何のために殺すのか、そんな理由はクロスにとって全くもって興味が無い。
いまのクロスにとって任務を遂行することが自分の生きている価値であり目的である。
そしてクロスはクリスタルカンパニー内の通路を、、、、、
to becontinued