図書館からようこそわが家へ
無料で本がいただけてしまう。しかも、いただく本は図書館側が不要とみなした本。お互いのウィンウィンで成り立つ皆が幸せになれるものがリサイクル図書。
リサイクル図書となると最初から好みでない本ですらいただいてしまうことが多い。数年前の学校が実施した時も2冊ほど持ち帰らせてもらったことを思い出す。
去年も最寄りの図書館で2冊ほど持ち帰らせていただいた。しかし、積んであるだけで未だに読めてない。
さて、先日もリサイクル図書目当てに図書館へ向かった。
月の始まりのおかげかいつもより面白そうな本が多く感動した。
あらすじが書いていなければ読書感想が書かれているサイトであらすじを確認する。私は興味が人一倍なのでどれも面白そうに思える。
一番興味のあったものがあったがハードカバーで太い本だったためやめた。しかも二段構成。私は模倣犯で二段構成に懲りている。
転生したらスライムだった件も二段構成だったのを恨んだほど、二段構成はどうも好きになれない。
自分の机が積んである本であふれかえっているのに、これ以上太い本を置いたらどうなるか。そう諦めたとはいえ、文庫本は2冊ほど手にしてしまった。
ミケランジェロの生涯と喜多川歌麿女絵草紙という本だ。
喜多川歌麿女絵草紙の方は、リサイクル本と書かれたシールも図書館のバーコードも貼ってなかった。しかも出版は2023年。これほど新しい本がリサイクル図書に出回ってきて良いものなのか。
ミケランジェロの生涯は、年月を感じさせられる紙質で、その上文字が小さいため通学中に揺れる車内で読んだら酔いそうになるほど文字が敷き詰められていた。実際、最近は慣れてきたというもの私は電車の中で本を酔うとすぐに酔う。
そんな私が持って帰ってしまったのは美術が好きだからだ。
ミケランジェロをはじめとする世界三大画家に関する授業のおかげで美術に興味を持ったのを思い出す。あれがなければ私は今頃美術館に通っていないだろう。
思わぬ出会いを果たし、無事に我が子となった二冊の本を抱え、私は鼻歌でも歌いそうな気分で帰宅した。
正直、大きな図書館にでも行ってリサイクル図書クレクレやりたくなってきた。リサイクル図書はなんてウィンウィンな素敵な関係なんだ。




