プロローグ
初投稿です。
拙い文章ですがお読みいただければ幸いです。
「fragment assembly」というVRMMORPGがある。
このゲームは、他のVRMMOとは一線を画す臨場感を味わえるとともに、自由度が高く、キャラクターメイキングも選べるパーツが多種多様。人間以外にも、エルフ、ドワーフ、獣人、竜人の種族から選択出来る為、自分の好みのアバターが作れる事で人気がある。
このゲームのプレイヤーの一人である私のアバターは、名前は「ギーラ・アトラナート」、種族はエルフ。ソロプレイヤーで、奇襲やヒット&アウェイが主な戦闘方法である。一応、接近戦や魔法攻撃も可能だが、敵の攻撃を受けない事に気をつけていたら、今の戦闘方法になっていた。
そんな私は現在、「fragment assembly」の5周年の日にログインしたはずなのだが、最後にログアウトした場所ではなく、祭壇らしき場所にいた。
訳が分からず周りを見回すと、足下に一通の手紙があることに気がついた。
早速手に取り手紙を読む。内容を要約すると、
・「fragment assembly」は異世界を元に作られたゲームである事。
・異世界には私を含め、100人のプレイヤーが送られた事。
・選ばれた基準は火、水、土、風、光、闇、の6属性の宝玉の内どれか1つを入手
した者である事。
・宝玉を手にした者は神の使徒になる事。
・世界中に起きている異変を解決して欲しい事。
・ゲームとは様々な違いがある事。
・異変を解決したら元の世界に送り帰すとともに、どんな願いでも1つ叶えるとの事。
手紙を読んだ私は理解が追いつかず、しばらく呆然としていた。