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スキルが一つしかない世界で、魔王は倒せますか?  作者: けいけき
東部最大都市リースト・ランブレッジ
19/22

19話 魔族

今日は早めの投稿かな…?いつも時間バラバラで本当にすみません。

「よし!作戦はこうだ!」


「まず、玲がケルベロスの足止めをする。その隙に私達が扉の奥に入り、元凶を倒す!」


俺がケルベロスを…

手汗が止まらない。多分俺まじでビビってるんだな。


「大丈夫!玲!私達が早く倒してすぐに戻ってくるから!」


「そうだぞ。それに…お前に渡した私の作品が助けてくれるから」


俺はクリファに渡された黒い謎の何かを取り出した。

本当になんだこれ…こんなのが助けになるのか?

クリファが「貸してみ」と言って手を出して来た。

俺はクリファに黒い謎の棒を渡す。


「これをこうして…こうやって…すると」

「ほら!できた!」


なんとそれは剣になったのだ!

黒い剣…すごくかっこいい!


「この作品は折りたたみ式黒龍斬剣っていう名前で、私が14歳の頃に洞窟で偶然見つけた黒龍の鱗から作った剣なんだ!」

「そして!私の最高傑作の1つ!」


そんな…凄い物俺が使っていいのか…。

俺は手に取り、よく剣を見てみる。

あれ?研いでない……


「あぁ〜それか。実は黒龍の鱗が硬すぎて…全然研げないんだ。本当、剣にするのに精一杯だったからさ〜」


「いや……十分だ。」


これさえあれば…!

ケルベロスのいる扉へと向かった。


---

よし、俺が先頭で突っ切るからその隙に行けよ。

クリファとミラに合図を出し、俺はケルベロスの方へ走った。


ケルベロスは俺を見て、興奮状態に入り、俺を踏み潰そうとしてきた。

俺は軽々と避け、ミラ達はバレないようにこっそりと扉に近づいた。


ケルベロスの蹴りは凄まじく、石の壁を一撃で大きな穴が出来た。

これを食らったら俺はひとたまりも無い…

……よし!あいつら扉についたな!


ミラとクリファは扉を開けようとする…

しかし、後ろを振り返ったケルベロスがそちらに気付き、ミラ達を襲おうとする。


ヤバい!このままだと…。

「おい!お前の相手は…!」


俺はスキルを使い、ケルベロスの足に近づく。


「俺だ〜〜!!」


クリファに貰った黒龍斬剣でケルベロスの足に重い一撃を与える。

だが、ケルベロスは何事もなかったような顔をし、

後ろ蹴りで俺を蹴り飛ばした。


なんとかミラ達は扉を開けて奥へと進んだようだ。

背中がとんでもなく痛い…さっきの蹴りを喰らって壁に衝突して…頭を打ったのか…?

記憶が少し飛んだ…。


「あとは粘るだけだ……なんて、ダサい事は言わないぜ。ケルベロス!お前を倒して俺がミラ達を助けに行く!」


俺はケルベロスに剣を突き立て、大きな声で宣言する。

俺のスキル脚力向上は5分で切れてしまう…また使えばいいなんて思うが…俺の魔力的にあと…3回が限界だ。

だけど…さっきクリファがケルベロスのことについて色々と教えてくれた。


---10分前。

「ケルベロスがなんであんなに強いのか知ってる?」


「………頑丈?」


「まぁ惜しいね」


そもそもケルベロスの何が強いんだ…頭が多くて視覚が広い事とか…?

すると、ミラが答える。


「魔力耐性があること!」


クリファが「正解〜!」と拍手をしながらミラを褒める。


「ケルベロスは魔力無効体質であって、魔力を使う魔法もスキルも全然効かないんだ。つまり、倒すには自分の技術力、パワーなどが必要なんだ。」


「だから…この剣なのか?クリファ。」


クリファは頷いた。


「この剣は魔力が凄くこもっていて、とても壊れにくいんだ。だから少々乱暴に扱ってもいいよ、」


まあ元からそのつもりだけど…


「ただし!この剣を使うんだ。絶対に負けんなよ。」


---

負けねぇよ、こんな犬に。

さぁて俺の剣技が火を吹くぜ〜!


ケルベロスは俺の方に突進して来た。


「頭を壁に打ちつけたのか。痛そ〜」


ケルベロスの3頭の頭が壁に埋まった。

俺はその隙を逃さず、、一気に剣を叩きつけた。

だめだ…こいつの体硬すぎる!

