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スキルが一つしかない世界で、魔王は倒せますか?  作者: けいけき
東部最大都市リースト・ランブレッジ
13/21

13話 鍵

書き終わったー!!読んでくれると嬉しいです!


「い…一番強い男!?それが脱獄の鍵なんですか?」


レガニスは黙り込んだ。


「あれ?…レガニスさーん?」


「おっとそろそろ行かなくてはそれじゃ!」


レガニスはささっと部屋を出て行った。

この刑務所で一番強い男か….


---就寝時間

部屋のみんなが布団を敷く中、俺はずっと座っていた。

布団を敷こうとすると、殴られる。

だからこうして角で座っている。

さて、一番強い男は誰なんだろう…

この部屋にはいなさそうだ。全員細いし……

まあいいや。明日考えよう。

俺は座りながら寝た。


---朝食の時間

俺は朝早くから、食堂にいてA棟の全員を待っていた。

そして、列を作り並び出した。

大体強い奴って先頭の方にいる感じがするから…

……アイツか!

俺は先頭の奴が座った席の前に座った。


「貴方がこの刑務所で一番強い男ですか?」


「だったらなんだ…」


男はため息をつき、飯を食べ始めた。


「この刑務所を脱獄したいんです。力を貸してくれませんか?」


それを聞いた男は大きな声で笑い出し、俺を馬鹿にし始めた。


「この刑務所を脱獄!?出来るわけないだろ〜!」


すると男が小さな声で言い出す。


「どれだけ、、罠があると思ってるんだ…それに脱獄のことを刑務官に聞かれたらどうするんだ。」


「俺はA棟の中でなら、一番強いが、この刑務所の中で一番強い男なら俺ではない。」


「どこにいるんですか…?」


男はスープを、スプーンで一口飲み顔を再び上げた。


「C棟だ。」


C棟だと、、A棟だけかと思っていたらC棟もあったなんて…

だがどうする。A棟からC棟に行くことはできない。

それにC棟はどこにあるんだ?


俺の表情を見て、男は笑う。


「A棟だけだと思っていたな?まあそれはそうだ。

C棟は地下にあるんだから」


ち、、地下だと!地下に刑務所があるのか!?

俺は慌てるが男に質問をし続ける。


「その…C棟はどうやって行くんですか?」


「そうだな…俺もよく分からないが、ここA棟の中に地下に通じる階段があるそうだ。それでC棟まで行けるぞ」


よし!後はタイミングを見計らって、行けば会える!


「おい小僧…気をつけろよ、C棟の連中はA棟より優しくねーぞ。それに、C棟に行く途中B棟を通ると思うが絶対に無視しろよ。誰にも反応するな。」


俺は小さく頷いた。

B棟か、、反応してはいけない。

よし!大丈夫だろ!


「あ、あと特徴とかって分かりますか?」


「…残念ながら」


「そうですか…」


俺は肩を落とし、落ち込む。


「知ってる。」


俺は「知ってるんかい!」とツッコむ。


「と、言ってもそれは前の奴だがな。一週間前…ある奴がC棟に入ったんだ。」

「俺は可哀想な奴だと思ったよ。だが、そいつはC棟の最強を倒し、今この刑務所で一番になっている。」


なるほど。最近入ってきた奴が今一番強いのか。

それは情報が少ないな。

俺は「ありがとう!」と言い、席を立ちA棟の探索に向かった。


やっぱり警備が多いな。どうにかして、注意を惹きつけれたらいいけど。

………そうだ!この方法があった!



「うん?なんだお前?また殴られにきたのか?」


思いっきり、玲は食堂にいる奴ら全員の朝食をひっくり返した。


「お、お前!どうなるかわかってんのか!」


朝食がなくなった奴らは玲を殴ろうと暴れ出す。

だが、玲は他のテーブルへ行き、違うグループの朝食もメチャクチャにする。

そしてその工程を何回も繰り返す。

食堂は大混乱。廊下までも行き、暴れ出す。

それを見て、止めにかかる刑務官。



「よし!この隙に行くぞ!」


作戦は大成功!警備がいなくなり、俺は奥へと探索する。

部屋が沢山あり、所々探していると地下への階段を見つけることができた。

俺は少し階段を降り、さっきの会話を思い出していた。

B棟に入ったら、絶対に反応してはいけないか。

よし、行くぞ!


