閑話 ウリ坊のお世話係
私はティファ
アカマット村に住む5歳の可愛い女の子
三度の飯より四度の飯が好き。
先日、お兄ちゃんがウリ坊を2匹拾ってきた。
「わー美味しそう~!」
私のテンションは爆上がり、、
しかも夜は肉祭り。
その時食べた香草ローストと塩茹でが美味しすぎて・・・
気が付いたらウリ坊たちをローストとシオユデって呼んでた。
お兄ちゃんに面倒見ててって言われて
いつの間にかそのまま私がお世話係になってた。
鶏小屋の隣にウリ小屋を作ってもらったんだけど、
私がご飯をあげるようになると
ずっと私の後ろをついてくるから
私のベットで一緒に寝るときもあるの
ウリ坊たちのお世話係になって私の生活は急変した。
それまではお父さんとお母さんの邪魔をしない程度に畑の草引きや虫退治、
豆の皮むきくらいしか仕事がなかったけど、
今の一番の仕事はウリ坊のご飯集め。
私も食いしん坊だけど、
この子達、私に食い負けない・・・
なんでもよく食べる。
あっという間に私より大きくなっちゃった。
秋ごろにはもう私が拾ってくるご飯だけじゃ全然足りるわけもないから、
私がウリ坊に跨って一緒に森に行くようになった。
このころには性格もちゃんとわかるようになった。
食べ物に一直線、甘えん坊で、寝る場所も自由なのがシオユデ、女の子
周りをよく見て一歩引いてる警戒心があるほうがロースト、男の子
どっちも可愛いんだけどね。
秋も深まり森の実りをお腹一杯食べているウリ坊たちも大分大きくなった。
そんなある日お父さんが
「そろそろ猪たちを〆て冬の食糧の備えにするか」
そんなことを私に言ってきた。
「え・・・」
この子達を〆る・・・
たしかに美味しそうだけど・・・
いや、待って・・・
「餌の量も増えたし、冬を越させるの大変だろう」
お兄ちゃんがなんか言ってるけど、黙ってて・・・
どうしよう・・・どうするのわたし・・・・
「リタねえ~助けて」
「どうしたのティファ」
「ウリ坊たちが・・・」
リタ姉に相談したら、どこかの村でイノブタを家畜にしている人がいるって話。
村長さんが知ってるはずだって。
「レイお姉ちゃん~話があるの」
いきなり村長さんに話すのは難しいので娘のレイお姉ちゃんに話を聞いてみた。
「レイお姉ちゃんのお姉さんが嫁いだ先の村にイノブタを家畜として飼育してる人がいるんだって」
「ティファ、なんの話?」
お兄ちゃんは黙ってて・・・
「お父さん!ローストとシオユデを家畜として育てちゃダメ?」
必殺の上目遣いでおねだり全開勝負。
「・・・・・・かあさん」
よし!勝った。
冬前に、
レイお姉ちゃんに頼んで村長さんの紹介でイノブタの飼育してる人に会うことができて
ちょうど新しい猪の男の子が欲しかったそうなのでイノブタの男の子と交換することができた。
ローストとはお別れになったけど、シオユデにお婿さんができたと思えばまあ良し。
ウリ坊あらためイノブタたちをたくさんふやして・・・
肉祭りの開催を増やすんだから!




