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22 魔法属性

「正確には基本全属性っスね

それ以外には時空魔法、精霊魔法、召喚魔法、神性術、錬金術なんかがあるっス」

そうフェイが教えてくれる。


「全属性ってすごいんですか?」

ヨークがフェイに聞いた。

「凄い何てもんじゃ無いっスね、新人(ニューフェイス)では自分は初めて見たっス」

そう言いながら2人はライトの顔を見ていた。


たとえテスターでの属性が無くても絶対にその魔法を使えないわけではなく

使い続けていれば初期や中級、中には最上級まで使えるようになった例もあるそうだ。

多属性の適正があったとしても戦闘においては初級、中級の魔法を10種修得するよりも上級魔法を1種修得した方が断然有利になる。

逆に軽い戦闘や採取を中心に冒険するならば多種多様な魔法を覚えた方が便利な場合もある。


「ようは自分の冒険者スタイルに合わせて成長していくのが大事ってことっス」


災害級の強敵を倒すならば強力な魔法は必須だが日々の仕事として冒険者をするならその限りではない。


「7属性を100日づつ修練した人と火属性だけを700日修練した人が戦ったらほとんど後者が勝つっスね

ただ、普通に冒険者をするなら水が出せて火を付けられて土壁を構築でき風を操れて回復もできるって方が便利っス」

「「なるほど~」」

2人は相槌を打ちながらフェイの話に聞き入っている。


「無属性っていうのはどういう魔法なんですか?」

ヨークが続けてフェイに質問をする。


「無属性は他の属性に比べて比較的新しい属性なんっスよ

マジックミサイルや念動力、身体強化なんかがそうっスね」


「無属性は新しいんですか?」

「そっスね、4元属性は始祖から研究が盛んで最上級魔法も数種類発現してるっス、光と闇もそれぞれ第一人者からなる弟子が数人はいますが無属性の最上級は未だ未発現っスね」

「それじゃあ無属性は弱いんですか?」

「そんなこと無いっス、87発のマジックミサイルを同時に別々の標的に命中させた記録があったり、念動力で空中から一方的に攻撃したり、身体強化の達人のアンガス・ハーバルはS級冒険者っスからね」

「「なるほど~~」」

2人は興味深々で揃って頷く。


「全属性ならどんな魔法から覚えていくのがいいですか?」

今度はライトがフェイに質問してみた。

「そっスね~、ライトさんは魔力が多いっスから・・・なんでもイケそうっスけど、やっぱりスタイルっスね」

「スタイル?」

「そうっス、例えばソロで火魔法しか使えないとホーンラビット狩る時も対象は丸焦げではお金は稼げないっス。

それがゴブリンの巣を攻略する場合は洞窟であれ村であれ火魔法は効果絶大っスね。

強いて言えばライトニードルなんか自分のお勧めっスね」

フェイはそう言って壁に掛けてある丸い木の的に向かって手を伸ばし唱える。

「光源よ我手より光の針を放てライトニードル」


フェイの右手が一瞬光るとシュッと音を立てながら光の筋が的まで繋がる。

的の中心に光の針が刺さって消える。

「おおおおお~」

「凄いですヨ」

ライトとヨークが拍手しながらフェイに賞賛をおくる。

「ライトニードルは魔力消費が少ないし対象の毛皮や内臓も傷つけにくいっス

ちなみに自分は風と光と無属性の修練担当なので良かったら予約して受講してくださいっス」

※フェイに無属性の担当を追加しました。

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