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童話

九本弦のバイオリン

作者: 六福亭


 その少年は、妙ちきりんないでたちだった。

 

 真っ赤なマフラーに、古ぼけたぶかぶかの黒い外套を、春でも夏でもお構いなしに羽織っている。足元はひびだらけの革靴だ。周囲にいるスーツや制服姿の人々は、少年とすれ違うたびに、ちょっと口を開けて彼を見送った。これからお芝居にでも出演するつもりかのような、古くさい格好だった。


 少年は人の視線など物ともせずに歩いている。マフラーに口元をうずめ、温かい息を吐いた。目的地の決まっていない、長い散歩だった。


 不意にバイオリンの音が耳に飛び込んできた。少年ははっとして、素早く辺りを見回した。音の出所はすぐに見つかる。道端でバイオリンを弾いている青年がいたのだ。


 少年は肩を落とした。その演奏もなかなか上手だったけれど。


 

「坊や、お父さんお母さんは?」

 見知らぬ男が、少年に話しかけた。少年は戸惑いながら、正面をふさぐその男を見上げる。薄ら笑いを顔全体に貼りつけた、胡散臭い奴だ。

「家にいる」

 言葉少なに答えた。

「お家はどこ?」

「遠いところ」

 すると男は両手を広げて言った。

「もしかして、君には大人の助けがいるんじゃないのかな?」

 少年は黙っていた。大人__今目の前にいる男のような人達が、僕の力になってくれるとは思えない。いやそれどころか、こいつは僕を捕まえて、牢屋や感化院に放り込むつもりかもしれない。

「坊やのお名前は?」

 少年は首を振った。

「答えたくないのかな? 何故?」

 その時、少年は確かに、遠くにバイオリンの音を聞いた。少年は駆け出した。男が何事かわめきながら追いかけてくるが、構っていられなかった。


 そのバイオリンの音は耳の中でまだ響いている。どこから聞こえるのだろう。近づいたと思ったら、遠ざかってしまった。だけど決して鳴り止むことはない。少年を誘っているのだ。


 奏でられるバイオリンの曲の名前を、少年は知らない。けれど、今までに何度となく聴いたことがある。だから、少しずつ音が低くなっていること、そろそろ曲の終わりに近づきつつあることを、少年は知っている。


 少年は立ち止まった。これ以上走り回っても無駄だ。息が切れるだけ。それよりも__

「見つけたぞ……こいつめ!」

 さっきの男が、悪態をつきながら少年の背後で息をついた。少年は男に向き直り、上ずった声で質問した。

「ねえ、ここらで一番高い建物は何?」

「何ってそりゃあ……」

 男は腹を立てつつ、唐突な質問に答えようと眉間にしわを寄せた。

「世界貿易センタービルだろうな」

 男の視線の先には、一対のビルがある。少年は「ありがとう」も言わずに走り出した。慌てて追いかける男が疲れでついにひっくり返ろうが、お構いなしだ。途中で、自転車を借りた。走るよりも何倍も速い。


 世界貿易センタービルの入り口まで辿り着いた時、バイオリンの音は曲の終盤に差し掛かっていた。少年はにやりと笑い、ビルの壁に抱きついた。周りの大人が呆れながらこの変てこな少年を眺めている。


 バイオリンの一番低い音が少年の耳をくすぐった。少年はいっそうきつく壁にはりつき、目を閉じた。弦をはじく、重たい音がした。


 ビルが歩き出した。少年はうっすら目を開ける。いつの間にか、彼がしっかり抱きかかえていた固い壁は、灰色の柔らかい肌に変わっていた。少年をのせた巨大な足の甲が、地響きをたてて沈み込み、また浮き上がった。

 

 少年は顔を上げる。今自分を運んでいるモノの正体を、彼は知らない。その全貌を見たことはない。あまりにも大きいからだ。


 それは、天よりも背の高い巨人だった。巨人は、やはり馬鹿でかいバイオリンを小脇に抱え、弓を肩に担いでいた。

 歩きながら巨人は、時折バイオリンを弾いた。巨人の肌を通して、しがみついている少年の耳にも音楽が伝わってきた。さっき聞いたのとは違う曲だ。


 音楽にはうとい少年だけれど、一つ分かることがある。巨人が弾く演奏は、他の誰にも再現できまい。


 巨人が幾度かバイオリンを手にぶら下げて歩いたので、少年も見ることができた。つやつやした木の胴の中には、教会を三つも四つも入れられそうだ。ピンと張った弓の毛は純白で、一体どんな馬の毛を使っているのか想像もつかない。そして、広い指板しばんを等分する弦は九本もあった。


 普通のバイオリンには、弦が四本しかない。そのことは、少年の父がバイオリン弾きだったので知っていた。一体誰が、どんな目的でこの奇妙なバイオリンを作ったのだろう?


