15話 脱獄
話がすごく難しくなって読みにくくなりました。
すみません。
それでも読んでくれたらと嬉しいです!
「…どうしたんだ?玲…急に固まって。」
「わかったんですよ!脱獄する方法が!」
リングの意味、2つのゲート。
俺はバーザスさんに、説明をしだす。
「まずはリングの本当の意味です。これは魔力を封じ、囚人達で殺し合いが起きないようにするために手首に付けられています。」
「そうだ。でも、それだけだろ?意味なんて。」
普通に考えたら、そうだ。だけど、もう一つある。
「さっき俺はバーザスさんのパンチでリングが壊れて、魔力が使えるようになりました。その時に分かったんですよ………この空間のことが。」
バーザスはまだ分かっていなく、首を傾げる。
俺は入念に説明をする。
「…魔力探知。さっきバーザスさんは『魔力探知を使っているが、ゲートが見つからない。』って言ってましたよね?」
「もし…この空間全てが魔力を使われていたら、ゲートなんて見つけれますか?」
バーザスは何かに気づいた。
「なるほど…確かにそれは見つけれないな」
つまり、この空間はゲートがあり、それを隠すため大量の魔力を物などに注いでいた。
「…俺が魔力探知を使った時、何も感じないと思ったのは膨大な魔力に飲み込まれ、魔力がないと錯覚してしまったということか。」
魔力探知という簡単な動作を利用し見えなくさせたか….明白な物ほど、意外と見えないのかもな。
「説明の続きをしますね。この空間は魔力があまりにも多く、これ以上魔力を注ぎ込むと破裂し、無くなってしまいかもしれません。そうなると、俺たちは終わりです。」
「そこは大丈夫だろ?別に物に魔力は注ぎ込まないし…」
確かにそうだ。物や壁とかに魔力は使わない、というか使おうと思わない。
でもバーザスさん。今俺たちは本当にやばいんです。
「…人の体には魔力があります…俺は今、体から魔力を出せる状態です。」
リングのもう一つの意味は空間の"維持"
バーザスは目を大きく開け、冷や汗をかき始め、汗を拭った。
「リングが壊れたから、お前は今この空間で魔力を使った判定になっている。…やばいなコレは、」
「今は大丈夫でも、いずれ破裂してこの刑務官無くなりますね…」
「いや…早く!説明を続けろ!」
バーザスは事の事態に慌て出し、その場で歩き回っている。
「次に2つのゲートです。一つは階段のループ。もう一つはこの刑務所の出口。階段のループは多分
A→B→Cの順番で繰り返しています。」
「確かにそうだな。だけど、出口のゲートが見つからないな…」
魔力探知を使えなくさせたんだ、必ずこの刑務所にある。
「幻覚のスキルを持った奴が隠しているかもしれないな。」
確かに、グラウンドの空も幻覚だった。
「もし、この壁を壊したらその先ってどうなりますか?」
「この空間の場所によるが、異空間だとしたらこの先は何もない。ただの無だ。もし現実世界の空間だとこの先は何らかの場所だろう。」
俺は「壊せますか?」とバーザスに聞く。
バーザスは軽く頷き、壁の前に立った。
俺は少し離れ、見守った。
ドン!
壁はボロボロと崩れ、大きな穴が空いた。
外は白く何もない、まさに無そのものだった。
「やっぱ、魔力が沢山注ぎ込まれているから、堅いな…」
外が無だとすると、ここは異空間。
作られた場所……そしてB棟、C棟も異空間という事になる。
その場は静まり返り、2人はずっと考えている。
俺たちは一回A棟の階段を昇ってみたが結局また棟があり、A棟に戻った。
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「………分かったぞ!」
バーザスは何か思いつき、顔を上げた。
「ゲートの場所分かったぞ。」
俺は驚き顔を後ろに向け、バーザスさんを見た。
バーザスさんはグラウンドに行こうとした。
そして、グラウンドの隅の壁に進み続けた。
すると、なんと通り抜けたのだ。
俺はバーザスさんの後に続き、壁を通り抜けた。
周りは白く、無のはずなのに浮いている。
バーザスがある場所を指差す。
「あれは…刑務所…?」
「あぁ、そうだ。しかも同じ形状のな。」
「どう言う事ですか?」
俺はさっぱり分からなく、頭がごちゃごちゃになっていた。
「あっちの刑務所は本物でこっちは偽物だ、多分囚人達をハメるトラップだったんだろう。」
「これからの説明をよく聞けよ。難しくなるから。」
あの階段のループはA→B→CとA'→B'→C'の二つ順番があったんだ。
俺たちは最初A→C→Aと昇り降り行った。そして、次の行動A棟の階段を昇り降りした事によってA'棟に来た。
A→C→A'という順番になるんだ。
「でも、それだとおかしくないですか?C棟を降りたら本物のA棟に行くはずです。なのに、ここは偽物…どういうことですか?」
二人ともずっと考え続けて、頭がおかしくなってき始めた。
「俺らが昇って確かめたC棟は違う棟だったんだ。
つまりA→?→A'の順番で?が挟まれてたという訳だ。そしてA'→?→Aも可能になる。Aを昇り降りすることによって本物と偽物の刑務所を行き来出来たんだ。」
なるほど。つまり、あのC棟は、?棟あそこにゲートがある!