ケルベロスが壁に埋まった頭を抜こうとする。

俺はすぐにケルベロスから離れて、様子を伺う。


俺が倒れたら、こいつはミラとクリファの方へ必ず行く。

絶対に行かせない。

2匹の門番が、バチバチに睨みつけ合う。


---扉の奥。


「玲が絶対にケルベロスに勝てるわけない。早く助けに行かないと。」


「この奥に魔力を感じるよ!」


ミラとクリファは奥の洞窟へと進む。

すると、奥の方がだんだんと明るくなってきた。

そして、声がし出した。


「助けて〜!ここから出して〜〜」


その様子を見ると、数々の冒険者が牢屋に閉じ込められていた。

そこは正に刑務所に近い、存在の場所だった…


「はははは!助けなんか来るわけないだろバカめ!扉の門番ケルベロスがいるんだからな〜!」


緑色の人っぽい薄汚い生物…あれはゴブリン!

鍵を持ちながら、捕まった冒険者達を煽っている。


「どうする?クリファちゃん…」


「そうだね…今の所敵のボスはいなさそうだし、あのゴブリンも油断している…ゴブリンから鍵を奪って捕まった冒険者達を助けよう!」


壁の影から弓でゴブリンを狙う。

私は弓を引き、ゴブリンに向けて矢を放つ。

矢は見事に命中!

ゴブリンのお尻に矢が刺さり、ゴブリンはその痛みで地面に転がる。

そしてその瞬間に、クリファがゴブリンの首を絞め、気絶させた。


「ナイス!クリファちゃん!」

「ミラ…姉もないすー。」


か、可愛い!

私はクリファちゃんを強く抱きしめた。


「皆さん!今から全員助けますので、慌てずに待ってください!」


クリファがゴブリンの腰に掛かっている鍵を取ろうとした瞬間。

奥の通路からとてつもない魔力を感じた。


「この感じ…さっき魔力探知で感じた魔力だ…」


私は弓を構える。


「あれれ〜ゴブリン、やられたの〜?たく、しょうがないんだから。」


女の人の声…でも、この雰囲気…魔族だ。

そして、通路から魔族が出て来た。

その魔族は…上半身が人で、下半身が蜘蛛の足になっており、8本も足があった…。


「そんなにジロジロ見ちゃって〜そんなにこの足が気になる〜??」


クリファがその女の魔族に質問をする。


「お前強いだろ?この感じ…さっきのゴブリンのような下級魔族ではないだろ?お前は何者だ!」


女は大きな声で高笑いをし、自己紹介を始めた。


「初めまして、私は中級魔族のファーララ。」


半分が人、半分が蜘蛛…アラクネか!

中級魔族でもかなりの使い手だな…この余裕感を見ると…


「可愛い可愛い女の子が二人…美味しそうだな〜」


ファーララが腰に掛かっていた鞭を取り出し、構える。


「優しく食べてあげるー!!」


「すみません。今急いでるん……で!」


私は矢を放った。しかし、鞭によって全て落とされてしまった。

クリファが剣を取り出し、一気に攻める。


「あらあら、この子相当強いわね。特別に糸解禁〜!!」


糸が飛び出て、クリファはそのまま壁にくっついてしまった。


やばい、、クリファちゃんは糸のせいで身動きが取れない。

私がなんとか助けないと…。

クリファを助けようと走り出す。

しかし、このファーララとかいう女。足がとても早いのだ。

一瞬で私の正面に回り込んできた…!


バチィ!!

鞭で思いっきり叩かれ、痛さで地面に転がり込んだ。

痛い…!痛い…!

それを見てファーララは不適な笑みを浮かべ、ミラを足で踏んづける。


「ほらほら!頑張って!」


それを見たクリファはキレて、糸を口で切ろうとする。

しかし、切れない。とても硬い。

ここまで力の差を感じたのは初めてだ…。

負けてしまうのか…このまま…。

クリファは諦めそうになり、武器を離そうとしてしまう。

その瞬間、玲との約束を思い出した。

『俺がケルベロスを引きつけるから、後は頼むぞ…ミラ、クリファ!』


クリファが強引に力で糸の拘束を破る。

そして、剣を持ちミラの助けに行く。

ファーララはクリファが糸の拘束を解けないと思い油断をしていた。

その後ろから思いっきり切りつけた!


「ぎゃあぁァァー!!」


ファーララはミラから離れ、、蜘蛛の足で壁を登りだす。


「ミラ姉大丈夫?」


「うん…何とかね!ありがとうクリファちゃん!」


そして、クリファがファーララに剣を突き立て、怒鳴る。


「さっさと、降りて来い!クソキモ蜘蛛!逃げんな!」


その言葉を聞いたファーララはブチギレ、糸を吐きまくる。

自分が動きやすいように、糸を設置し、戦闘体制へと入った。


「ガキ女共が!ぶち殺してやる!」


「「「掛かって来いよ!」」」


ミラとクリファは息を合わし、ファーララに思いっきり言った。
















実はファーララは食うとか言ってましたが、、意外と命に感謝して食べるそうです。

Qクリファは何故ミラの事を姉と呼んでいたのか?

A兄より優しく、たくさんお世話してくれるから。

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