 巨人が立ち止まった。少年は目を閉じて、また開けた。いつの間にか彼は、一本の老木にしがみついていた。巨人の姿はどこにもない。バイオリンの音も聞こえなかった。


 周囲は夜だった。だから、どんな場所かも分からない。少年は老木の根元に座り込み、ふところのパンを取り出した。かじると堅かったけど、ぜいたくは言っていられない。


 巨人は行ってしまったのだ。次にまたあのバイオリンの音が聞こえたら、巨人を探しに行かなければならない。さもないと、自分だけがここに取り残されてしまう。


 少年は外套とマフラーをきつく体に巻きつけて、地面に横になった。今があたたかい季節で良かった。外でも眠れるんだもの。


 巨人のバイオリンを最初に聴いたのは、父親と大喧嘩した日の夜だった。つまんないことで腹を立てて、お互いひどい言葉を投げつけあって__はずみで少年は家を飛び出した。もう絶対、帰ってなんかやるもんかと決意しながら、家からずんずん離れて行った時だ。

 バイオリンの音がどこからか聞こえてきたから、父さんが弾いているのかと思って、こっそり音の出所を探した。喧嘩したばかりだから顔を合わせる気はなかったけど、大事な一人息子に家出されて、悲しんでいるんじゃないかと思ってさ。けれど、どこまで探しても、バイオリンを弾いている人は見つからなかった。そして歩き疲れて、今みたいに大きな木にもたれて眠っていたら__いつのまにか巨人が、少年をどこか知らないところに連れ出していた。


 喜ぶべきなのかどうか、今でも分からない。巨人は、家出したいという少年の願いを叶えてくれたのかもしれない。名前も知らないいろんな町に残されて、楽しかったのは最初だけ。こんなにいろんなところに連れ回されて、いつ帰れるかさっぱり分からないだなんて、思ってもみなかった。



 目が覚めると、もう昼に近い時間らしかった。太陽が高く昇り、暑いくらいに少年を照らしていた。

 少年はのびをした。家と、父親の夢を見た。きっと今頃心配している人の夢を。それから強くかぶりを振って、周りを散策しようと立ち上がった。


 町へ出ても、少年が着ているような外套やマフラーはどこにも見当たらない。たいてい皆、シーツを適当に巻きつけたような格好をしていた。白い顔の人も、黒い顔の人も、ひげぼうぼうの男も、派手なお化粧をした女も、楽しそうに通りを闊歩していた。あまりにも暑いので、少年はとうとう外套を脱いだ。どこか涼しいところに行きたいな。


 川べりに腰を下ろし、少年はため息をついた。巨人は、世界中どこでも歩いて行ってしまうらしい。巨人の足にくっついていた少年も、意図せずあちこち引きずり回されている。ここが故郷からどれだけ離れているのか、見当もつかなかった。


 川の中で、一人の若者が魚を穫ろうとしていた。大きな網を何度も投げているけれど、ちっとも魚が入ってこないらしい。少年はその様子を見て思わず笑った。


 彼の近くに座っていた男も、笑っていた。少年がそっちを見ると、目を合わせてにこりとした。ずいぶん感じが良い。少年は不意に人恋しくなって、その男の側に寄った。

「こんにちは」

 少年が挨拶すると、男も応えた。

「こんにちは」

 彼は、坊やとは呼ばなかった。それで、少年は少し気を許してもいいかと思った。

「あの人、なかなか成功しませんね」

「そうだね」

 男は、のびかけのあごひげをかいた。かきながら、呟くように言った。

「魚を捕まえるのも、人間を捕まえるのも難しいよ」

「人間を?」

「そう」

「捕まえてどうするの?」

 男は少し考えた。彼の長い髪は、風が吹くと後ろになびいた。

「魚だったら、捕まえた後は食べるしかないだろう。でも、人間にはいろんなことをしてやれる。救うことも、破滅させることも」

 男はのんびりとした口調で言った。少年は、どう答えたらいいか分からなくて、川の中の漁師を眺めていた。少し変な人にしゃべりかけてしまったかもしれない。密かに、早くあのバイオリンがまた聞こえてくれないかなと祈った。

「それに、人とは話ができる。これが魚とは大きく違うところだな。話ができる相手とは、時間がかかってもきっと分かり合える」

 少年は男をちらっと見て、また川に視線を戻した。

「変なこと考えるんだね」

「そうだね。私は昔から、こういう話をするのが好きだ」

「昔からって、いつから?」

 男はすぐに答えた。

「お父さんに会った時から。その日から、お父さんの愛にどう応えられるか、そればかり考えているよ」

「お父さん……」

 少年は自分の父親を思い浮かべた。バイオリンが好きで、毎晩弾いてくれた父さん。手先が器用で、木からおもちゃをたくさん作ってくれた。父さんが適当に作った歌を、夕食の後で一緒に歌うのが楽しかったな。

