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スキルが一つしかない世界で、魔王は倒せますか?  作者: けいけき
東部最大都市リースト・ランブレッジ
11/18

11話 侵入

終わりが変になりますが、気にしないでください。

---「ねぇ、やめとこうよ。どうせ会えないよ。」


「行ってみないと分からないですよ。なぁ玲?」


「そうだな…だけど、どこにいるんだ?」


俺たちは魔王討伐特別部隊-通称ラグネシクトの

No.3レガニス・ダリファーという人に会おうとしている。

だが、今とても迷子になっている。

こんなに広い都市で人を探すなんて、大変すぎる。


「クリファお前が言い出したんだから場所ぐらい分からないのか?」


「残念ながら、この都市にNo.3がいることしか知らないよ。」


おいおい。どうするんだよ〜、これでは日が暮れてしまう。

俺だってその人に聞きたいことがあるのに。

俺は周りをよく見てみる。

ラグネシクトに入隊してる人だぞ。

きっとすごい家に住んでいるはず……

例えば……あの大きな城ーーー


「あれだ!あのでかい城だ!」


俺は城を指差し、ミラとクリファが指差した方向を見る。


「あ…れは、国王の城だよ?」


クリファもうんうんと頷く。

あれじゃないのか〜だとするとどこにいるんだ?

…情報屋さっきいたのにどこ行った?


「すみません。この都市にあのレガニス・ダリファーがいるという噂を聞いたのですが〜何か知りませんか?」


ミラが通行人に聞き出そうとする。

クリファは「噂じゃないぞ!」とミラの後ろで言うが、ミラには聞こえてなさそうだ。

俺はクリファをミラから遠ざける。


ミラが話終わり、こちらに走ってくる。


「何か分かったか!?」


「どうやら…今日は都市の会談があって、あの大きな城で話し合っているらしいよ。」


どうやら、俺の予想は的中したようだな。


「よーし!行くぞー!」


俺は先頭で走り出し、お城に向かった。



---お城の入り口に到着---

「入城許可証を提示してください。」

門番が手に槍を構え、俺達を睨みつける。

どうやら、許可証がないと城に入らないらしい。

俺達は一旦その場を離れ、城に入る作戦を考える。


「どうする?正門には門番がいて、入れそうにないけど。」


「どうにかして、気づかれないように侵入するしかなさそうだな。」


うーん。正門以外は壁で中の様子がよく見えない。

さっき、裏門も見たけど正門とあまり変わらなかった。

ミラが「門番を倒す?」と聞いてきたが、それは危険すぎるし、城の護衛が来るかもしれない。


「いい方法があるよ!」


クリファが明るく言ってきた。珍しいな。

だけど、嫌な予感がする。


「誰にもバレずに潜入する方法が一つだけあるよ。

その代わり侵入するのは1人だけだ。」


「1人だけか…分かった!誰にするんだ?」


「玲お前だよ。」


え?…俺?なんで、俺なんだよ。普通俺以外のどちらかだろ。

俺はクリファに理由を聞いた。


「いつも思うけど、玲は魔力を隠すのがうますぎる

魔力探知に引っかからないし、足音さえ消せれば

絶対にバレないからね。」


俺は少し照れる。なんだろう、あまり褒めないクリファだからかな、とても嬉しく感じてしまう。


「クリファ、どんな作戦なんだ?」


---

ビュービューと強い風が吹く。

そしてとても高い。

まさか、時計塔の上に登るなんて。


「作戦内容は時計塔から、矢にロープを結びつけそれをミラがスキルを使って城に向けて打つ。そして、そのロープに滑車をかけ、玲がロープを滑り降りて城に侵入という作戦だ。」


「おいおい、この距離をか?」


クリファは「できるでしょ?」と言い、時計塔の中の階段を登り始める。

---

ようやく着いた。

ミラは階段を登っている間、ずっと弓を引き、溜めていた。

カチ、カチ、時計が進む。

ロープを棒に結びつけ、準備OKだとクリファは合図する。


俺は窓を全部開ける。

ビュービューとても強い風が吹く。

吹き飛ばされそうだ。

ミラはその場で止まり、城の方に足を向ける。

俺達は静かにミラを見守る。

カチ。カチ。時計の針が動く。

針の動く音が脳内に響く。


カチ。カチ。カチ。カチ。"ゴオーーーン"!!


--その瞬間、ミラが目を開け、矢を放つ!

矢は凄まじい速度で城に進む。

全然風にも動じない。そして、城の上にある尖った棒にロープを絡めることに成功した。


俺はロープに滑車をつけ、深呼吸し、一気に走り込んだ。


「うぉーー!!○*2〆÷<:々@」


やばい、このままだと速すぎて棒にぶつかってしまう。

俺は滑車を取る準備をし、ギリギリまで待つ。


ここだ!俺は素早く滑車をロープから取り、城の屋根に捕まる。

危なかった、、ここから下にある窓に向かってそこから侵入しよう。

俺はゆっくりと慎重に下に降りて、窓の所まで行き、窓を開ける。


「誰もいなさそうだな。」


誰かの部屋っぽいな。早くNo.3を探さそう。

廊下に出た。家政婦か?メイドもいるな。

俺は反対の道に進み続けた。



「ーーーっー!」


誰かの喋り声がする。ドアの隙間から覗いてみる。

どうやら、、ここで会談しているようだ。

この部屋は王の間?王様が王座に座り、話しをしている。

誰がレガニス・ダリファーだ?


すると、後ろから足音が聞こえた。俺は振り返るがもう遅かった。


「侵入者め!バレていないと思っていたのか!」


俺は背後の護衛に気づくことが出来ず、捕まってしまった。

俺は護衛に引きづられ、王の間に連れてかれる。

偉い貴族たちは何事かと慌て始める。


「王様!この男が城に侵入し、会談の盗み聞きをしておりました!」


ヤバいな。このままじゃ俺は牢屋に入れられてしまう!


「誤解です!私はある人に会いに来ました!レガニス・ダリファーという人に!この中にいませんか?」


俺は呼びかけるが、出てこない。

もしかして最初からいなかったのか。


「お前みたいな奴があのレガニス様に会えると思うなよ。底辺冒険者が!檻にぶち込んでやる!」


くそ、こうなったらスキル発動!

とにかく、逃げるしかない。出口はどこだ?

とりあえずあのドアを出てそれから考えよう。


「おいおい、、待てよ。」


前から突然男が現れる。

ヤバい、止まれない。ぶつかる!

ドン、!図太い音が鳴った。

俺はその男に思いっきり殴られて、、気絶した。

そして周りの護衛達に取り押さえられた。


「侵入者確保!牢屋に連れて行け!」


「いや〜さすがです!レガニス様!あの侵入者を一発で気絶させるなんて!」


「あーあれ…侵入者だったんだ。突然突進してくるからびびって殴っちゃったけど、まあいいか。」


それにしても、あの侵入者……いや、まさかな…



「おい!--おい!起きろ!」

俺はハッとし、、急いで起きる。

周りの状況を確認し、自分が捕まったことを理解した。

手首に手錠のような物が掛けられており、外れそうにない。


「今日からお前はこの部屋でこいつらと過ごしてもらうぞ。…おい!お前ら、新入りだ!仲良くしろよ」


そう言い、、俺を檻の中にいれ刑務官の人はどこかに行った。


「おい新入り!何ボーとしてんだ……よ!!」


俺の腹を思いっきり殴る。

俺はその場で膝をつき、吐きそうなる。


おいおい、まじかよ。

ここからどうすればいいんだよ……



























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