~ヒョウモントカゲモドキの魅力編~
さっそくですが、ヒョウモントカゲモドキという生物はご存知でしょうか?
名前からも察っせるように、トカゲ(ヤモリ)です。
何故こんなまどろっこしい書き方をするのかと言いますと、見た目はトカゲなんだけれど、本当はヤモリっていう、変わった生物なのです。
本来ヤモリと聞くと、よく壁に張り付いているのを想像しますが、このヒョウモントカゲモドキにそのようなことはできません。手にヤモリのような吸盤がないのです。
では、何故ヤモリに分類されるのか?
それはヤモリ科に分類されているから、というのがもっともな答えでしょう(笑)。
いわゆる、トカゲっぽいからトカゲモドキなのです。
まぁ、この手の話は詳しくないので、この程度にしまして……。
また、レオパードゲッコーという別名を持ってまして、海外ではこちらの呼び方が主流になっています。日本ではレオパって略して呼ばれてます。
全長は、大人になっても、20~25cm程度の小型の爬虫類です。
そして、特徴的なのが尻尾です。全長の半分(本当は2/3程度)は占めているのではないか、と言える程、大きく太い尻尾をしていて、少しうねうねと節のある形をしています。
太い尻尾をしているのには理由がありまして、なんと、その尻尾に余分な栄養を溜め込んでいるのです。で、必要なときに体に送るという役割を果たしているんです。
模様につきましては、色々と品種改良が進んでいて、様々な柄の子が存在します。
一番メジャーなのが、ハイイエローといった黄色い体に、黒い斑点が付いた子。
そこから斑点のない、真っ黄色な体の子。白い体に斑点を付けた子などなど、まだまだ沢山いて説明しきれません。
今回はそんなヒョウモントカゲモドキの魅力を皆に知って欲しく、このような記事を書かせていただきました。
実は今、着々とブームになってきているのですが、まだまだマイナーな部類であるという域は出ていません。
それはまだ知名度が低いから、と見ています。
ですが、実際はとても可愛くて、飼育し易い、とても素晴らしい生き物なのです。
この記事でその良さを広めていけたらなと思っています。
では初めに、そんなヒョウモントカゲモドキが、タイトルにもあるように、どうして、とても飼育しやすいのか。その理由を説明したいと思います。
それは――
・とてもおとなしい。
これにつきますね。
相当なことがない限り、噛んだり、暴れたりするようなことがありません。
また、動きも鈍い為、容易に手に乗せる(通称、ハンドリング)ことができ、それによる脱走の心配もありません。
人になつきはしなものの、慣れてくれるので、ハンドリングするのも手間取りません。
また、お腹が空いていると、向こうから目をパッチリ開けて近付いてきてくれます!
・飼育環境の準備、手入れが楽。
これも大きいですね。
住処については後述しますが、簡素なもので済ますことができ、定期的なお手入れも楽です。
冬には寒さ対策が必要になりますが、これも基本はコンセントを確保し、暖房器具を設置すれば、後は特に気回しする必要はないです。小型のもので場所も取りません。
・特に構う必要がない。
犬や猫みたく、毎日構う必要がありません。
餌を2~3日に一度あげて、水飲みの水が切れてないかをチェックしていれば大丈夫です。
そして、餌に関しては、例え1ヶ月はあげなくても大丈夫なのです。尻尾に栄養を溜め込んでいるので、それでやりくりします。
が、これはあくまで例え話なので、実行はしないでください。
なので、旅行などで少し家を空けることになっても安心して行けます。
そんな、自分の好きなタイミングで触れ合うことができるのです。
・夜行性であること。
夜行性である利点は、日光浴が必要ない。というのが一番でしょう。
逆に昼行性のトカゲは、日光浴をする必要があります。紫外線によって体内で必要な栄養を生成したり、体温調節をする為です。
なので、その為に紫外線ライトなどを設置する必要があるのですが、夜行性だと、それらの手間がないのです。
それと、お仕事などをなされている方からすると、生活リズムが合わせやすいというのも魅力でしょう。
帰宅後のゆっくりしている時間に活動しているところを見ると、お仕事の疲れも癒されるというものです。
――と、色々挙げてきましたが、では、いざ飼育するとなると、皆様が真っ先に考えそうなこと、よくある質問など、それに対する返答を記載させてもらいます。
『餌が生きた虫とかなんでしょ?』
確かに、基本は生きた虫を食べます。
ですが、最近は化学の発展により、人口餌での飼育が可能となったのです。
なので女性でも飼育し易くなっています。
『匂いがキツそう』
定期的に軽いお手入れをしていれば、匂うことはありません。
『お金掛かりそう』
そこは人の価値観次第ですが、ヒョウモントカゲモドキは流通が多く、安価で購入できます。
具体的には、柄にもよりますが、安いもので、8000円~1万2000円。高いものだと、2万円~5万円、中には100万円もと、ピンキリで、上の方を見るときりがないです。
飼育環境も特に拘りがなければ、飼育ケース(通称、ケージ)や、色々小道具を揃え、冬の暖房器具なども考慮しても、安く揃えようと思えば合計1万5000円あれば十分足ります。
餌代も安いですし、電気代も物によりますが、500~2000円程度と見ていただければ。
『場所取りそう』
そんなことはありません。
ヒョウモントカゲモドキは狭い住処でもストレスを感じない生物なので、大人になっても30cmのケースでも飼育できてしまいます。
『可愛いか?』
可愛いです。ネット検索してよく見てきましょう。
――と、これらが主なものでしょう。
そんな訳で、次の章からは、具体的な説明に入ります。
もし、これらの説明で、興味を持っていただけたのであれば、是非、この後も見ていただけたらと!