 けれど、厳しくて、げんこつは痛かった。


 少年は憮然として腕に顔をうずめた。永遠に続くかと思われる父さんのお説教も、固いげんこつも、今では何もかも懐かしい。


 あの時、僕が家を飛び出しさえしなければ、今でも父さんと一緒にいられたのに。


「大丈夫?」

 男が、少年をのぞき込んでいた。

「具合が悪いんじゃないかい?」

「ううん、平気」

 それでも、男は少年の背中をさすってくれた。

「……おじさんのお父さんは、近くにいるの?」

 男はうなずいた。

「すぐそこに」

「え、どこ?」

 すると彼は、空を指差した。目の覚めるような青い空だ。指を大きく円に動かしながら、男は言った。

「私の父は、あそこにいる。いつでも、私を見守ってくれている」

 少年は、その言葉の意味を考えた。けれど、何度振り払っても、自分の父さんの顔が浮かんできて、悲しくなった。

 

 家に、帰りたい。こんな、知らない人しかいない場所ばかり行ったり来たりするのは、もう嫌だ。自分のベッドの上で安心して眠りたい。父さんに抱きしめられたい。友達と遊びたい。見知った風景だけを見ていたい。

 

 少年がとうとう泣きじゃくりながら吐き出した本音を、男は黙って聞いてくれた。この少年が何を言っているのか、男にはさっぱり分からなかったかもしれない。けれど、彼はずっと側にいた。


 さんざん泣いた少年がしゃっくりをようやく止めた時、男は提案した。

「一緒に、その巨人を探してみよう。きっとまだ、この近くにいるんだろう?」

「分からないよ。だってこの前は、全然違う場所のビルに化けてたんだもの」

「大丈夫。きっと見つけられる。信じて」

 男は自信に満ちた声で言った。そして、二人は漁師を残してその場を離れた。


「君は一体、いくつの場所を旅してきたの」

 この辺りで一番大きな建物を探し回りながら、男は聞いた。

「たくさん。この前のとこはにぎやかで鉄の家がたくさん建ってたし、その前は誰もいないジャングルだったよ。黄金でぴかぴかの町も、寒い雪の中で戦争してるところも、猿ばっかり歩いてる変な町も見た」

「その中で、どこが一番良かった?」

 少年は考える間もなく答えた。

「自分の家と、自分の町」

 その答えを予想していた男は、微笑んだ。

「じきに帰れるよ。音は聞こえる?」

 少年は、耳を澄ました。

「……何も聞こえない」


 背の高い建物は、いくつか見つかった。町のはずれにある物見やぐら。貴族の立派なお屋敷。格闘競技場だって、他の建物と比べたらすごく大きい。どれも巨人が化けている気がして、どれか一つに賭けることはできそうになかった。

