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プロローグ 神話 ゾルティアルが舞う夜空
夜空に浮かぶ2つの月
ナーティアルとファーティアル
ある夜
2つの月の間に大きな星が生まれる
その星は毎夜大きくなり
やがて
2つの月から離れ
夜空のどの星より眩く光を放ち
ついには
昼でもその光を失うことがないほど輝き
ゾルティアルと名づく
ゾルティアルが夜空に上がると
他の星は見えなくなり
星消しのゾルティアルと呼ばれ
人々から忌み嫌われた
怒ったゾルティアルはさらに輝きを増し
光の尾を引き
星を落としながら
夜空を覆い尽くした
人々は慌て恐怖し空に祈った
見かねた双子月
ナーティアルとファーティアルは
互いの体を引き寄せ
重ね合い
その身をソルス神に捧げる
ソルス神は光のリングを双子に授けた
そのリングを見たゾルティアルは
日に日に小さくなっていき
いつか星達に混ざっていった
ただ
ゾルティアルは
大地にいくつかの星を落としていった
その星は人々に光と闇
命と争いを与えた