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俺たちは刑務所に戻り、?の棟に行った。
「どうやって探しますか?バーザスさん。」
バーザスはその場で固まり、下を向いていた。
俺が近づこうとした瞬間、上を向き大きな声で叫んだ。
「魔力探知が使えるぞ!!!」
バーザスさんの魔力探知によって無事にゲートを見つける事ができた。
そして、俺が入り込もうとした瞬間。バーザスがそれを止めた。
「このゲートの奥は刑務官達がいる……だから、一気に駆け抜けるぞ!」
「その前に一ついいですか?」
バーザスは「なんだ?」と言い、壁に寄りかかる。
「ありがとうございます。こんな見ず知らずの子供を助けてくれて本当に感謝でいっぱいです。」
俺は頭を下げ、バーザスさんに感謝を伝えた。
それを見たバーザスさんは壁に寄りかかるのをやめ、「行くぞ。」と一言言って、ゲートに入り込んだ。
俺も続けて入った。
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やはり、バーザスさんが言った通り、そこは刑務官の本社だった。
「なんだ、あいつら!捕まえろ!」
刑務官達は銃を取り出し、発砲しようとする。
「玲、当たるんじゃねーぞ!」
バン!バン!
銃声が鳴り響く。
俺とバーザスさんは壁に隠れ、身を縮めた。
「くそ…どうしよう。」
「玲、やっぱりだ……ゲートがある。」
俺はバーザスさんの視線の先を見た。
本当だ…ゲートがあってそこから人が出てくる。
「あのゲートに入れば、帰れるんですね!」
「あぁ、そしてゲートは三つ。北と東と西の都市だ。
どうやってあそこまで行くかだ。」
スキルを使っても、あそこまで行くのに結構かかってしまう。
一体どうすれば…
だんだんと刑務官に囲まれて、動けない状態にまできた。
「玲、頼みがある。」
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「大人しく出て来い!さもないと撃つぞ!」
刑務官達はだんだんと苛立ってきた。
「あと5秒で出てこないと、本当に撃つぞ!」
カウントダウンが始まった。5…4…3…2…1…ゼ…!
その瞬間俺はスキルを使い、一番近い刑務所に一気に攻める。
刑務官は1、2発撃つが俺はなんとか避ける。
そして、持っていた銃を奪いバーザスさんに投げ渡す。
「バーザスさん!受け取ってください!」
バーザスは銃をキャッチし、引き金を引き、リングを壊そうとする。
バン!
バーザスさんのリングが壊れたのと同時に銃弾がバーザスさんの頭に撃ち込まれた。
「バーザスさん!!」
俺はバーザスさんに駆け寄るが、それは判断ミスだった。
俺の方に銃口を向け、引き金を引いた。
バン!
やば…死んだ…。
その瞬間!頭を撃ち抜かれたはずのバーザスさんが起き上がり、身を挺して俺を守った。
「たく、俺の事は置いて逃げろって言っただろうが。」
「な、なんで生きてるんですか!?」
バーザスはゆっくりと振り返り、こう言った。
「…スキルに決まってんだろ!!」
バーザスのスキル【再生】は、少しの肉片や血そして魔力さえあればどんな状態でも体を再生できるのだ。
「いいか、これ以上戦っても敵が増えるだけだ。俺の合図で一気に走り出してゲートに入れ、分かったな!」
刑務官達は弾を補充し、また撃とうとした。
「今だ!」
俺たちは一斉に飛び出し、別々のゲートへと走った。
「くそ!こいつら、速すぎる!弾が当たらない!」
銃弾を避けつつ、何とかゲートの前まで来た。
「玲!……またな!」
「はい!また会いましょう!」
ほぼ同時にゲートに入り込み、逃げることに成功した。
?→Aの場合と?→A'の場合がありますが、最初は必ず本物の方に行くように設定しているらしいです。