「あいつは、どこに隠れているんだろう」

 すっかり疲れてしまった少年は、地面に足を投げ出して座った。

「バイオリンも、全然聞こえてこないし……」

 男はまだまだ元気そうだ。腕を組んで、建物の名前を列挙している。

「……ねえ、まだちょっと歩く元気はあるかい?」

 にっこり笑っていう男に、少年は警戒する。

「どうしてそんなことを聞くの?」

「ここから離れたところに、あるんだよ。巨人が化けているかもしれない場所が」


 それから二人は半日歩いた。ひいひい音を上げる少年を、男が激励する。町から離れ、丘や森を越えて、ずいぶん遠くまで来てしまった。


 今までいた町は、もう見えなかった。日が暮れかけて、辺りが暗くなってきた。それなのに、男はまだ歩くという。

「ちょっと休もうよ」

「駄目だ。もう少しだからね」

「ずっとそればっかり言ってるよ」

「今は本当に、もうすぐだよ」

「嘘だあ」

「嘘じゃない。__ほら」

 岩ばかりの丘のてっぺんに登り、男は眼下を手で示した。ちょうど西の地平線に消える直前の最後の光が、かろうじて少年に見せてくれた。

 目の前に、バイオリンの形の湖が広がっていた。

「君が地面に描いてみせた、楽器の絵にそっくりじゃないか?」

 男の言葉に少年は何度もうなずいた。バイオリンの湖だ。指板もまっすぐに伸びている。

「巨人は、きっとこの近くにいるよ」

 今こそ、その言葉を信じられる気がした。


 夜になると月が出る。その明かりで二人は、なおも歩いた。湖は、小高い山のふもとにある。町からも見える、美しい山である。

「喉が渇いたろう」

 そう少年を呼び止め、男が湖のほとりにしゃがみこんだ。少年も真似をする。

「この湖の水はおいしいよ」

「前にも来たことがあるの?」

「しょっちゅうだ。……私が好きなところだから、巨人も気に入ったかなと思ったのさ」

 水をすくって飲むと、からからの喉が生き返った気がした。水はひんやりと冷たくて、混じりけのない真水だった。

 もう一口飲もうとかがみ込んだ少年の耳を、低音がくすぐった。


 少年は顔を上げた。聞こえる。確かに聞こえる。バイオリンの弦をはじく音だ。男が少年の顔を見た。

「どうした?」

「バイオリン!」

 男は首を傾げるばかり。

「聞こえないの?」

「……ああ」

 こんなにはっきり、聞こえるのに。一番低い弦の音から、少しずつ高くなっていく。あんまり待ちわびた音だから、もうどの弦を弾いているのかすら分かる。

 男の静かな目と少年の目が合った。

「よかったね」

 男は少年の肩を叩き、微笑んだ。

「山に登るんだ。巨人は山に化けている、そんな気がする。……嘘じゃないよ」

「嘘だなんて、思ってないよ」

 少年は、男の手を固く握った。

「ありがとう! 僕、あなたのこと、ずっと忘れない」

「こちらこそ。楽しい経験だった。……さよなら」

「さよなら!」

 少年は、男に背を向けて、山の中へと走って行った。



 静かだった。バイオリンの音だけが、少年の体を震わせる。夢中で走って、急な坂道の途中で少年は突然、寝転がった。体力の限界だ。これ以上、走れない。

 ものすごく疲れていたけれど、清々しい気分だった。バイオリンの曲に意識を集中させる。もう、二番目に高い弦まで、音程が上がっている。出発は近いらしい。

(どうか、家に帰れますように)

 少年は、夜空の月や星を睨みながら、それだけを祈った。夜空は、どこでもきれいだ。けれど、大好きな人達と、大好きなところで眺めている方がずっといい。

 巨人の見えない指が、最高音をはじいた。


 辺りが揺れた。今までよりもずっと優しい衝撃だった。だから、少年はしっかりと目を開けていられた。


 だから、自分のいるところもすぐに分かった。灰色の、家ほどもある広さの手のひらの中。巨人の手の中に少年はいた。


 見上げると、巨人が持つバイオリンがすぐ近くに見えた。真っ黒な指板に、弦が一、二、三、四、五、六、七、八……九本。やっぱり、九本ある。一番低い弦は、神殿の柱ほどの太さがあった。それに対して一番高い方の弦は、少年の腕よりも細かった。

 

 巨人は不意に立ち止まり、少年を地面に下ろした。少年が戸惑ったままその場に立ち尽くしていると、おもむろにバイオリンを構え、演奏を始めた。少年の父親がよく弾いてくれた、お気に入りの曲だった。弦が四本もあれば十分な曲だ。けれど巨人は九本の弦を全て使って、多彩な響きを生み出していた。


 演奏が終わると、少年は思わず拍手をした。すると、巨人がやおら腰を折って、深々とお辞儀をした。口をきかない巨人だけれど、照れているようだった。

 少年がまばたきした次の瞬間、巨人は消えていた。


 今は朝方らしく、東の空に太陽が少しだけのぞいていた。少年はその場から動かなかった。

 

 目の前に、家がある。壁の模様も、玄関も、屋根も煙突も、全て少年が知っているものだった。


 帰ってきたんだ。わっと歓声を上げて、少年は家の中に飛び込んだ。そしてぎゃっと悲鳴を上げた。


 こんな時間なのに、父親が扉を開けてすぐのところに立ちはだかっていた。少年が帰ってくるまで、どれだけ時間が経っていたか、感じさせないほど当たり前に父親は息子を睨んでいた。

 少年が身を縮めるのと同時に、父親は拳を振り上げた。そして、振り下ろす前に動きを止めた。

 げんこつを覚悟していた少年が不思議に思う。父親は、絞り出すように言った。

「長い夢を……見ていたんだろうな。お前も、俺も」

 少年はうなずいた。父親は、また渋い顔のまま、腕を下ろした。それから、長い旅をしてきた幼い息子を抱きしめた。

「おかえり」

 少年は、父親の腕の中で、ぎゅっと目をつぶった。口を開くと、いろんな感情が涙とともに押し寄せた。

「ただいま!」

 

 家の隅には、作りかけの小さなバイオリンがある。少年はまだ知らないけれど、息子の十歳の誕生日のために、父親が作っていたバイオリンだ。巨人特製のバイオリンには、弦が五本も足りないけれど。

 





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― 新着の感想 ―
[良い点] 不思議なお話ですね。 巨人とバイオリンという取り合わせが斬新でした。 どうしたらそんなこと思いつくのでしょう? 巨人が悪い巨人ではなくて、少年が家に帰れて、本当に良かったです。 読ませてい…
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