---B棟

ここがB棟か。薄暗いな。

進んでいくと、囚人たちが入っている檻が次々と見えてくる。

俺は檻の中が気になり、チラッと見てみる。

!!

う…嘘だろ!?


こいつら人間の手足を食ってやがる…

しかも、同じ部屋の人の手足だ。

そこはまさに地獄絵図だった。

部屋の壁には血痕が残っており、食べられている人の内臓や骨が飛び散っていた。

俺は吐き気を催すが、なんとか奥に引っ込め先に進んだ…

確かに話しかけたらヤバそうだ。


その瞬間!

何かが俺の腕を掴んだ。

檻の中に入っている囚人が鉄格子から、手を伸ばし俺を引っ張ろうとしてきた!

くそ!離せ…!

俺は必死に抗い、腕を振り払う。

そして、薄暗い廊下を全力で走り抜けた。


---C棟

前を見ずに全力で走った結果。

階段を踏み損ない、そのまま転がり落ちてしまった。

ここがC棟。さっきのB棟よりは光が明るいが、異様な空気が漂っている。

俺は慎重に奥へと進んだ。


…警備がいないな。

さっきのB棟の時も警備がいなかったけど、地下は刑務官があまり居ないのか?


そして…囚人達がいる檻へと辿り着いた。

ここか……。

俺はゆっくりと中を覗いてみる。

あれ?人がいない。ここも、、あそこも、

C棟の檻を全て見たが誰も居なかった。

どういうことだ……誰も居ないなんて…

俺は冷静になり、一度考えてみる。

あの男の人が嘘をついているのか?それとも、ここはC棟ではない?


俺は頭を掻き、ぶつぶつと呟く。

すると、後ろの方から誰かが近づいてくる。

誰だ…まさか刑務官か!?


お前は……。

暗闇から現れたのは、あの時取り調べ室に居た新人の刑務官だった。


「こんにちは!島坂玲さん、君のおかげでこっちはC棟とかいうヤバい場所の管理をする羽目になっちゃったよ〜」


俺は黙り込み、一歩後ろへ下がる。


「おっと〜動くな。動くと打つぞ。」


男は銃を取り出し、俺の方に向けた。

この世界に銃なんてあるんだな…ヤバいどうする…

絶体絶命すぎる。

刑務官は問いかける。


「なんで君がここにいるんだ?」


「……俺はこの刑務所で一番強い男に会いにきたんだ!」


それを聞いた刑務官は銃をゆっくりと下ろし、

「そうか…お前か…」と言う。


何故こいつは銃を下ろしたんだ??

俺は戸惑うが体制を立て直し、逃げる準備をする。


「あー待って待って。合わせてあげるよ…その一番強い男に。」


「はぁ?どういう風の吹き回しだ!」


「まあ単刀直入に言うと、僕はその強い男に頼まれたんだよ。近々俺に会いたがってる奴が来るから、来たら案内しろとね。」


俺が来ることを知っていた!?一体何者なんだ?


「もし、僕が君を怪我させたら痛い思いしなくちゃいけないから。大人しくついてきて。」


刑務官は俺を横切り、手招きをする。

俺は警戒しながら後ろをついて行った。


廊下を歩いて行くと、大きな扉が見えた。


「この奥に君の会いたい人がいるよ」


俺は深呼吸し、扉を開けた。

俺は部屋の中を見て、ゆっくりと歩き出す。


「貴方が刑務官の中で一番強い男ですか?」


その男はくるりと振り向き、俺の顔を見て言った。


「あぁ、そうだ。俺がその強い男だ。」

「お前がレガニスが言っていたガキだな。」


男は「名前は?」と聞いてきた。


俺は「島坂玲。貴方は?」と聞き返した。


男は俺の方へと近づき、目線を同じ高さに合わせ

俺の顔の近くでこう言った。


「俺の名前はバーザス。魔王を殺す男だ」










バーザスと見た目。

暗い紫色の髪。短髪。身長190cm。筋肉ゴリゴリの脳筋系。いつもタンクトップを着ている。

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