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スキルが一つしかない世界で、魔王は倒せますか?  作者: けいけき
東部最大都市リースト・ランブレッジ
9/19

9話 情報

最近寒いですねー。体調気をつけてください!

読んでくれると嬉しいです!

クリファの提案を飲み込み、俺たちは次の冒険へと進もうとしていた。


---「本当に行くんですね。後から後悔しても遅いですよ。」


「あぁ、俺たちは強くなるためだったら何でもしてやるよ。」


「それじゃ行きますよ!」


あの日から一週間が経ち、ついに俺たちの冒険が始まろうとしていた。

一体どんな冒険が待っているのか。

しっかりと食料も持ったし、必要なものはすべてこのリュックに入れてある。


「ここから東部最大の都市に行くまで、普通の道で行くと……約200km…何か考えがあるんでしょ?クリファ?」


「そうですね〜…道中魔物に襲われる場合がありますが、全て無視して逃げましょう。あと、途中で山を越えなければいけないと思いますが、山に洞窟があってそこを通り抜けて近道したいです。」


「よし…分かった。それじゃ行くか。」


俺たちは始まりの町、サランディスコを去った。


---2時間ぐらい経ったかな。歩くのがこんなにしんどいなんて…

女子2人はまだまだ歩けそうだ。

確か、今日で50km進むって言ってたよな。

つまり到着するのに4日もかかるのか…


---

「ちょっと休憩しよう」


ミラが俺の方を見て、クリファに休憩しようと頼む


「早くないですか?まだ3時間しか経ってませんよ」


「はぁはぁ…」


とても暑い。足がとにかく痛い。

クリファは俺の様子を見て、休憩する事にした。

俺は木の影で座り込んだ。

持っていた水筒を手に取り、思いっきり飲んだ。


「今の所だと、大体16kmくらいかな。」


あと、34km。何時間かかるんだ。

そして、俺たちは10分ほど休憩しまた歩き出した。

道中物資を運ぼうとしている運び屋の人がいたり、

冒険者らしき人たちが洞窟に潜っていた。


ただ、俺らは歩き続けた。

今日のノルマを達成してやる。そんな意気込みだった。



---9時間経った。あと5km。


何も考えずただ、ずっと歩いた。足が痛かろうと疲れようと歩くのをやめない。

さっき、魔物が出たが俺らは逃げた。

もういっそのこと転けたい。


あと1km

クリファが「もうすぐで、50km達成だ。」俺は最後の力を振り絞る。

もう何も感じなくなってきた。早くこの時が終われとずっと願った。


そして、ようやく50kmというノルマを達成した。

やっと終わった。今日は。俺は地面に寝転がり、息を整える。

まだ目的地まで、、150kmある。


「はぁはぁ、みんなお疲れ様…はぁはぁ」


ミラもだいぶ疲れている。クリファは少し休憩すると、でかいリュックの中からライターらしきものを取り出して薪に火をつけ焚き火を始めた。

そうか…もう夜か。


すると、クリファは持っている食材で料理を作り始めた。

それを見たミラは、そこら辺に落ちてある薪を拾い

始めた。

一瞬だけ何をすればいいのだろう?と思ったが、

ミラと一緒に薪を拾い始めた。


---

クリファが「できたよ」と言い、料理を見せた。

暖かそうなスープだ。とてもいい香りがしてきて、

早く食べたい。


クリファは1人1人の食器にスープを入れる。

それを渡された瞬間俺は凄い勢いで食べ始める。

あっという間にスープは無くなってしまった。


「今日はここで野宿だよ、明日は宿に泊まれるから。もし、寝ている時に魔物が襲ってくるかもしれないから。見張りを決めよう。」


見張りはミラ→クリファ→玲という順番になった。

見張りは2時間半交代。


そして、草や葉を集め寝床を作り、俺とクリファは眠りについた。


「--玲……玲、起きろ!」


俺はハッとし、飛び起きる。


「交代だ。見張りよろしく……眠るなよ?」

そう言うとクリファは寝始めた。


俺は眠気を消すために、頬をつねり、杖を持ち素振りをした。


すると、後ろの方からカサカサと草が揺れる音がした。俺は杖を構え、ゆっくりと近づく。そして、一気に近づき、音が出た所を覗く。

シャー!………何だ猫か。


「あー怖かった。」


「それはすまなかったね。」


俺はすぐに後ろを向き、杖を構え戦闘体制に入る。

いつの間に背後を取られていただと!?


「おいおい!!落ち着けって。俺ちゃんは何もしねーよ。

ただ明るかったから寄り道して来ただけ。だから杖を下ろせって、な?」


男は黒いフードを、被っており顔は見えないが敵ではないようだ。俺はそっと杖を下ろす。

杖を下ろしたのを見た男はホッとし、俺に明るく陽気に喋りかけてくる。


「君たちも、旅かい?いや〜〜旅って楽しいね〜!

