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校内百人一首大会

百人一首。

これは凄く昔から大好きで、暗記に対して意味を見出さない私が小学生の頃に百人一首の札と見つめあい勝手に覚え始めたことがある。

昔から百人一首のわかりやすい意味が載っている本を読み漁っていた。おかげで、無理やりつくられた語呂合わせより話の内容の方が覚えやすい。

ちなみに、人生最初に覚えたものは安倍仲麿の天の原から始まる故郷を忍ぶ一首である。


内容的に好きなのはやはり清少納言の強気の賢さも兼ねた夜を込めてからなる一首である。


百人一首大会。

これも大好きな行事である。

卒業した学校でも毎年恒例の行事だった。二時間もかけて、百首を読み切る。これを二戦繰り返す。

一度だけ、とった枚数が学年4位まであがったことがある。表彰されてこれまた天狗となり百人一首がさらに好きになった。


さて、新たな学校でも百人一首大会があると知り私の胸は高鳴った。

しかしながら、クラス代表五人のみの対戦というのだ。残念ながら私は百首すべて覚えているわけではないのでクラス代表に選ばれるかは自信がなかった。

運が良かったのか得意札が読まれたおかげでクラス代表になることができた。


そして、本番大会当日。

当日、八分間のみしか札を読まれないことに戦慄した。トーナメント方式でクラス数が多いわが校では仕方のないこととはいえあまりにも得意札が読まれなかったらどうしようと不安に襲われた。


第一回の相手は下の学年だったこともあり何となく勝っていた。とはいえ私のとった札は片手で数えられるもので隣の四人の札と比べるとまことに情けない結果であった。

こんなはずではない。実際練習ではとれることもある。焦りつつも調子が悪かっただけだと、第二回戦ではクラスの勝ち負けより自分の札を多くとろうと決めた。


が、これが敗戦に終わる。自分のとり札は何とどこにも存在しなかった。


トーナメント表を見る限り私のクラスと次に当たるのは上の学年だと予想していた。三年ほど差があるため、まさか下の学年が勝つまい。上の学年と戦うのならば仮に、負けたとて年齢を言い訳にできる。そんな気持ちも存在はしていた。


しかし、勝ち上がってきたのは下の学年だった。

何とかなるだろうと高をくくり札が読まれた瞬間。下の学年の凄さを思い知らされることになる。

詠まれたと同時に札が消えているのだ。取るのが恐ろしく速い。見つけるのも速い。得意札が読まれたところで、相手の方が数段も速い。


数枚獲得できた人はいるものの、負けは明らかだった。


あっという間に八分間が終わり。私は二回戦通してどちらも思う存分活躍出来ていないことを悔しく思った。消化不良だ。


負けた言い訳ならいくらでも浮かぶ。ここに羅列するのはさすがに示しがつかないのでやめておこう。

ただ、私たちに勝った相手チームは結局勝ち抜き優勝したそうだ。年齢だけがすべてではないらしい。

優勝候補と負けたとなるとある意味鼻が高いね。


来年は今年の優勝チームほどに仕上げよう、一年あればなんとかなるさ。そう学んだ一日であった。


二話時点でたくさんの方に読んでいただいて、凄く驚きました。ありがとうございます。

どこかに行った話ならば写真は載せますが基本このような学校メインの話になるかと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

いつもお読みいただきありがとうございました。

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