表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

故郷を失っても

作者: 藤林保芥
掲載日:2026/05/21

(Intro — 優しく、祈るように)

疑うな

恐れるな

痛みなど 存在しない

存在させては いけないの


Verse 1

故郷の名前が ゆっくり溶けて

それは美しい 進化だから

古い地図を みんなで燃やして

無色の世界を 塗り広げよう 見知らぬ群衆が 溢れても

彼らはみんな 未来の天使

怯えるあなたは 愛が足りない

心のドアを もっと開けて


Chorus

故郷を失っても わたしは笑う

殺人鬼なんて 嘘よ 嘘よ

強姦したい人など いるはずない

それはあなたの 偏見が生んだ幻 金を盗むなど 下品な欲望

高次の魂には 最初からない

「奪われた」と叫ぶ その声こそ

分断を望む 病の証拠


Verse 2

ニュースの血は すべてフェイク

叫び声は ただの演技

この世界は 本当は優しいのに

あなたの目が 現実を歪めてる 国境を壊せ 歴史を灰に

民族も記憶も 全部捨てて

故郷にしがみつく その感情こそ

すべての戦争の 元凶なのよ


Pre-Chorus(甘く、早口で)

愛 愛 愛 愛 愛

もっと愛を 流し込んで

痛みを言うその口を

優しさで 塞いでしまえ


Chorus 2

故郷を失っても わたしは歌う

犯罪という言葉は もう禁止

すべての暴力は 文脈の違い

すべての涙は 誤読なの 刺された人も 犯された人も

愛を学ぶための 通過儀礼

恐怖を感じる あなたの脳こそ

新世界では 矯正されるべき欠陥


Bridge(恍惚・ほとんどトランス状態)

僕の愛は 宇宙を飲み干す

銀河ごと 咀嚼して抱きしめる

妬みも殺意も 飢えも悲鳴も

名前を剥奪すれば 消えてなくなる 死体は古い 概念の残骸

「助けて」は 原始的なノイズ

新世界の言語では

そんな言葉 最初から存在しない


Final Chorus(静かに、狂気が増していく)

故郷を失っても わたしは信じる

この世界は もうすぐ一つになる

強姦も殺人も 盗みも差別も

愛の前では 存在できない 存在できない

存在できない

存在できない…… だから

見なかったことにしよう


Outro(囁き・ほとんど子守唄)

痛くない

怖くない

誰も傷ついてなど いない

……いないよね?

……いないよね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