歩くのはとても疲れるけど色んな景色を見れていい気分転換になるよ」


「貴方は1人?どうしてここに?」


話し方は馴れ馴れしく怪しいな。


「そうだね。ただ散歩してただけだよ、」


「こんな夜遅くに?」


男は黙り込んだが頷いた。

すると、男は座り込み、俺と会話をしたいと言ってきた。


「……実は俺ちゃん情報屋なんだーー!!」


「あ〜……そうなんだ……」


「…あれ?嘘俺ちゃん情報屋だよ!驚かないの!?」


俺は困惑し、それを見た情報屋はすごくガッカリしだした。


「情報屋って、すごくトップシークレット的な存在で、超超超めーーったに会えないんだぞ!

それを知らずにしょぼくれた顔しやがって!」


「えー!?あの情報屋!こんな所で会えるなんて嬉しいです!」


俺は可哀想だったから、驚いてあげた。


「そんな演技求めてなーーい!俺ちゃんが求めているのは素の驚きなの!!」


はぁ〜こんなに眠くて、疲れてるのにめんどくさい奴と、会うなんて。

俺の落ち込んでる表情を見て、情報屋が言い出す。


「仕方ないな〜。君が今ほしい情報を一つだけ教えてあげるよ。情報屋の俺ちゃんが!」


何で急にそんな事言い出すんだ?

俺は情報屋を疑うが、眠気と疲れでどうでもよくなった。

一つだけ…か。

なんでこんな所に情報屋がいるんだ?という疑問も教えて欲しいし、この世界のことも教えて欲しい。

悩む。とても悩む。


「よし!決めた。なんで、ここに情報屋がいるんだ?」


「本当にそんな情報でいいの?もっと他のこと知りたくない〜?」


「例えば?」


俺は少し気になった。


「このラグネシクトの事とか〜、君の仲間の事とか

君たちの目的地、東部最大都市の事とか。」


確かに気になる。だか、本当にこの男は情報屋なのか、情報屋だとしても襲ってくる可能性はある。


「さっさと教えろ、何でここにいる?」


「はぁ〜さっき散歩と言っていたのは嘘!本当は君

島坂玲君、君をずっと尾行していた。」


「それは、一体なぜ?」


俺は男に問う。

なんで俺を尾行してたんだ?何のために?

情報屋は、喋り始める。


「一つ目は、君の魔力。強い人とかは魔力を消すのが上手くてね。君はそれがもうできてるんだ。

D級の君が、そんな上級テクニックできるはずないと思い、尾行した。」


俺が魔力を消すのが上手い?自分自身魔力が見えないし、感じれないのに?

それにしてもこんな大きな声を出していても、ミラとクリファの二人の起きる気配がしない。


「それも、魔力を消しているからさ!今君と俺ちゃんは魔力を完全にとは言えないけど、消してはいる。だから魔力探知が少ししか反応せず、敵はいないと思ってずっと眠っているんだよ。」


「あんた一体何者なんだよ。」


「ただの情報屋さ、」


話にならないな、だけど感じる。クリファの時と同じ強者の風格!

俺は唾を飲み込む。


「二つ目を話す前に少し過去のことを話させてよ。

二十二年前の事だ……あの時代は災厄の時代と言ってな本当にクソ時代だった。

他国との戦争、魔族との抗戦、子供たちは飢え、

権力がある者だけが生き残っていた。」


そんな時代があったなんて、、


「当時俺ちゃんは21歳で情報屋として国を支えていた。毎日が戦争で、本当に嫌気が差していた。そして、心の中でこう思っていた。

この世界を救ってくれる英雄はいないのか。

まあこんな世界に英雄なんていないよな。

………

だが現れた!その英雄はたった二年で初心者冒険者から魔王を倒した英雄となり、今六代目ラグネシクトのNo.1としてこの世界を冒険している。」


六代目ラグネシクト、No.1!たった二年で魔王を倒した!?そんな最強がいるなんて、、

俺は驚き、話を真剣になって聞いた。


「その英雄は今消息不明となっていて、一部では死んだのではないかと言われているだ。だが、英雄は今この瞬間生きている必ず!わからないけどな。

…話を戻すか、その英雄は男で黒髪の剣士なんだ。

そして、突然この世界に現れた。」


俺は首を傾げる。

どう言う事だ?

情報屋は何が言いたいんだ?


「これは俺ちゃんの推測だけど、黒髪で突然この世界に現れた君………凄く二十二年前の出来事と似ててさ……」


「つまり、何が言いたいんだ?」


「次の勇者は…君か?…」









































読んでくれてありがとう!


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