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笑わない令嬢 呪いの人形姫ソフィア  作者: くるくり
呪いの人形姫と戦場の殺人鬼
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運命の出会い 5

エンニか12歳。ソフィアが10歳の頃。

婚約者候補が決まりつつあった。


国王と軍部派からは

ドミバレロ伯爵家令嬢イーダ。

将軍バーミンの孫娘の

ロングバレイ伯爵家令嬢ミンティ。


王妃と商業交易領主派からは

フェンロール子爵家令嬢ソフィア。

ミルクレイド子爵家令嬢シルティー。


の4人の候補者でほぼ決まりだった。


エンニが13歳。

更に候補者を絞り込み

2名を選出した。

イーダとソフィアの名前が上がっていた


このまま順調に進めば

ソフィアに決定するはずだったのだが…。


エンニが14歳。

悲劇が起きてしまった。


隣国からの工作員が王国内に

入り込んだという情報を聞き

国王は王妃と王女を別城へ

一時的に避難させる事にする。


だが、馬車で移動中に襲撃され

王妃と王女は亡くなってしまった。


2人の死は

王国の空気を一辺させた。


まるで王国の

暖かな太陽と明るい希望を

失ったかのように

人々の心が暗く沈み込んでしまった。


そして

隣国カシール王国への

怒りと憎しみが

湧き起こった。


王城では更にひどい状態だった。

カルロス王は床に伏してしまい

エンニとレントは

母と妹の遺体から離れようとはせず

王城内に悲痛な叫びが響き渡っていた。


人々の悲しみを癒すように

祈りの鐘の音が心に染み入る中

葬儀は無事終わった。


非道な襲撃に憤怒を感じながら

カルロス王は、王妃アンナの願いである

子供たちの為の平和な国作りを

実現すべく、戦争を避けたいと

カシール王国との交渉に奮闘していた。


たが、カシール王国は

工作員によるテロ襲撃を否定し

話し合いは、決裂してしまう。


そして、両国の国交は

全て断絶となってしまった。


これを機に

戦争へのカウントダウンが始まって

行くのだった。


エンニは戦争へ向けて

戦士としての特訓に

心血を注いだ。


そして、王妃アンナが亡くなったことで

ソフィアの婚約者決定の話も

流れてしまうのだった。
















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